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2017.3.2
2017.3.2
コーチングとは、コミュニケーションによって相手の目標達成や自己実現をうながす技術です。
うまくいっている組織では、うまくいくためのコミュニケーションがあります。
うまくいくためのコミュニケーションを体系化したのがコーチングなのです。
コーチの語源は「馬車」という意味です。
馬車をイメージすると、コーチングについてもイメージしやすいかもしれません。
馬車は、人や物を目的地まで送り届けるためのものです。
コーチングも「相手を相手の望む目的達成まで導いていく」ものなのです。
重要なことは、話を聞くということです。
相手が本当に望む目的地はどこなのかということを引き出すことが重要なのです。
そして、コーチングを受ける相手が言われたままに動くのではなく主体性を持って目的達成へと進んでいくことが重要です。
コーチという言葉は、馬車という意味から「指導する人」というニュアンスで使われるようになっていきます。
イギリスのオックスフォード大学では、1840年代には学習指導する個人教師のことを「コーチ」と呼んでいたそうです。
現在、コーチという言葉はスポーツの世界で耳にすることが多いと思います
スポーツの世界でも、1880年代から使われ始めたとされています。
マネジメントの世界でコーチという言葉が使われ始めたのは1950年代とされています。
1980年代には、現在の形に近いコーチングに関する書籍が出版され始めました。
日本でのコーチングは、1990年代に紹介されました。
現在では多くの企業や一般の人にも普及してきているビジネスにおけるコーチングですが、体系化された歴史は浅いのです。
コーチングには、大きく3つの基本があります。
コーチングの3つの基本
コーチングの大きな柱は、相手から引き出すということです。
日本の組織では上司が部下に一方的に指導するという姿をよく目にしますが、コーチングでは一方的なコミュニケーションを嫌います。
相手から相手自身の望みを聞き出し、その望みを生かしながら進んでいくのです。
コーチングは、1度受ければすぐに効果が出るというものではなりません。
何度も継続的に受け続けることで、効果は出てきます。
相手自身の主体性を引き出していく作業なので、続けることで自身のより深いところにアクセスすることができるのです。
従来の自己啓発系の手法は、全員に同じ方法を適応するというものが主流でした。
しかし個人の内面は、人の数だけ違います。
同じ言葉に対して、モチベーションが上がる人もいれば下がる人もいるのです。
コーチングは基本的に、コーチとクライアントの1対1で対応します。
個人に合わせて個人の内面を引き出さなければ意味がないからです。
コーチングは多くの企業でも採用され始め、企業だけでなく個人に向けたコーチングも今後も広く普及していくと思われます。
そんなコーチングの影響を理解しておくことが必要です。
コーチングは、日本においても多くの企業に導入され始めています。
企業におけるコーチングは、社員のモチベーションや主体性をあげ、企業成長には有効なものとしての認知が広がっているのです。
社員が自分からしたいと思えることで、生産性は上がります。
一方で、コーチングは個人の内面をポジティブな方向へと向かわせるという性質上、詐欺的な商法との親和性が高いということに注意しなければいけません。
消費者の弱みにつけ込み、内容のない商品を売りつけるのです。
コーチングはしっかりとしたメソッドのあるものです。
だからこそ、悪質な内容のない商法に引っかからないように注意が必要です。
コーチングは、個人の主体性を重視したものです。
日本の企業風土も終身雇用制度が崩壊するなど、バブル崩壊以降変化を求められている時代です。
組織においても、個人においても、誰かがすることを指示してくれる時代ではなくなっているのです。
今後は、個人が主体的に動くことに価値が置かれる時代になります。
コーチングは、そんな時代にあった方法だといえます。
コーチングを学び、主体性を意識してみてはいかがでしょうか。