20代で読んでおくべき本「自分の時間を取り戻そう」書評

この記事は書評に関する寄稿記事です。40代ビジネスパーソンの方より頂いた、40代目線から見た20代のうちに読んでおくべき本の書評をもとに構成しています。今回は「自分の時間を取り戻そう」についてまとめました。ビジネスパーソンの人は忙しい日々を送っていると思います。そんな生活に時間的余裕が欲しくはありませんか?

自分の時間を取り戻そうってどんな本?

この本は元外資系コンサルタントで人気ブロガーちきりん氏の著作です。

この本は生産性をテーマにしています。個人が直面する多忙な生活について考え、また社会で急速に進みつつある変化の本質に焦点をあてています。

時間とお金という希少資源をしっかり認識し、まずこの2つを生み出し、自分の手に取り戻す方法が示されています。

そして限られた時間とお金という資産を自分がやりたいことに投入し「自分の人生」を謳歌するライフスタイルを提案しています。

これまで忙しく働いてきて何が大切なのか見えなくなっている人、またこれから30代40代とどんな生き方をしていくか、模索する20代にオススメの1冊です。

 

忙しすぎるという問題

まずこの本は「 忙しすぎる」という問題の本質を考えさせています。問題はいかの4つと定義しています。

  1. 長時間働くことによって問題を解決しようとしている
  2. すべてのことを「やるべきこと」と考え全部やろうとしている、なにもかも完璧にやろうとしている
  3. 不安感が強すぎてNoと言えなくなっている
  4. 「とにか頑張る」という思考停止モードに入ってしまっている

これらの本質的な問題は「生産性が低すぎる」ということです。

生産性とは「時間やお金など有限で貴重な資源」と「手に入れたいもの=成果」の比率のことです。

生産性は生活のあらゆる場面においてその成果を最大化するための鍵となる概念です。生産性を高める、高生産性社会へのシフトは急速に進んでいます。

 

高い生産性の例

例えばAirbnbやUberです。

Airbnbは個人が空き家や空き部屋を宿泊場所として貸し出すサービスです。Uberは個人が自分の空き時間に自家用車で乗客を呼び、乗車賃を稼ぐサービスです。

この2つはこれまで活用されていなかった以下の3つの資源を有効活用され、勝ちに置き換えられました。

  1. 自家用車の空き時間
  2. 空いている部屋や家
  3. 車や部屋を所有する人のヒマな時間

このように生産性があがるということは「あらゆる資源の活用度合いが高まること」「あらゆる資源が今までより有効に使われ始めること」を意味しています。

さっさと仕事をすませ、効率のいい生活を送りましょうと言いたい訳ではありません。ものごとを生産性という視点で見るクセをつけないと、これからの社会において正しい方向判断ができなくなります。

 

生産性を高める前にすべきこと

自分の生産性を高めるためにはどうすればいいでしょうか。そのためにまずインプットである希少資源に敏感になることが必要です。そしてアウトプットである欲しいものを明確にすることが必要です。

希少資源に敏感になるために、お金と時間を見える化することをすすめています。

自分の1ヶ月間で何にどれぐらい時間を費やしているか、時間の家計簿をつけてみましょう。どれぐらいの無駄があるか理解できます。

例えば通勤に往復で2時間かかっている人は、往復1時間のところに引っ越すだけで1時間生み出すことができます。家賃は高くなるかもしれませんが、そのお金で時間を買うわけです。

時間よりお金が大切だから家賃が高くなるのは嫌だという人もいます。

時と場合によってそんな時期もあります。ですが時間の価値が高くならないと、できるだけ高く自分の時間を売りたいという考え方になりません。

そのためには自分のスキルアップが必要です。時間よりお金が大事という発想だと、残業代を増やすために投入時間を増やすだけで稼ぐ生産性は全く上がりません。

生産性という観点から見ると、お金に関して問題なのは最近の有効なお金の使い方トップ3がすぐに浮かばないことです。貴重な資源を何に使うのが最も生産性が高いのか、それがわかっていないことです。

 

手に入れたいものを明確にする

希少資源とセットで理解すべきものは「自分が何を手に入れたいのか」明確にすることです。手に入れたいものによって生産性の高い方法は変わってきます。

  • 自分が欲しいもの
  • 手に入れたいもの

これを知ることはかなり難しいことだと指摘しています。

なぜなら人は自分の本音よりも周りの影響に流されやすいからです。世間の目、親、みんながやっていること、やるのが当然だと世間で言われていること、親が言ったこと。自分が手に入れたいものを勘違いしてしまいます

自分の時間を自分の手に取り戻すためにも

  • 自分が欲しいもの
  • 今の自分にとってもっとも希少資源なもの

この2つをまずしっかり理解することが大切だとしています。

 

生産性を高めるには?

仕事の生産性をあげるためは「働く時間を減らすこと」「すべて1人でするのではなく誰かに任せること」などを提案しています。

そしてこれからもっと生産性が求められる社会になり、個人が一生懸命頑張ることより、頑張らなくても成果が出せる方法を考えることがより重要になります。

生産性をあげることによって時間を生み、自分のやりたいことがすべてできる人生を手に入れること。高生産性社会とは、自分にとって幸せな人生とは何か、成功とは何かがより問われる時代なのです。

 

不足するリソースを手に入れる:編集後記

やりたいことができない背景に、その時必要なリソース(資源)をもっていないという状況があります。以下の表は一般的によくいわれるその状況を表したものです。

各年代のリソース 学生 社会人 老後
体力
時間
お金

学生時代は体力も時間もあるけどお金がない。社会人になれば体力とお金はあるけど時間がない。退職すれば時間とお金はあるけど体力がない。

この状況を変えようとしたのが本書の提案だと感じます。生産性を高めることで社会人のお金のリソースを増やし、やりたいことができるようになるのです。

もちろん、学生のときにお金を増やす方法や老後に体力を保つ方法もあると思います。大切なのは、その時不足しているリソースを認識して手に入れようと努力することです。

この記事の編集者は現在20代です。表で言えばまだ学生に近い状態、体力と時間はあるけどお金はない状態です。この状況を打開するためには資金運用が1つの方法だと考えています。

この記事を読んで不足するリソースを認識したら、本書を読んでそれを手に入れる方法を考えてみてくださいね。

あわせて読みたい

カテゴリー