20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2017.6.16
2017.6.16
私の家族は、祖父が保護司で、父はJA仙台代表理事でした。父親は数万人の組織のトップでした。小学校、中学校、高校と父がPTA会長もしていました。そのため地域ではよく知られた家でした。私はそこに生まれました。
祖父も父も人を応援する職業についていたため、自分も人を応援したり役に立ちたいと思うのは自然なことでした。
大学は東北大学経済学部。大学生の頃は時給650円で本屋でバイトなんかもしていましたよ。バイト先ではかわいい女性が従業員として働いていて、この人目当てに本屋に来る人もいたほどです。
そこで、この女性に書評を書かせたらどうだろうと思ってやってみたところ、これがヒットしました。お客様のためにもなるし、お店のためにもなるし、いい仕事だったなと思ったのですが、違ったんですね。
勝手なことを行ったとして、このことをきっかけに店長に目を付けられてしまいます。「他に君に合った仕事があるよ」と不自然に勧められ、本屋のアルバイトはやめることになりました。まあ、遠回しにクビになったということですね。
この時のことをよく覚えています。組織で働くなら、その組織のトップの意向に沿わなければいけないと学んだ瞬間でした。
学んだ繋がりでいうと、私は自分は勉強に向いていないと思っています。私の叔父が非常に優秀な人で、理系の学部を出ていて、研究職として仕事をしていました。
よく叔父に勉強を教えてもらってたのですが、叔父のようにはなれない、学問を究める道では一流にはなれないと悟りました。
ただ学校には、勉強に向いていないからといって、他の選択肢を提示してくれる教師や大人はいませんでした。
地元では、祖父が秀一、父が秀策など、どれだけ上を辿っても「秀」。大きな期待を背負って育ったという気がします。不自由はしませんでしたが、生まれた瞬間から常に期待されながら育ちましたし、それをプレッシャーに感じていました。
それ以上に私には、誰も知らない土地で勝負してみたいという野心がありました。東京なら私のことを誰も知りません。狭い世界を脱出して勝負してみたかったのです。
誰も自分のことを知らない土地での勝負。まずはビジネスパーソンとして地力をつけなければと感じていました。
名前の知れている企業で成果を出しても、その企業ブランドのおかげという発想も強くあったので、新卒では名のしれていない会社に入ろうと思っていました。
1999年、当時スタートアップだったインテリジェンスに入社します。政府系金融機関やコンサルティングファームの選択肢もありましたが、自分の価値観を貫くならスタートアップしかありませんでした。当時、人材ビジネスでベンチャーといえばインテリジェンスくらいしかなかったです。
インテリジェンスを選んだ理由は
です。
チーム目標ではなく個人目標の仕事というのもポイントでした。チーム目標では自分の実力が測りづらいからです。自分にもできそうなことだったという理由もありました。
新卒入社後、プレイヤーとして成果を上げることができました。入社後に職業適性試験というモノを受けたのですが、私は、キャリアカウンセラーの職業適性に100%合致していました。
その当時の社員の方が皆受けて、管理部長から言われたのですが、適正に完全に合致している唯一の社員だったようです。
転職者のはなしを聞いて、最適な提案をする。キャリアカウンセラーの仕事は、私にとても相性のいい仕事だったのです。当時のインテリジェンスには、キャリアカウンセラーになりたいと言って入社するような人は私も含めてほぼいませんでした。
みんなインテリジェンスで働く人に魅せられて入社していましたね。当時の社長だった宇野さん(現U-NEXT代表取締役社長)が掲げたビジョンは「人と企業の最適かつ円滑なインフラをつくる」ことだったと記憶しています。とても自分には刺さりました。
結局、2005年3月までインテリジェンスにいました。
私の転職エージェントとしての強みはマッチング力です。私が企業と転職者をひきあわせると、企業側も転職者側も「相性が良い」と感じることが多いと思います。
大手の紹介業者は転職候補者に「書類選考が通る確率は10%程度。30〜40社エントリーして、3〜4社受けて、そのなかから決めましょう」とアドバイスします。
ただそれじゃ、自己応募と変わらなくないですか?
私が相談を受ける転職候補者の書類選考通過率は、会社にもよりますが、付き合いが深いところは100%です。理由は単純で、企業側に信頼されているから。「高野が言うなら相性が良いのだろう」という、その信頼で面接まで繋がるようです。これが私の強みだとお客様からは言われることがあります。
私に相談をする転職者は、通るかどうかわからない企業の書類を書く必要がありません。いまの仕事が忙しい中で転職活動をする人も多いので、喜ばれているポイントですね。
成長している会社を紹介したいからです。成長企業で働きますと、自分次第で仕事の幅が広げられますし、若くして昇進、昇格も可能です。勝ち癖をつけていくことができます。
成長させるということは痛みを伴うわけですが、若くして成長していきたい、仕事にコミットしていきたいという方には本当にいいと思います。もともとインテリジェンスはベンチャーでしたし、そこに新卒で入っているので、わたし自身の趣向とも合います。
自分自身は投資家や社外役員としても上場を経験したりもしています。従って、エージェント以外の目線だけでなく、役員や投資家目線で会社を見たり、アドバイスさせていただくことが、多少ではございますが、経営者の方にできているようです。
エージェント業界は基本、自分の強みを活かすのが良いと思うんです。金融出身のエージェントは金融業界に強みがあるし、ヘルスケア出身ならヘルスケア企業のサポートをするのが1番合っていると思いますよ。
最近の20代は、若くて優秀です。Webにあらゆる情報があるし情報取得力もあるから、キャッチアップも早いと思います。だから私は20代のキャリア形成に関しては楽観的です。
20代の方が日本人は少なく、大変貴重です。どこも人がほしいと言っています。ですから20代の方は思い切って仕事をし、成果を上げていけば良いと思います。
今後も優秀な起業家もどんどん出て来るでしょうね。
良いか悪いかは別として、変化でいうと、自分の世代と比べて働かなくなったと感じます。労働基準法に違反する会社はよくないけれど、労働基準を超えて働きたい人が「労働基準以内でしか働けない」というのは、ちょっと違うとも思います。
ただこれは難しいテーマです。
少なくとも「将来起業したい」「独立したい」「個人の力で生きたい」と思っていて、自分が天才ではないと思う人は、努力し続けますよね。イーロン・マスクは確かに才能もすごいでしょうが、人一倍働くから超一流なんですよ。努力は大前提です。
成功したいなら、努力は当然するべきものと思います。結局、自分自身が経験して良かったことだから、アドバイスとしてはバイアスがかかっています。ただ少なくとも自分は、人一倍働いた経験が今に繋がっています。人一倍働いて良かったと思っていますよ。一生懸命働いた人のほうが転職や起業もうまくいくことが多いですし。今はこれに加えて生産性も大事になったということだと思います。
一概にはいえませんが、違和感があるなら1度転職エージェントに相談したほうがいいと思います。少なくとも、デメリットはないと思います。相談時間は1時間程度です。長くても90分。その意見を聞いて、最終的な判断するのは自分自身です。そもそもキャリアに正解も不正解もないのですから。
また、履歴書、経歴書を作りますとキャリアの棚卸しになり、頭が整理されます。信頼できる転職エージェントを友人のような距離感に持てている人は、キャリア形成の意味では強いと思いますよ。
石の上にも3年という言葉があるけど、私は違和感があったり相性が悪いと感じる会社で続けなくても良いと思います。ピーター・ドラッカーも「最初の職業選択はくじ引きだ」といっていますが、これにはとても共感します。せっかく入った会社だからと無条件で3年やらなければならない理由はありません。思考停止とすら思います。
3ヶ月で見切っている人は決断力があるとも思います。ただ、3年で3回転職している人は何かがおかしいと思いますよ。そう判断する会社も多いです。最初の会社で違和感がある人が3ヶ月で辞めていることより、3年で3社続かないほうが問題だと感じます。
職種を変えたい人は、今いる会社で職種を変えて経験を積んで、成果を出してから転職するべきだと思います。採用する企業からすれば、職種を変えたい未経験を採用する理由がメリットがないからです。ただ、何かしらの理由ですぐにやめたい。あるいは、辞めなければならないけれど職種を変えて転職をしたい場合、勉強するというのも1つの方法です。
営業から経理になりたい人は、自社内で経理に異動できなくても、自分で勉強して簿記1級をとれば、未経験でも評価してくれる会社はあると思います。マーケティング職に就きたい人は、社内転職ができずとも本業のかたわらマーケティングのMBAを取得することはできます。ただそこまでやれる人は、これまでのわたしの経験上、少ないです。
やりたいことはなかなか見つからないものです。重要なのは得意なことは何かです。自分の強みは何かということです。自分はこの社会で何ができて、比較的人より得意で、どんな貢献ができるのか。それだけを考えるのがいいと思います。
例えばプロ野球選手。知人と話しましたが、野球が好きとか嫌いとか、もうそんな次元ではないところで戦っています。ヒットを打てなければいつクビになるかわからない。大ケガをした瞬間に職を失うリスクがある職業をしていて「この仕事が好きです!」とか「やりたい仕事です!」みたいなテンションだけではもうやっていけない。
ただ、野球が得意なのは間違いない。人より速く球を投げられた。遠くにボールを打てた。だから野球選手をやってるんじゃないでしょうか。
大事なのでもう1度いいますけど、やりたいこと探しを続けている方は一旦はやめてみましょう。得意なことをやりましょう。得意なこと、強みを探しましょう。わからなければ周囲に聞いてみましょう。
強みや得意なことで世の中に貢献しよう、だれかに貢献しようというのが仕事なんだと思います。
スタートアップやベンチャーに興味がある人のマッチングがうまくいくようになるのが夢です。求職者はどこが良い企業なのかわからないといいますし、企業は良い人材が応募してこないといいます。この乖離を埋めるのが私の役割であり、今後やっていきたいことです。夢として掲げるほど、取り組むことに価値があるテーマと思いますね。
高野さんのお話のなかで最も共感したのは「キャリアに悩みがある人は絶対に転職エージェントに相談するべき。その後、動くのか残るのか判断するのは自分自身。」というお話です。
相談することにデメリットが存在しない、確かにそうだなと唸りました。相談することにお金はかかりませんし、時間はかかります。一方で悩みがある状態で仕事をする方が時間を無駄にする可能性もあります。
ただ
というのはごもっともだと思います。
BraveAnswerの本記事を見て行動を起こしたい方には、高野さんが相談に乗ってくださる約束ができたので、ご興味ある方は以下のフォームからお問い合わせしてみてくださいね。
思い立ったときの勇気ある行動が、人生が変わるきっかけになるかもしれません。
※お問い合わせ内容に関してはすべて目を通した上で対応を行いますが、内容によっては対応できない場合がございます。あらかじめご了承ください。