押さえておこう!銀行員の年収(給料)や初任給、仕事内容の基礎知識
2017.8.8
2016.12.26
審査業務は以下の流れで行われます。
融資業務は通常以下のとおりに分けられます。
審査業務は審査を専門的に行う部署が主に担います。
銀行は人々から集めた預金をもとに顧客に対して貸出を行います。仮に貸出したお金が返済されない場合、信用問題に発展しますし、銀行も損失を被ることになるので審査業務は重要です。
審査は個人、中堅中小企業、大企業、国内外プロジェクトファイナンスなど、顧客規模によって多岐に渡ります。
個人顧客は主に住宅ローンや自動車ローンといった個人ローンについて相談をしに銀行へ行きます。審査は顧客の年齢や収入、職業などから個人ローンの妥当性について検討します。
審査にあたって、営業部門が得た顧客の決算書などの資料をもとに企業の経営内容や財務状況、戦略、将来性、事業環境などあらゆる要素を分析して、融資条件を判断します。
資料が足りなければ、営業担当者に資料の取り寄せを指示します。
仮に融資が妥当と判断できれば、次に融資条件である金利や資金用途、融資期間、担保などの設定を考えます。ここでは顧客と銀行の双方に対して最適な融資となるようにスキームを組みます。
スキームができれば営業担当者と打ち合わせし、営業担当者が融資スキームを提案します。
人工知能が既存の審査のあり方を変えつつあります。主に個人ローン向けに活用され始めています。
従来の審査は人による緻密なワークのもとで成り立ってきました。反面でコストが高い、時間がかかるなどの課題もありました。
人工知能は上記の課題を解決してくれます。
従来から行っている年齢や収入などローン審査に利用されてきたデータに加えて、地域別の経済指標や各種データの時系列的な変化を人工知能で分析することで、審査業務の時間短縮を図ります。
人工知能を活用した最適仮説の導出とフィードバックを通じて、人工知能が自律的に審査の最適化を図る先進的審査手法への革新が現在進んでいます。
融資業務は銀行の生命線とも呼ばれる大切な業務です。銀行の不良債権リスクを軽減させ、銀行の経営を安定させることが役割とも言えます。
また、銀行の融資1つで個人もしくは法人の運命すら変えてしまうことも十分にあります。こうした責任とマインドを持って審査業務に取り組む姿勢が求められると考えられます。