トランポノミクスとは?政策内容は?TPP離脱と関係する?日本やアメリカ経済への影響は?

トランポノミクスとはアメリカ・トランプ大統領の経済政策のことで「トランプ(trump)」と「エコノミクス(economics)」を組み合わせた造語です。大幅な減税、規制緩和、インフラ投資を行うとする経済政策です。世界経済にどのような影響を与えるか注目が集まります。あなたは、トランプ大統領が行おうとしている経済政策をご存知でしょうか。少なからずわたしたちの生活にも影響があるものです。この記事ではトランポノミクスについてまとめました。

トランポノミクスとは?

トランポノミクスとはアメリカ・トランプ大統領の経済政策のことで「トランプ(trump)」と「エコノミクス(economics)」を組み合わせた造語です。

1980年代にレーガン大統領が行った経済政策「レーガノミクス」に近いことから、レーガノミクスにちなんで「トランポノミクス」と呼ばれています。

 

トランポノミクスの政策内容は?

トランプ大統領は、経済政策について大きく3つの施策を公言しています。

トランポノミクスの3つの経済政策

  1. 大幅な減税
  2. 規制緩和
  3. インフラ投資の拡大(財政出動)

トランプはこのような施策から、10年間で2500万人の雇用を創出するとしています。

経済・金融業界は、減税や規制緩和、財政出動に好意的な見方を示す傾向にあります。低迷する世界経済のカンフル剤になるのではという期待が広がっているのです。

1.大幅な減税

大幅な減税は具体的には

  • 法人税の大幅減税
  • 所得税の税率適用区分の簡素化と税率の大幅引き下げ
  • 各種控除の拡充
  • 相続税の廃止

などを行うとしています。

2.規制緩和

規制緩和としてはオバマ大統領が推進したパリ協定にともなう環境政策の停止などを行うとしています

3.インフラ投資

インフラ投資としては従来老朽化が指摘されてきたインフラ(道路、橋、鉄道、港湾など)の整備拡充を行うとしています。

 

トランポノミクスとこれまでの政策の違いは?

トランポノミクスのように「名前+エコノミクス」と呼ばれた経済政策はいくつかあります。

始まりは、冒頭でも述べたようにレーガノミクスです。最近では日本のアベノミクスもあります。

それぞれ、似たような政策だとされていますが、トランポノミクスとの違いはどんなものでしょうか。

レーガノミクスとの違い

レーガノミクスは、今回のトランポノミクスと同じように、

  • 大幅な減税
  • 規制緩和
  • 財政出動

の3つが大きな柱でした。

トランポノミクスとの違いは、レーガノミクスは財政出動に「軍事拡大」を行ったということです。

アベノミクスとの違い

アベノミクスもレーガノミクスにちなんだ経済政策です。アベノミクスの3つの柱は

  • 大胆な金融政策
  • 機動的な財政政策
  • 民間投資を喚起する成長戦略

です。

アベノミクスは、金融政策中心の政策であるという特徴があります。トランポノミクスのように、大幅な減税を行わないことに違いがあります。

 

トランポノミクスがアメリカ経済に与える影響は?

トランポノミクスは現在のところ、株式市場には好意的にとらえられています。

それは、大幅な減税、規制緩和、財政出動が投資家に好意的にとらえらえていることもありますが、トランプがかかげる保護貿易に期待する傾向があるからです。

保護貿易による物価上昇

トランプ大統領は「アメリカ第一主義」を掲げています。アメリカに利益を一番に考え、内政も対外的にも動くということです。

その中で、貿易については保護貿易を行うとしています。保護貿易とは、自国の商品が売れるように、高い関税などをかけることです。

保護貿易によって、安い海外製品がアメリカに入らなくなることによる物価上昇に期待する声もあります。

保護貿易に懸念の声も

しかし、世界経済には長期的に不安材料と取る向きもあるようです。

保護貿易によってドル高傾向が続くと、新興国のドル建て債務が膨らんでドル以外の通貨が切り下がり、世界的な金融パニックが起こる可能性があるということです。

 

トランポノミクスが日本経済に与える影響は?

日本の中にも、トランポノミクスを歓迎する声と懸念する声が両方あります。

トランポノミクスに懸念

トランプ大統領は、就任直後に早速TPP離脱を正式に表明しました。

日本経済はTPPを大きな成長戦略の柱として掲げてきました。今回のアメリカのTPP離脱は日本の成長戦略のはしごを外された形になります。

また、トランプは日本の自動車産業を敵対視する傾向があります。貿易の面で極端な保護貿易が続くことになれば、日本経済に悪影響をもたらす可能性があるのです。

トランポノミクスを楽観視

トランポノミクスを楽観視する声もあります。現在のトランプ相場といわれる株式市場の好調さは、少なからず日本経済にも好材料だということです。

また、トランプの保護貿易は日本にかぎらず中国などにも向いているため、ライバルである中国製品がアメリカに入らなくなることは日本にとってはチャンスととらえることもできるようです。

 

先行きは不透明

トランプ大統領は、今後、実際にどのような政策を行っていくのでしょうか。

アメリカの政策は世界経済に大きな影響を与えます。トランポノミクスの動向によって、世界経済が上向きにも下向きにも動きかねません。

トランプの経済政策には、肯定、否定の様々な意見が飛び交っています。

現在、世界経済が抱える問題はどのように転がっていくのでしょうか。トランポノミクスには、注目が必要です。


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