発想法

クリエイティブに仕事をするための、聖徳太子ですら知っていたたった2つの条件

1983年生まれ東京都在住。青山学院中等部・高等部卒。
慶應義塾大学総合政策学部にて、国際政治学を専攻。
卒業論文で学部優秀論文賞(SFC AWARD)受賞。
2006年住友商事に入社し、海外駐在を含めた実務経験から
様々なビジネスの知見を得る。
現在、歴史を軸にしたコンテンツ作成者として活躍中。
冷徹な分析力で現代社会とビジネスを診断する。

「クリエイティブな仕事」と聞いて思い浮かべる仕事はなんですか。デザイナーやカメラマンでしょうか。実はその仕事は「クリエイティブな仕事」ではありません。そもそも「クリエイティブな仕事」は存在しないからです。存在するのは「クリエイティブに」仕事をすることだけです。「十七条憲法」で有名な聖徳太子でさえも「クリエイティブに」仕事をこなしていました。聖徳太子が行った「クリエイティブに」仕事に取り組む条件とは何だったのでしょうか。この記事では、聖徳太子から学ぶ「クリエイティブに」仕事をするたった2つの条件についてまとめました。

世の中に「クリエイティブな仕事」は存在しない

クリエイティブな仕事とは具体的にどんな仕事でしょうか。

デザイナーやカメラマンといった職種や、広告や宣伝、テレビといった業界などにクリエイティブなイメージがあると思います。

逆にクリエイティブでない仕事とはどんな仕事でしょうか。

経理や人事といった職種、金融やメーカーといった業界などに対してクリエイティブではないイメージがあるかもしれません。

そのイメージは本当でしょうか。

広告や雑誌出版といったクリエイティブなイメージのある仕事であっても、惰性でルーティン化された紙面づくりをしていればそこには創造性はありません。

結論を言います。

世の中に、仕事それ自体が「クリエイティブな」ものなどありません。

あなたが「クリエイティブに」仕事をできるかどうかです。

 

クリエイティブさは常に必要

会計・経理の仕事であっても、そこにある会計基準や経理業務をベースにクリエイティブに仕事をすることは可能です。

この記事の筆者は新卒で総合商社の会計部隊に入りました。当時は会計や経理の知識を一切持たない状態でした。

業務・仕事のために必要な知識は当然勉強しなければいけません。

ただその先の業務の進め方については教科書などなく、新しい事態や問題に対してどのように対処していくのかが業務の中心でした。

当時、総合商社はトレードから事業投資へと大きく舵を切っていた最中でした。

そのため過去の延長線上に仕事の答えがあるわけではなく、業務効率化のための「新」システムや「新しい」会計基準の導入などが求められていました。

そこには今までになかったものを生み出すための創造性が求められました。

 

聖徳太子に見る仕事におけるクリエイティブさ

筆者はこういった業務を任される際に歴史上の偉人から多くの示唆を得ました。

特に聖徳太子の業務の進め方は参考になります。

彼は仏教という新しい知識を得て、日本初の女帝を支える日本初の摂政として自ら新しい業務を切り開いていきました

そのために人事制度(冠位十二階)の確立や組織運営の基本理念(十七条憲法)の制定に尽力していきます。

聖徳太子も全てを無から作り上げたわけではなく、同業他社(近隣諸国:中国・韓国)から多くの学びをえて、そこを自社(日本)の現状に合わせてカスタマイズして仕事を完成させました。

聖徳太子の問題意識の中には、組織を運営していくための豪族たちを指導する仕組みが確立されていなかったことがあります。

そのため「命令系統の透明化」を意図して「人事制度(冠位十二階)」「基本理念(十七条憲法)」を導入しました。

その結果、それまで整理されていなかった階級の序列を整理し、物事を決めるときの判断基準を明確化することに成功しました。

一部不徹底に終わってしまいましたが、新たな制度を導入したという点でクリエイティブに仕事をしたといえます。

 

クリエイティブさを実現するたった2つの条件

クリエイティブに仕事をするためには、

  • 創意工夫するマインド
  • 基本的なビジネススキル

が必要です。

聖徳太子は上記した新しい制度や理念の導入によって基本的な制度を整え、中国や韓国から学んだ歴史規範の整理や当時最先端の仏教の導入によって創意工夫しました。

筆者は、それまでになかった制度や理念を海外から手に入れた知識をもとに作り上げた聖徳太子の姿勢に我が身を置き換え、自分の会社で初めての業務に取り組んでいきました。

筆者は「基本的なビジネススキル」を簿記や会計基準の座学とルーティンワークから身につけました。

それらを踏まえて「創意工夫するマインド」として少しでも業務を効率化するべく、ワークシートや業務フローの改善に取り組みます。

その結果、他部署も含めた信頼を獲得することに成功したのです。そしてその後は、次の項で説明する好循環に入ることができました。

 

クリエイティブさが生み出す仕事の好循環

クリエイティブに仕事ができると

  1. 現状を打破しようとする
  2. 今までより早くミスの少ない業務フローを確立していく
  3. 信頼を得ることができる
  4. 信頼に応えようとさらに創意工夫をする
  5. 裁量が広がる

という好循環に向かいます。

クリエイティブに仕事ができるように20代でなれるかどうか。

各業界におけるお作法や知識は上の世代を簡単に追い越すことはできませんが、クリエイティブに仕事をできるかどうかは創意工夫を繰り返すことで乗り越えていくことが可能です。

 

結局クリエイティブに仕事をするとは?

クリエイティブに仕事ができれば、自分の最良が広がる好循環に向かうことができます。

そのためにはまず「創意工夫するマインド」「基本的なビジネススキル」この2つを身に着ける必要があります。

筆者は基本的なビジネススキルを日々のルーティンワークから、創意工夫するマインドを業務の改善から学びました。

この2つは、あなたがしている普段の仕事から学び取ることができるのです。

もしあなたの仕事が惰性化してしまっているのであれば、まずは自分の仕事から何を学べるか考え直すところから始めてみてくださいね。

 

この記事の筆者は、当メディアを運営するアクトデザインラボ社が開催する「ブレイブアンサープレイス」で講師を勤めています。

ブレイブアンサープレイスの詳細や日程は関連記事にまとめてありますので、合わせてご覧ください。

ブレイブアンサープレイスは本気でキャリアを考える場です。筆者以外にも様々な講師をお招きしてお話いただきます。

ブレイブアンサープレイスの詳細を見て、参加したいと思った人は、下記問合せフォームからお問い合わせください。

筆者が登壇する回では、クリエイティブに仕事をするための創意工夫について、歴史上の偉人たちの逸話を交えながら、皆さんの職場で実際に使えそうなヒントをお渡ししていきたいと思います。

ご期待下さい。





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