20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2017.1.18
2017.1.18
最適停止問題とは、ある行動をするときにもっとも効果的な結果を出すためにはどのタイミングで行動すればいいかを数学的に解く問題のことです。
選択し、決断しなければならない時というものは誰しもあると思います。
結婚相手を選ぶ時に、あの人を選んでおけばよかったという話はよく聞く話ですが、これが最適停止問題です。
実は、どのタイミングで選べばもっとも自分の理想にあった結婚相手を選べるのかということが、数学的確率で出されているのです。
もちろん結婚の問題など人生の問題は、数学的な観点だけから判断するものではありません。パッと見た印象など、自分が人生の中で培ってきたセンス、いいかえれば心理学的な基準も重要です。
ただ確率として、最適停止問題のような結果があるということも知っておけば、参考になるはずです。
最適停止問題の例としてよくあげられるのが、秘書問題です。
n人の候補者の中から面接を行い最適な秘書の候補を選べ
このような状況の中で最適の候補所を選ぶことが最大の目的です。
何をもって最適とするかには2つの考え方があります。
結果は「最良選択」と「順位最小化」では数値は違うものの、最初のある回数までは採用を見送り、見送った候補者と比較してもっとも順位(評価)の高い人を選ぶのが最適であるという結果が出ました。考え方は以下の通りです。
つまり、最良選択問題の方法を取れば37%の確率で最適な候補を選べることになる。
つまり順位最小化問題の方法を取ればnによらず順位の期待値は4位以内となるのです。
最適停止問題は数学の問題なので難しく見えますが、実は身近な問題でもあるのです。
冒頭であげた結婚相手を探すときに、今まで付き合った人の中でどの人と結婚したらよかったかという問題はまさに最適停止問題です。
他にも、職に関することであれば
人生の話であれば
ビジネスの話であれば
他にもスポーツでも株の世界でも様々な場面で最適停止問題にあたります。
以上のように最適停止問題において、最適な決断を下すためには一定の回数だけ決断を見送ると良いという結果が出ています。
ただ実際に私たちの生活ではどうでしょうか。次々に決断を迫られた時に、早い段階で決断をしてしまっていませんか。
心理学や実験経済学では、冷静に考えればもっと適した選択ができる状況にもかかわらず、早い段階で決断をしているという実験結果もあります。
次々と決断を下さなければならないという場面においては一定の回数だけ決断を見送り、そこから前との比較で最善のものを選ぶと良いでしょう。
決断を迫られる場面は多々あるものです。
印象や相性などの心理的な面で選択しても良い結果が得られるかもしれませんが、選択基準が多いに越したことはありません。
最適停止問題は数学的に出された結果なので冷たいと感じる方もいるかもしれませんが、心理的な面と一緒に使うことで、選択の幅が広がります。
迷った時には、最適停止問題という基準もあったなと思い出してみてください。