20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2017.1.1
2017.1.1
キャビン・アテンダント、略してCA。
あるアプリの調査でCAは、「子供の頃に憧れた職業ランキング」と「大人になってみて目指しておけばよかった職業ランキング」ともに上位5位以内にランクインしている人気の職業です。
ところが現実は違うようです。一言で言えば、その仕事ぶりは空飛ぶホールスタッフです。
CAの主な業務はフライト中に顧客に対してサービスを行うことです。また緊急時に率先して顧客の救護にあたります。
飛行機の利用者はさまざまで、酔っ払ってクレームをつけてくる人、トイレにこもって出てこない人、セクハラをしてくる人など、何かと面倒な人が多いといいます。
しかも国内便は1日4往復、国際便は10時間近くフライトしています。機内での仕事は気圧が地上と違うため、かなりの肉体労働です。
そのためCAは見た目の華やかさとは異なり、現実は正反対でストレスで身体を壊す人もたくさんいるそうです。その上女性の職場なので、女性同士の面倒なお付き合いやいがみ合いが原因で会社を辞める人も多いといいます。
CAのシフトは4日働いて2日休むというサイクルです。勤務中は自宅に戻ってくることはほとんどなく、その日の最後に搭乗したフライトの行き先で1泊します。そして翌朝からまた仕事をします。
またスタンバイといって自宅待機業務があります。これは欠員が出た時などのピンチヒッターとして、電話がなったら必ず出ないと業務不履行になってしまいます。
何もなければ休みになるのですが、出勤となればどこに行くかもわかりません。宿泊を伴う業務になれば、その後のスケジュールが変更されるなど踏んだり蹴ったりです。
CAはプライベートの予定がなかなか組めないといいます。
こうしたストレスを何で解消するかというと飲み会です。CAは休日やその前日の仕事終わりによく飲み会をしています。
もちろんただ飲んでいるわけではありません。飲み会の目的は彼氏を見つけることです。CAは容姿端麗な人が多いので、男性からの人気も高く飲み会に不自由しません。
銀行、広告代理店、マスコミ、タレント、スポーツ選手など、将来の結婚相手としてふさわしい業界に狙いをつけて飲み会を開いています。
ただ先ほどお伝えしたようにCAはプライベートのスケジュールがころころ変わります。また彼氏は土日休みだとしても、CAは関係ないので休みが合いません。
彼氏ができたとしても、お互い会えないので別れてしまうケースが多いそうです。そしてまた休日に飲み会に参加します。
分岐点は結婚です。ほとんどのCAは仕事が大変なので寿退社をしたいと思っています。大手企業に勤める男性を捕まえて結婚したあかつきには、会社を辞め悠々自適な主婦生活を夢見ています。
多くのCAは結婚して退社していくのですが、なかにはその想いが叶わず働き続けている人もいます。
独身のCAは休みの日に同じような境遇の同期とご飯を食べに行きます。また学生時代の友達家族の家に遊びに行くなどして時間を過ごしています。
ただもう40代です。結婚という目標をなかなか捨てきれずにいるなかで、現実はもう結婚できないのではという気持ちが大きくなりはじめています。
給料はそこそこもらっているので、1人で友達と飲み食いして生活するには十分です。
制度が大きく変わったので現在40代のCAは基本正社員ですが、今入社してCAになる人は契約社員です。
そのため給与体系も違います。40代のCAはだいたい年収850万円ほどです。契約社員でそのまま40代になってもこの金額はもらえないでしょう。
いつ事故が起こるかもわからず、かなりの肉体労働なので「これぐらいの給料はいただかないとやっていけない」と言う人は多いです。
しかし今はもう彼氏を見つけるため飲み会に参加するということにも疲れています。休みの日は旅行に行くなど1人を満喫することに楽しさを感じ始めています。
余談ですが、CAは福利厚生で国内便が無料のチケットを配られます。これは家族も利用できます。
お盆やお正月などの繁忙期以外でさらに空席があれば使えるという条件付きのチケットではありますが、好きなところに無料で行けるのです。このチケットを利用して旅行に行っています。
両親はこの歳になればもう早く結婚して欲しいと思っています。ただ、かわいい娘ですからそのまま家に居続けることはやぶさかでないとも感じています。
CAという仕事に憧れる女性は多いです。
しかし実際はかなりの肉体労働です。また女性の職場特有の人間関係によるストレスもあり、寿退社を望む人が多いようです。そのためCAは離職率が高いといわれています。
プライベートの予定が組みにくいことも特徴の1つです。自宅待機業務で出勤となった場合、スケジュールの変更を余儀なくされるケースもあります。
「他人と予定を合わせても仕事が入ってしまうかもしれない」「相手に予定を合わせてもらうのが申し訳ない」という気持ちが、1人を満喫し始める要因の1つかもしれません。
結婚するのか、1人を満喫するのか。40代CAは人生の分岐点に立っているといえます。