20代で読んでおくべき本「入社1年目の教科書」書評

この記事は書評に関する寄稿記事です。40代ビジネスパーソンの方より頂いた、40代目線から見た20代のうちに読んでおくべき本の書評をもとに構成しています。今回は「入社1年目の教科書」についてまとめました。社会人としての基本は何でしょうか。しっかり身についていますか。この本を呼んで、今一度確認してみてください。

入社1年目の教科書ってどんな本?

この本はライフネット生命社長、岩瀬大輔氏による著書です。タイトル通り新入社員としてどのように考えて行動すればいいかという岩瀬氏の考え方がまとめられています。

岩瀬氏は、外資系コンサルティング会社、アメリカのベンチャー企業など4つの職場を経験してきました。組織が変わっても変わらない原則が3つあると言います。

それはまず頼まれたことを必ずやりきること。そして50点でいいので早く出すこと。最後につまらない仕事はないことです。

ここで書かれていることは全てではありません。中にはしっくりこないなというものがあるでしょう。いいなと感じたことは自分の中に取り入れ、そうでないものは聞き流す程度でいいです。ただ仕事の進め方については学ぶ点が多い本です。

 

原則1「頼まれたことは必ずやりきること」

実際に部下を持つ立場に立ってみると、催促しない限り頼まれた仕事に手をつけない人が思いのほか多いそうです。

いくら成績優秀な新人だったとしても、そんな状況では上司は次も仕事を頼もうとは思いません。

逆に頼まれたことを絶対にやりきる人は周囲から信頼を得ることができ、次の仕事がまわってきます。そして仕事の経験値をどんどん積み重ねていくことができます。

新社会人にアドバイスを贈る時、岩瀬氏はいつもこの話をするそうです。

 

原則2「50点で構わないから早く出すこと」

ビジネスは学校とは違い、人の力を得て物事を進めることが多いです。求められるのは「良い結果」を「早く出すと」いう2つのレベルを高めていくことです。

1ヶ月かけて100点ものを提出するより、1週間で50点のものを一旦提出し、上司や先輩のアドバイスを受けて改善、修正し100点に近づけた方が効率的です。

自分には無理そうだなと思ったらどんどん先輩に聞きにいけばいいですし、力を貸して下さいお願いすることが大切です。

ビジネスは、良い結果を早く出すために使えるものは何でも使って挑む総力戦です。

 

原則3「つまらない仕事はないこと」

資料の書き写しやデータ入力といった単調な仕事であっても、プロ野球選手の素振りのように捉え、負荷をかけることで自分を鍛えていると考えることができます。

どんな単純作業であっても何のためにやっているかという背景と目的を意識し、効率的に作業をするために仕組み化すれば面白く仕事ができると言います。

例えば「会議の議事録をまとめておいて」と上司に言われたとします。

作業自体は面白みがなく誰でもできるものです。そこで自分でどうしたら誰でも見やすくなるか考えます。

論点を整理して簡潔にまとめる工夫をする、疑問点・改善点を例示するなど、自分の付加価値をつけようと意識することがより良い仕事をする癖づけなります。

また来客にお茶を出すといった雑務でも、商談のやりとり、立ち振る舞いを見るチャンスと捉えることできます。かばん持ちなどは最高の学ぶ場です。

一流のビジネスマンの考え方、マナーなどを隣で見聞きすることができます。

仕事は真似ることや盗むことでしか身につかないものと岩瀬氏は言います。意識ひとつでやらされ仕事がやる仕事になり、無駄に過ごす時間が意味のある時間になります。

 

基本を大切に

新社会人を受け入れる側は、新入社員に対してはじめから優秀かどうかを見ていません。社会人として当たり前のことを普通にできるかどうかという視点で立ち振る舞いを観察します

遅刻しないこと、大きな声で挨拶すること、メールは早く返信することなどです。とくに報告事項は重要なことをより確実に伝えることが大切だとしています。

はじめのころは何が重要かわからないので、とにかく報告することはなんでも報告するのが良いでしょう。それは報告しなくてもいいと言われるので、重要なこととそうではないことがおのずとわかるようになります。

 

予習・本番・復習の配分

仕事は「予習:本番:復習=3:3:3」になる配分をルールにしているそうです。

これを会議に置き換えると、事前に議題について話し合い、合意を得ておく根回しなども予習にあたります。事前に自分の考えをまとめておくことも必要でしょう。

また本番の会議では、新人だからと何も言わないのではなく必ず発言するようにするのもルールです。背伸びすることなく思ったことを発言したことで、組織のマンネリ化した考え方ではなく新鮮な視点で思わぬ解決策を導き出すこともあるのです。

そして復習することで、自分が学んだことをスキルとして定着させていくことも大切です。

他にも英語の勉強方法、スーツの選び方、敬語や年上の人との距離感の取り方、幹事や宴会芸などビジネスマンの基本が多岐にわたって紹介されています。

こんなときどうすればいいのだろうと社内の人だけでなくさまざまn視点を学んでおきましょう。

 

仕事をやりきる:編集後記

「頼まれた仕事は必ずやりきる」という基本的なことができない人はたくさんいます。

社会人でない人も、大学のサークルなどで「◯◯日までにやってね」といったものがその日までに終わらなかった、という経験がある人もいるのではないでしょうか。

期限を守れるというのは常識ですが、それができない人が大勢います。遊びの約束などでよく遅刻する人は注意が必要です。

期限があるものは期限内にやること。これを意識するだけでも、仕事を効率化したり隙間時間を有効活用したりと、様々な視点を手に入れることができます。

この本を読んで、社会人としての基本を身に着けてみませんか。

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