真珠湾の場所はどこ?真珠湾攻撃とは?ついに実現した安倍首相の真珠湾訪問を解説

真珠湾はアメリカ合衆国ハワイ州オアフ島にある入り江のひとつです。日米開戦のきっかけとなった真珠湾攻撃の舞台です。安倍首相は2016年12月28日に真珠湾を訪問しました。オバマ大統領の任期の最後に日米の和解を示そうとしました。あなたは真珠湾についてどれくらいのことをご存知でしょうか。この記事では真珠湾についてまとめました。

真珠湾の場所はどこ?

真珠湾は、アメリカではパールハーバーと呼ばれています。

アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島にある入り江のひとつで、湾内にはアメリカ海軍の軍事拠点(軍港)が置かれていることで知られています。

ハワイ旅行などでよく利用されているホノルル国際空港は、真珠湾に隣接した空港です。

何より、太平洋戦争のきっかけとなった1941年12月8日の真珠湾攻撃で世界的に知られている場所です。

日本の首相の真珠湾訪問が実現

2016年12月28日、安倍首相は日本の現職の首相として初の真珠湾訪問を主目的とした訪問を実現しました。

現職首相の真珠湾訪問はこれまでも何度か行われています。

  • 1951年、吉田茂首相が真珠湾に面した米太平洋艦隊司令部を訪問
  • 1956年10月、鳩山一郎首相がモスクワでの日ソ交渉を終えた帰途に真珠湾を訪問
  • 1957年6月、岸信介首相がアイゼンハワー大統領との会談で訪米した際に真珠湾を訪問

などの記録が残っていますが、いづれも他の目的と合わせての訪問でした。

今回の訪問は、真珠湾訪問を主目的としてることが強調されています。

 

真珠湾攻撃とは?

真珠湾攻撃とは、1941年12月8日の早朝にアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対して日本海軍が行った航空機および潜航艇による攻撃のことです。

この攻撃が、日米開戦のきっかけとなりました。

奇襲攻撃

真珠湾攻撃は奇襲攻撃で行われました。

戦争の原則として、宣戦布告を行うというものがあります。それは「これから戦争を始めます」という宣言で、相手国に事前に通達することです。

しかし、真珠湾攻撃は宣戦布告の前に行われました。アメリカとしては、宣戦布告の受けておらず、何の準備もないままの攻撃でした。

遅れた宣戦布告

日本からの宣戦布告は、実は攻撃の30分前にアメリカに届いていました。

しかし駐米大使館が暗号の解読に手間取り、実際にアメリカ政府に届いたのは攻撃の40分後だったといわれています。

意図的に遅らせたのではないかなどの通説もあり、様々な意見がありますが、宣戦布告の前に攻撃が行われたという事実は変わりありません。

 

真珠湾攻撃の影響は?

真珠湾攻撃は、日本側からすれば成功に終わりました。

日本の意図は、主要基地の真珠湾を攻撃することでアメリカの戦意を喪失させ、短期決戦に持ち込むことでした。戦力では圧倒的にアメリカが有利であることを知っていたからです。

しかし、結果は真逆になりました。

リメンバー・パールハーバー

真珠湾攻撃は、アメリカにとっては宣戦布告の前のだまし討ちでした。

当時のアメリカのルーズベルト大統領は「リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな)」という言葉で、アメリカ世論を開戦へと導きました。

結果的に、真珠湾攻撃が長期におよぶ太平洋戦争の始まりになってしまったのです。

 

真珠湾訪問でどうなる?

今回の安倍首相の訪問の背景には、同じく2016年にオバマ大統領がアメリカによる被曝地である広島を訪問したことがあります。

アメリカ大統領として初めての被爆地訪問でした。

オバマ大統領は核軍縮を進めており、大統領任期の最後に象徴的な訪問を行ったのです。

安倍首相も、オバマ大統領の人気の最後に象徴的な訪問を行うことで両者の和解を示そうとしました。

私たちを結びつけたものは、寛容の心がもたらしたthe power of reconciliation、「和解の力」です。私がここパールハーバーで、オバマ大統領とともに世界の人々に対して訴えたいもの。それはこの和解の力です。

戦争の惨禍はいまだ世界から消えない。憎悪が憎悪を招く連鎖はなくなろうとしない。寛容の心、和解の力を、世界はいまこそ必要としています。憎悪を消し去り、共通の価値のもと友情と信頼を育てた日米は、いまこそ寛容の大切さと、和解の力を世界に向かって訴え続けていく任務を帯びています。日本と米国の同盟は、だからこそ「希望の同盟」なのです。

私たちを見守ってくれている入り江は、どこまでも静かです。パールハーバー。真珠の輝きに満ちたこの美しい入り江こそ、寛容と、そして和解の象徴である。出典:安倍首相の真珠湾での演説の前文から抜粋(日本経済新聞)

今、和解を強調する意味は、中国や韓国を意識したものであるという意見もあります。

いづれにせよ、オバマ大統領の任期が終わってしまえば次にいつ訪問できるか不透明なもので、今回が最適なタイミングであったといえます。

 

戦争を繰り返さない

ルーズベルト大統領の「リメンバー・パールハーバー」は現在でも、有名な言葉です。戦争が起こるときには、このような扇動的な言葉がしばしば使われます。

真珠湾を知ることで、現在世界で起きていることと照らし合わせて考えることができるかもしれません。

真珠湾を知って、現在の社会で起こっていることをひもといてみてはいかがでしょうか。

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