用語解説

損益計算書(PL)とは?初心者にわかりやすい基礎の基礎

損益計算書とは、1年間の経営成績を表す決算書です。収益、費用、利益の3つに分けて書かれています。収益に対する費用とその差である利益を一覧にまとめています。あなたは企業を判断する上でどのような判断基準を持っていますか。損益計算書は企業を見る上での判断基準になります。この記事では損益計算書について、初心者にもわかりやすくまとめました。

損益計算書とは?貸借対照表との違いは?

いつもご覧いただきましてありがとうございます。BraveAnswer編集部です。

損益計算書とは、一定期間の経営成績を表す決算書です。

(一定期間=1年や四半期など)

 

おおまかにいうと以下の3つのことが書かれています。

  • 収益
  • 費用
  • 純利益

以下の章で部門ごとの見方の説明をしますが、単純に言うと

  • どのくらいの収益が出たか
  • その収益に対してどのくらいの費用を使ったか
  • 収益から費用を引いた純利益はいくらか

が書かれています。

 

  • PL(Profit and Loss statement)

とも呼ばれ、一定期間の会社の純利益や損益、費用が一覧となって見ることができるので、会社の収益力がわかります

 

貸借対照表との違い

似たような決算書に

  • 貸借対照表(B/S バランスシート)

というものがあります。

 

貸借対照表は「会社の経営診断書」とも呼ばれ、会社の資本の構造を表す書類です。

貸借対照表では会社全体がどれだけのお金をどのように持っているか、調達しているかが書かれています。

 

一方、損益計算書は、ある一定期間の中でどれだけの費用で、どれだけの利益を生んだのかを表しています。

 

損益計算書の例】

科目 金額 計算式
売上高 30000円
売上原価 15000円
売上総利益 15000円 30000円−15000円
販売費・一般管理費 4800円
営業利益 10200円 15000円−4800円
営業外収益 200円
営業外費用 300円
経常利益 10100円 10200円+200円−300円
特別利益 50円
特別損失 500円
税引き前当期利益 9650円 10100円+50円−500円
法人税などの税金 600円
当期純利益 9050円 9650円−600円

 

損益計算書を理解するための基礎知識

まずは、損益計算書を理解するために最低限知っておきたい知識を把握しておきましょう。

 

収益とは

収益とは会社に入ってくるお金のことです。

収益は

  • 売上高
  • 営業外収益
  • 特別利益

の3つに分けることができます。

 

売上高

収益の中で、会社が本業としている営業活動から得られたお金のことです。

 

営業外収益

収益の中で、会社が本業としている営業活動以外の活動によって得られたお金のことです。

受取利息、受取配当金などの資産運用などから得る収益と考えていいでしょう。

 

特別利益

収益の中で、臨時的な事柄で得られるお金のことです。

固定資産売却益、投資有価証券売却益などがあげられます。

 

費用とは

費用は会社の運営にかかる費用のことです。

つまり、会社から出て行くお金のことです。

費用は

  • 売上原価
  • 販売管理費
  • 営業外費用
  • 特別損失
  • 法人税・住民税および事業税

の5つに分けることができます。

収入の部に対応している費用もあるので注目してみてください。

 

売上原価

売上に対応して、仕入れと製品の製造などにかかる費用のことです。

 

販売管理費

営業活動のうち販売活動や管理等にかかる費用です。

給与、広告費、旅費交通費、水道光熱費、保険料、減価償却費などがあります。

 

営業外費用

本業とする営業活動以外の活動にかかった費用のことです。

支払い利息などで、営業外費用に対応します。

 

特別損失

収益の中で、臨時的な事柄で生じた費用のことです。

固定資産売却損などが考えられます。

 

法人税・住民税および事業税

法人の所得にかかる税金も出て行くお金なので費用として換算します。

 

利益とは

利益は会社に入ってくるお金(収益)と出ていくお金(費用)を差し引いて残ったお金のことです。

出ていくお金よりも入ってくるお金が多ければその分が利益となるのです。

 

利益も収入、費用ごとに対応して出します。

すべて対応させて最終的に残ったお金を純利益といいます。

 

利益は

  • 売上総利益
  • 営業利益
  • 経常利益
  • 税引前当期純利益
  • 当期純利益

の5つに分けることができます。

 

売上総利益

売上高から対応する売上原価を引いた利益のことです。

よく使われる粗利とはこの部分のことです。

 

営業利益

売上総利益から、販売費及び一般管理費を引いた利益のことです。

会社の営業活動から生じた利益のことです。

 

経常利益

営業利益から、営業活動以外の活動から発生した収益・費用を加減した利益のことです。

ここまでは、通常の活動で生じたものです。

 

税引前当期純利益

経常利益から、臨時的に発生した特別利益・損失を加減した利益のことです。

 

当期純利益

税引前当期純利益から法人税、住民税及び事業税を引いた利益のことです。

全ての経営活動の結果が当期純利益です。

 

 

判断基準

損益計算書は収益、費用、利益を各項目ごとに対応させて、最終的に純利益を出します。

会社の収益構造が分かるので、会社を判断する上で大きな判断基準になります。

 

これから就職活動をする人や転職をお考えの人は企業のWEBサイトから見ることができるので、損益計算書をぜひチェックしてみてください。

 

損益計算書を覚えて会社を見ていく上での判断基準に加えてみてはいかがでしょうか。

 

スキルをつける重要性

財務諸表の見方のように、スキルをつけることは自分の世界を広げてくれます。

少しでも興味のあること、必要だと思うことにまず触れてみる。

一見ささいな行動だとしても、その一歩が大きな可能性を秘めているのです。

 

最近ではIT技術の発達により、自分の興味によりアクセスしやすい環境が整っています。

例えば、以下のような習い事のまとめサイトもあります。ビジネススキルから趣味にいたるまで、あらゆるスキルにアクセスしやすくなっているのです。

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こんな面白い時代に一歩を踏み出さない手はありません。

あらゆることを自分の世界と可能性を広げてくれる手段ととらえてみると、目の前のことの見え方が変わってくるのではないでしょうか。

 

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