「スタンフォードの自分を変える教室」に学ぶ!他人に影響されるのはなぜ?

この記事の結論は「近い目標を描いている人の近くに自分の身をおこう」です。無意識のうちに他人に影響を受けていると感じることはありませんか?ケリー・マクゴニガルが書いたベストセラー「スタンフォードの自分を変える教室」(大和書房 2012年)では、無意識に他人に影響が起こりえることを科学的な根拠を基に紹介しています。この記事では、無意識のうちに他人に影響されてしまう原因と対策をまとめました。

他人と同じような行動をしてしまうのはなぜ?

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人が他人と同じような行動をしてしまう理由は脳にあります。

脳には「ミラーニューロン」と呼ばれる特殊な細胞があります。この細胞は他人の行動を理解し、動作を再現しようとする細胞です。この細胞によって、私たちは相手が何をしようとしているのか予測することができるのです。

またミラーニューロンは、他人の目標もまねしようとします。これを「目標感染」と呼びます。このミラーニューロンの目標感染によって、私たちは他人と同じような行動をしてしまうのです。

 

失敗をまねるパターンは?

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ミラーニューロンによって引き起こされる失敗には以下に紹介した3つのパターンがあります。

 

無意識にまねをする

他人の動きを察知するミラーニューロンは、人と同じ動きを体に引き起こします。そのため無意識のうちに誘惑が生まれ、気づいた時には意志力を失ってしまうのです。食べることが大好きな人に囲まれていると自分も食べたくなったり、規則を守らない無秩序なコミュニティに所属していると自分もそのような行動をとるようになります。

 

感情に感染する

ミラーニューロンは感情にも感染します。バラエティー番組で笑い声の効果音を使うのもそのためです。自分がおもしろいと感じていなくても、笑い声が聴こえるおもしろいと感じ、自分も笑ってしまうのです。ただ、他人の嫌な気分やネガティブな感情が感染してしまうこともあるので、不機嫌な人とは関わらないほうがいいのです。

 

誘惑に負ける

もし同じようなチャレンジをしている人が誘惑に負けているのを見た場合、それにつられて誘惑に負けてしまうことがあります。一緒にダイエットや禁煙に取り組んでいた仲間の挫折は、自分の挫折を誘発することにも繋がります。

また、他人が欲しがっているものを頭に思い描くだけで、自分も同じものが欲しくなってしまうのです。

 

感染しないためには?

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ミラーニューロンによって目標感染しないためにはどのようにしたらいいでしょうか。

他人の欲求は、必ずしも感染するわけではありません。脳が最も重要な目標を強烈に意識することで、大事な目標を脅かす行為を見かけても目標を投げ出さないようになります。これを「反作用的コントロール」と呼びます。常に目標を頭に置くための工夫をすることで、望ましくない欲求に感染しにくくなるのです。

 

目標について考え続ける

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この記事のアクションアイテムは

「一日の始めに数分間、目標について考える」です。

朝起きて、達成したい目標について考えることで「反作用的コントロール」を発生させることができます。毎朝目標について考えることで、望ましくない目標感染を防ぐことができるのです。

また目標感染を逆手にとると「同じ目標を掲げている人の近くにいる」ことは、自分の目標達成のプラスに働く行動ともいえます。その意味で「誰の近くにいるか」は、自分の行動に大きな影響を及ぼす重要なテーマなのです。

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