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2019.11.10
2019.11.10
人は誰でも人を思うように動かしたいと考えます。そうはいってもただ命令や依頼しただけでは人は動きません。
D・カーネギーは人の動かし方について、自分の著書である『人を動かす』でまとめました。
『人を動かす』は1936年に発行された世界的名著です。世界で1500万部以上の売り上げを記録し、日本国内だけでも約430万部を売り上げています。
発行から70年以上たった現在でも売れ続けいている超ロングセラーの本なのです。
『人を動かす』は以下の4部構成になっています。
その内容は、現在でも企業の新人研修に使われるなど有効なものとして受け入れられています。
デール・カーネギーはミズーリ州の貧しい農家の生まれです。
カーネギーは実家の農家の仕事を手伝いながら大学に通いました。卒業した後は就職し、牧場主への通信教育の販売をはじめ、会社を変えてベーコンや石鹸の販売など販売分野で一定の成功します。
その後、会社を辞め講演会の講師になるという夢を叶えます。
このように『人を動かす』の著者であるデール・カーネギーはたたき上げで人を動かす方法を習得して行ったのです。デール・カーネギーの言葉に重みがあるのはこのような経緯が関係しているのかもしれません。
人を動かす3原則
人は、自分のことに1番の関心があります。人からこうしろといわれたとしても、自分の方が正しいと思うのが人間なのです。
つまり、相手を尊重し、相手の立場に立ってものをいうことが重要です。それを踏まえて三原則を見ていきましょう。
およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということを良く心得ておかねばならない
カーネギーの言葉です。
人を動かすためには、相手をまず立てることが重要です。人は誰でも自尊心があるので、批判されてしまうと逆に自分を正当化しようとして、要求とは逆効果になってしまうのです。
相手を批判して要求をのんでもらうことは簡単な方法に見えて逆に難しいことなのです。
失敗した時に非難してすることは簡単ですが、成功した時に褒めることは意外と見過ごされています。
成功した時に、素直に相手に感謝の気持ちを伝えることで、人はこの人となら一緒に仕事をしたいと思えるようになるのです。
最終的に人を動かす方法は「自分からこうしたいと強い欲求を起こさせること」だけです。人から言われたことでも、納得ができなければ人は動きません。
と自分から思うようにすることが重要なのです。
その他にも『人を動かす』には原則が紹介されています。
人を動かすには力が必要だと考える人も多いかと思います。自分に力がないから人が話を聞いてくれないのだと思う方は、まず人を尊重することから始めてみてはいかがでしょうか。
力がなくても、相手を尊重し、相手の中に入っていくことで意外と自分の話を聞いてくれるかもしれません。
カーネギー自身、貧乏な家からスタートしたたたき上げの人物です。力がなくとも人を動かすカーネギーの方法を『人を動かす』から学んでみてはいかがでしょうか。