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2019.11.11
2019.11.11
NISAとは
のことです。
株や投資信託、REITなどで得た利益の一定額の税金が免除されるという個人投資家が優遇される制度といえます。
毎年120万円までの投資による収益に税金が免除されます。
NISA以外の口座であれば、約20%もの税金がかかってしまいます。
比較すれば税金が大幅に優遇されていることが分かります。
NISAは
の略です。
Individual Saving Account(個人貯蓄口座)はイギリスで行われた制度で、配当や分配金、譲渡益が非課税となります。
イギリスのISAに倣った制度がNISAということです。
NISAは日本人の投資を促すことを目的に2014年に導入されています。
今後、投資を考えている人はNISAを考えていく必要があります。
税金面で大きなメリットが受けられるためです。
一般口座や特定口座の株式をNISA口座に移すことはできないので注意が必要です。
新しい資金で購入した株式でなければNISA口座に預けることはできないのです。
なお、信用取引はできません。
投資で得られた収益は5年間非課税となります。
年間120万円の投資額が免除となることから、5年間で投資額総額は合計600万円が最大の非課税枠になるといえます。
ただ、使っていない非課税投資枠は次の年に繰り越すことができません。
例えば2016年に80万円の非課税枠を使った場合、残りの40万円を2017年に繰り越して160万円をNISA口座で投資するようなことはできないということです。
最大限利用するには毎年非課税枠を使い切ることが必要です。
NISA口座では投資金融商品をいつでも売却できるものの、売却した非課税投資枠を再利用することはできません。
再利用できないため、短期で繰り返し売買するとすぐに非課税枠を使い切ってしまいます。
NISAは長期投資向けの株や投資信託を買うのが賢い選択といえます。
20歳未満の人でもジュニアNISAという形で非課税の口座を開くことができます。
ただ、NISAと比較すると幾つかの制約がつきます。
ジュニアNISAは、非課税枠がNISAより少なく、毎年80万円となります。
ジュニアNISAは金融機関を変更することはできません。
また18歳までは原則途中払い出しができません。
満期になるまで、途中で現金に戻すことができないということです。
自分に適した金融機関を選ぶ時には2つの観点がポイントです。
です。
自分の投資スタイルとはどのように投資したいかです。
例えば、直接相談をしながら投資したいのであれば、近所の証券会社で開設するのがいいでしょう。
逆に手数料が安いほうが良ければインターネット証券会社で開設するのが良いといえます。
金融機関によって投資ができる金融商品が異なります。
NISAでは上場株式、株式投資信託、REIT、ETFといった金融商品が対象となります。
金融証券によっては、REITが外国の株式やETFが取引できない場合があります。
自分が投資したい金融商品が取引できる金融機関に投資する必要があります。
日本に住んでいる20歳以上の方であれば誰でもNISA口座を開くことが可能です。
証券会社や銀行で簡単に開くことができます。
ただ、1人1つの口座しか開設できません。
自分に適した金融機関に口座開設しましょう。
NISAを口座を開く金融機関を決めたら、簡単な事務処理が必要になります。
口座開設をしたい金融機関から、書類を手に入れて提出するだけです。
他に事前準備する必要があるのは住民票の写しと個人番号カードなどの本人確認書類です。
書類を提出すれば、証券会社や銀行が税務省に申請をしてくれ、1〜2週間でNISA口座が開設されます。
NISA口座を開設したら「配当金等受取方」を
にしなければなりません。
配当金の受取方には3つあります。
株式比例配分方式、登録配当金受領口座方式、配当金領収証方式です。
多くの人は郵便局等で配当金を受け取る配当金領収証方式にしているのですが、株式比例配分方式(証券口座での受取り)以外の方法で配当金を受け取ると税金がかかってしまうので注意が必要です。
NISA口座のメリットは
ということです。
投資によって収益が上がっているときにのみメリットを享受できます。
例えば120万円の新規投資をして180万円で売ったとします。
NISA口座であれば、譲渡益60万円(=180万円-120万円)を全額もらえます。
一方、NISA以外の口座では20.315%の税金がかかるため、約48万円しかもらえません。
約12万円も税金が節約できるということが分かります。
利益が多ければ多いほど、税金が多額になりメリットを享受できます。
NISAは利益をあげている時にはメリットを享受できます。
一方で損失が生まれている時にはメリットどころかデメリットが生じます。
NISAでは損益通算ができません。
損失通算とは利益と損を相殺することです。
株式投資で11月以前に30万円の損失がある取引をしたとします。
12月に40万円の利益を挙げた場合、純利益10万円(40万円〜30万円)だけ税金がかかります。
NISA以外の口座であれば、確定申告をすることで損失が3年間持ち越しで計算することができます。
今回儲けたけど、過去に損をした場合に利益と損を中和できるということです。
NISA口座では損益通算が適用されないため、NISA口座で30万円の損失を出したとしても、NISA以外の口座に30万円の利益を出した場合には約6万円の税金を払わなければ成りません。
トータルで全く設けていないにも関わらずです。
NISAを利用して投資を行えば、税金が免除されて多くの利益ができます。
逆に損失が生じた場合には損益通算ができずに税金が増えてしまう可能性があります。
投資をする時は上記のようなNISAの特徴を把握して投資をする必要があります。
NISAは長期投資が向いており、どのような金融商品に投資するかをしっかり吟味したほうがいい制度です。
投資をしている人でもNISAの特徴を把握して、メリットを享受してください。
NISAのメリットを享受できるように、投信といったローリスク・ローリターンで投資を始めてみてはいかがでしょうか。