20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.11
2019.11.11
人間には「潜在意識」「顕在意識」の2つの意識の領域があるといわれています。心理学者であるユングは、潜在意識と顕在意識を海に浮かぶ氷山に例えました。
顕在意識:海に浮かぶ氷山の海面にでている目に見える部分
潜在意識:海に浮かぶ氷山の海面にでていない目に見えない部分
氷山は海面にでている部分はほんの一部で、ほとんどが海に沈んだ目に見えない部分でできています。
人間の意識も同じで、目に見える私たちが意識と認識している顕在意識はほんのわずかです。顕在意識の底には自分では認識することのできない膨大な潜在意識があるのです。
潜在意識は無意識という言葉でもよく使われていますが、同じ意味と考えていいでしょう。
潜在意識に最初に着目したのは、精神分析で有名なフロイトです。
フロイトは、人間はしばしば自分でも説明できない不可解な行動をとることに着目し、潜在意識というものを設定し説明したのです。
フロイトは著書『夢分析』などで、潜在意識を分析するアプローチを記しています。
潜在意識は生まれてから経験したあらゆる知覚や考え、欲望、体験などの貯蔵庫といわれています。
顕在意識は寝ているときはありませんが、潜在意識は24時間寝ている時も常に働いているのです。心臓が動いているなどの生理現象も潜在意識が動かしているといわれています。
顕在意識は、潜在意識の力を制御しています。「火事場のバカ力」と呼ばれるものは、極限状態で潜在意識が顕在意識に勝った状態のことをいうのです。
潜在意識は判断を行いません。脳で知覚した事物をそのまま蓄積します。現実と空想といった区別すらありません。
創造的なアイデアや画期的な解決策が直感的に一瞬で思い浮かぶのは、潜在意識に蓄積された知覚が一瞬にして意味を持ってつながるからなのです。
潜在意識に注目し、成功法則としてまとめたのが、ジョゼフ・マーフィーのベストセラー『眠りながら成功する』です。潜在意識にまで自分の願望がきざまれれば願望は叶うという内容です。
潜在意識を一般向けに実用的に広めたのが、ジョゼフ・マーフィーの功績と言えます。
努力や苦労ではなく潜在意識で願いが叶うという考え方は、当時としては画期的な考え方でした。現在ではコーチングなどで応用されています。
どのような方法で潜在意識で願いが叶うのでしょうか。
例えば、高級時計が欲しいとします。通常の顕在意識では、高級時計を買うには、働いて、現金を貯めてということを考えると思います。
マーフィーのやり方は違います。
という考えを持つのです。
本当にその考えを信じることができれば「自分があの高級時計を持っていない今の状況はおかしい」と考えるようになり、潜在意識はクリエイティブに働きます。無意識に高級時計を手に入れる状態に作り出すのです。
「自分はあの高級時計を持っていて当然」という言葉が潜在意識にきざまれれば、行動に繋がります。
重要なことは、行動です。
自分はあの高級時計を持っていて当然 |
---|
⬇︎ |
あの高級時計を持っていて当然なのに現在、お金がないのはおかしい |
⬇︎ |
自分はこのくらい稼いて当然の人間だ |
⬇︎ |
行動 |
という行動フローが考えられます。
あくまでトライ&エラーを繰り返すことを前提としています。行動しなければ、信じても変わることはありません。
マーフィーの画期的な面は、顕在意識を超えているということです。
顕在意識では意識している範囲でしか物事をみることができないので、現在の枠組みでの解決策を考えようとします。
ただ潜在意識まで潜ることができれば、現在の枠組みを超えた方法を思いつく可能性が生まれるのです。
現在の枠組みで努力しても、目に見えている延長にしか行くことができません。一方で潜在意識は、顕在意識をが作り出した枠組みを超えることができるのです。
あくまで行動ありきです。方法を思いついても行動しなければ何も変わりません。自分はこれをしていて当然と思うことが重要なのです。
わたしたちの生活は顕在意識に気を取られがちです。顕在意識は枠組みをつくり自分の可能性を見えなくしているかもしれません。
潜在意識を知り、その働きを知ることで、自分の中にある深みを考えてみてはいかがでしょうか。
潜在意識は自分が思っているよりも、もっと広い世界を持っています。これからビジネスをすすめていくうえでも潜在意識を意識していくことは重要なことだといえます。