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2019.11.11
2019.11.11
いつもご覧いただきましてありがとうございます。BraveAnswer編集部です。
グローバル化はグローバリゼーションとも呼ばれ、
です。
グローバル化に何を含めるかで意味の範囲が異なります。
例えば「経済のグローバル化」と言った場合、国境を越えて資本や労働力、知識や技術が移動することを指します。
グローバル化をもたらした要因は2つあります。
1つ目は国際関係の変化です。
現在のグローバル化をもたらした特に重要な要因は、90年代に入って社会主義圏が崩壊したことです。
これにより資本主義が有利な状況になり、市場主義の下で規制緩和や自由競争が推し進められました。
モノ・ヒト・カネが自由に国境を越えて盛んに行き来するようになったのです。
2つ目は技術進歩です。
輸送と通信のコストが比較的安価になりました。
初期の伝達手段は電報です。
それも徐々に発達し、国際電話になり、現在ではインターネットまで発展しました。
インターネットの発展は金融の流れを加速化させました。
これがいわゆる情報革命です。
では、グローバル化がもたらす恩恵や問題点はなんでしょうか。
メリット
国際的に分業が進展し、最適の国や場所において生産活動が行われるようになります。
したがって、比較優位性を持つモノの生産をすることにより効率的になります。
また、安い賃金で雇用することが可能になるため生産コストが下がります。
それだけでなく、世界的にも雇用が増加するので絶対的貧困の状態にある人々の数が減少するという見方もできます。
世界の様々な人材、知識、技術などを利用できるようになるので、技術や文化がより発展する可能性もあります。
グローバルな交流によって新たな技術や文化が生まれるのです。
金融危機や環境問題は、1国のみで解決できる問題ではありません。
これらの問題は国際的な協力が不可欠です。
グローバル化はこういった問題の関心を高めるとともに、協力を促してくれます。
一方で、大きな問題点もあります。
グローバル化は多くのメリットがあるものの、デメリットもあります。
ここでは3つ取り扱います。
デメリット
企業が海外で生産することは、安価な労働力を使って低コストで生産できることを意味します。
つまり極端な話をすれば、国内の生産拠点は不要になるということです。
国内を潤していたはずのお金は全て海外に移動してしまうのです。
したがって企業が海外へ生産拠点を移す場合、国内産業が衰退して産業の空洞化が起こります。
企業は安価な労働力を求め、海外に拠点を置きます。
優れた人材のみを日本から連れていき、現地の雇用水準の低い労働者を雇います。
したがって、本来日本人が就けたかもしれない職を現地の人が勝ち取ることになるのです。
これは日本人の失業者が増える可能性を意味します。
失業者の増加が雇用保険の増加を招き、経済的な負担が増えるというサイクルに陥ると予想されます。
グローバルな文化交流が増えて新たな文化を生むといったメリットがある一方、流入してきた他国の文化が自国の文化を侵食するといった事態も考えられます。
ただし、これはお互い様であるとも言えます。
例えばアメリカの文化が他国の文化を破壊していると非難されることが多いのは、その文化が他国にとっては過激であったり、効率性を追求するばかりに合理化や機械化が行き過ぎいているという批判があるからです。
節度や伝統を重んじる地域文化と相容れないこともあるのです。
グローバル化の恩恵を受けながら弊害を除去するには、社会的な基盤を整えることが必須と考えられています。
国際的に競争できる人材育成、研究開発が行われているかなど、インフラストラクチャーが重要になってきます。
発展途上国は先進国に比べて社会的基盤がおろそかなので他国の援助が必要となります。
グローバル化からもたらされる文化や政治面での対立を解決するには、EUが参考とされてました。
共通通貨のユーロを導入して経済的統合を推し進め、各種の行動から共通の価値観を確認し、異なる考えを克服しようという精神が見受けられます。
しかし、そのEUもイギリスのEUも離脱により亀裂が生じ始めているのではないでしょうか。
グローバルな共通体として考えられていたEU。
いずれにせよ、相手の考えを受け入れる精神が必要な条件となるのは変わらないでしょう。