20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.5
2019.11.5
(↑今回講師を務めた当社和田)
和田はまず、参加者にこんな質問を投げかけました。
2017年現在、日本人の平均寿命は?
答えは約84歳です。
では、1988年以降の先進国に生まれた人の平均寿命は何歳になると予想されているでしょうか?
リンダ・グラットン著「LIFE SHIFT」によれば、今の20代の人たちの平均寿命は約100歳です。日本人に限って言えば、107歳になると予想されています。
(↑今の20代は100歳まで生きる)
現在の人生のイメージは、多くの人が、60歳程度で退職して年金をもらい始め、80歳程度で寿命をまっとうする、というものだと思います。
ただ、平均寿命が100歳になる20代の皆さんは、本当にそのイメージでいいのでしょうか?
和田の問いかけに、会場の雰囲気は不安感が漂い始めました。
出典:リンダ・グラットン著「LIFE SHIFT」
年金制度ができたのはいつでしょうか?
国民皆年金制度がスタートしたのは1961年です(制定されたのは1959年)。当時は60歳から年金がもらえる制度でした。
では、1961年当時の平均寿命は何歳だったでしょうか?
当時の平均年齢は約68歳でした。この時の日本の総人口は約9300万人、そのうち60歳以上は約830万人です。10%に満たない程度でした。
つまり、年金制度ができた当時は60歳〜68歳までの約8年間適用される制度だったのです。
(↑当時と今では年金の状況は違う)
2017年現在。
年金制度は65歳から適用されますが、その65歳以上の人口は約3400万人です。平均年齢は先程示した通り約84歳。
つまり現状では、平均支給期間は11年伸びており、支給対象者は約3倍の人に支給しているのです。
今はまだ年金制度は崩壊していませんが、今後も制度は維持できるのでしょうか?
私たちは年金がもらえるのでしょうか?
年金制度が今後実際にどうなるかはわかりませんが、もらえなくなる可能性もあります。
そこで、年金制度がもらえなくなるという前提のもとにグループディスカッションを行いました。
将来の私たちにとって「大切なこと」とは何なのでしょうか?
和田は、自身が考える、100年生きる時代=100年時代において大切な要素をあげていきました。
ここではそのうちの1つを抜粋してご紹介します。
100年時代において大切な要素の1つは「健康」です。
極論、死ぬ1日前まで健康で働いていれば貯金は必要ありません。
現代では「健康」というスキルは他のビジネススキルに対して軽視されがちですが、100歳まで生きる時代では「健康」な状態でいるというのも立派なスキルといえます。
この他にも100年時代に大切だと和田が考える要素を紹介しました。
ここで空気はガラッと変わります。
和田は参加者の方々にこう尋ねました。
給与をあげるためには何をしたらいいんでしょうか?
例えばサッカー選手のメッシや作家の村上春樹氏、経営者の孫正義氏のような人たちは、なぜ給与が高いのでしょうか。
(↑超一流のサッカー選手の給与が高いのはなぜ?)
それは、彼らに希少性があるからです。彼らにしかできないことがあるので、高いお金を払ってでも彼らにお願いするしかないのです。
では、どのようにすれば希少性を獲得することができるのでしょうか。
和田は、自らが希少価値の高い存在になる方法について解説していきました。
希少性を獲得することができれば、それに対してお金を払わざるを得なくなり、給与をあげることができるのです。
次のコンテンツは、「同じ会社?転職?独立?」というタイトルです。
和田は「会社に入ったらまず、自分はその会社で偉くなれるか。なるつもりがあるのか」を判断するのがオススメとしています。
転職、独立、起業、全てを経験した和田だからこそ考えられる寒暖基準です。
選択肢はこの3つの他にも、会社に残るという選択肢も、もちろんあります。ただどのような選択をした場合でも、複数の収入源はもっておくことをオススメします。
投資用不動産や、株式、生命保険の外貨運用等に取り組めば、会社以外の収入源をつくることも可能です。
現在は副業禁止の企業もまだまだありますが、長期的にこの風潮はなくなっていくと和田は考えています。
所属する会社以外にも「資産の再定義」で定義した資産の流入源を確保しておくのがオススメです。
最後は、和田が個人的に感じている超主観的なキャリア論が展開されました。
これまでの講義とは異なり、和田が完全に主観で語るキャリア論です。
和田の考える主観的キャリア論は以下の通りです。
10年前、今の自分を想像できた人はいるでしょうか。
多くの人は、10年前に想像していた自分とはまったく違うことをしていると思います。
未来予想図を作って逆算していっても、そのとおりになることはほぼありません。振り返ったときに、キャリアができたと感じるだけです。
和田はこれまで、会社員として2社経験していますが、任された仕事はどちらも、カンタンな仕事ではありませんでした。会社勤めの95%は、ハードワークをした思い出といいます。
ただそれがあったからこそ、多少のことでは動じなくなったといいます。ハードワークをしていた当時、「これは将来のためになる!」と感じてイキイキとやっていたわけではありません。
いま振り返ってみると、それは貴重な経験だったのです。
ここまで、人生100年時代にどう生きていくかを講義してきました。
ただ、平均寿命は100歳になるかもしれないけれど、今日の帰り道で死んでしまう可能性も0%ではありません。
今日この瞬間死なないという保障はないのです。