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2017.1.12
2017.1.12
投資業務とは主に2つの業務に大きく分けられます。以下のとおりです。
主な業務
国内メガバンクやゴールドマン・サックスといった外資系投資銀行など比較的に規模が大きい銀行が投資業務を行っています。案件1つひとつが大きく長期に渡るケースが多いからです。
2つの業務の詳細は以下のとおりです。
投資銀行業務は法人顧客に対するアドバイス業務が中核業務です。
アドバイザリー業務は法人顧客に対して事業戦略のアドバイスを行う業務です。投資銀行業務の中で特に重要な業務とされています。
アドバイスの対象は多岐に渡っており、中には法人顧客の方針を左右することもあります。具体的にはM&Aや業務提携、LBO、買収防衛、事業の再編などに関するアドバイスです。他に法人顧客の財務戦略に対するアドバイスなども行います。
マーケットに対する情報量や高度なノウハウ、広範なネットワークなどが求められます。
顧客のニーズやプロジェクトに合わせて資金調達の支援・実施をしています。現在、資金調達の手段は多岐に渡り、顧客にとって最適な手段にて資金調達を行うことが求められています。また、資金調達にかかるリスクを引き受けます。
主な資金調達手段は以下のとおりです。
エクイティファイナンスは新株発行に伴う資金調達を指します。エクイティとは株式資本のことです。エクイティを増加させて資金調達を行うため一般的な資金調達手段です。
具体的には株式、優先株、転換社債型新株予約権付社債など様々な手段があり、手段の選定サポートなどをしています。
デットファイナンスは借り入れによる資金調達を指します。具体的には銀行借入、社債発行、私募債発行などを指します。後にご紹介するシンジケート組成に伴うローンも含まれます。
シンジゲート組成は幹事銀行が複数の金融機関と協調してシンジゲート団を組織し、融資を行います。企業買収など大口案件は巨額の資金調達が必要になることがあり、銀行はシンジゲートローンという手段で資金調達のサポートを行います。
大型の特定事業に対して融資を行い、特定事業から生まれる利益から返済を受ける方法のことを指します。返済方法は融資した特定事業の利益限定であるため、銀行はより高度な専門性が求められます。
アセットファイナンスとは企業が保有する資産の利益を担保とした資金調達のことを指します。不動産などが担保の対象となることが多いです。後にご紹介するストラクチャード・ファイナンスや不動産ファイナンスが含まれます。
ストラクチャードファイナンスは企業の資産を運用することで資金調達を行う手法です。資産・債券の流動化や証券化があります。複合的に組み合わせた仕組みを用いることもあり、高度な専門性が求められます。
企業が保有する不動産の流動化を行います。不動産から生まれる収益や資産価値を裏付にして資金調達を行う仕組みです。
この記事にまとめた通り、投資業務といっても様々な業務があります。
通常、投資業務は投資銀行部門といった1つの部門を設けて専門スタッフが従事しています。高度な専門性が特に求められるため、少数精鋭で組織されることが多いです。まさに数多くいる銀行員のうちのエリートといったところでしょうか。
投資業務は醸し出す華やかさとは別に膨大な仕事に対して、一つひとつきめ細かく突き詰める地道な業務でもあります。
投資業務に従事したい人は特徴を踏まえた上でキャリアプランを練ることをオススメします。