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2016.12.18
2016.12.18
MBAとは「Master of Business Administration」の略で、日本では経営学修士と呼ばれます。経営学の大学院修士課程を修めたものに対して授与される専門職学位です。
MBAプログラムは1900年代初頭にアメリカでスタートしました。経営をサポートするビジネスに関するプロフェッショナルを短期間で育てることを目的としています。
MBAは、のちに弁護士や公認会計士のような国家資格取得を目指すなど、学術的知識を得る目的ではなくあくまで実践スキルの向上を目的としているのも特徴です。
経営学修士大学院を一般的にビジネススクールと呼びます。
MBAを取得するには大きく4つの方法があります。
海外 | 国内 | 自宅 | ||
---|---|---|---|---|
フルタイム | その他 | |||
海外フルタイムMBA | 国内フルタイムMBA | 国内パートタイムMBA | 通信教育MBA | |
受講方法 | 仕事を辞める 休職 企業派遣 | 仕事を辞める 休職 企業派遣 | 仕事を続けながら 土日・夜間に通学 | 仕事を続けながら 主に自宅学習 |
履修期間 | 1~2年 | 1~2年 | 最短1~2年 | 最短1~2年 |
学費総額 | 学校によって大きく異なる 700万円~2000万円程度 | 120万円~400万円 | 130万円~340万円 | 100万円~300万円 |
言語 | 主に英語 | 主に日本語 | 主に日本語 | 提供元による |
ビジネスに関する学位なので、働きながら得られる選択肢が用意されています。
また、各選択肢ごとにメリットがあります。例えば海外MBAを選べば、国際的な人脈を作るチャンスがあります。国内ならば、異業種の人脈を得られます。
パートタイムにも働きながら得られるというメリットがあります。自分の求めているものを意識し、メリットを考えて選択することをおすすめします。
MBAを最初に取り入れたアメリカではMBAは大きくビジネスに浸透しています。アメリカでは、毎年7万人〜10万人がMBAを取得しているとされています。また、大手企業のCEOの半数近くがMBAを取得しているといわれています。
MBAは企業の採用や昇進に直結しており、経営幹部育成コースにエントリーすらできない企業もあるといわれています。
給料にも差が出てきます。MBA取得者の修了直後の給与は、他の修士修了者と比べて約30%高く、学士修了者のほぼ倍といわれています。
アメリカでは、MBAを取得することでキャリアに大きく差が出てくるといえます。
バブル崩壊以後、日本のビジネスの環境は大きく変化の時期にあるといえます。従来の日本企業では、終身雇用制度の中、経営者の育成も年功序列で経験を積んで時間をかけて行うのが一般的でした。
ただバブル崩壊以後、日本型の終身雇用制度が立ち行かなくなりました。グローバル化やIT技術の進歩、規制の緩和など、ビジネスルールも変化してきました。
その結果、従来の日本型の経営論理では補えない状況が生まれ、国際的な基準となっているMBAの必要性が日本でも注目されるようになりました。
海外でしか取得できなかったMBAも、国際的な流れから2003年の制度改正で日本でも取得できるようになりました。ますます必要性が高まっています。
日本においても、アメリカのようにMBAがビジネスキャリアに直結することが当たり前になる時代がくることが予想されます。
かつて、MBAを取得するには海外のビジネススクールに行くしかありませんでした。それには会社を辞めるか、休職するか、企業派遣かで高いお金を使って留学するしかありませんでした。
ただ前項でも述べた通り、2003年の制度改正で日本においてもMBAを取得できるようになりました。急変するビジネス環境に政府としても対応をした形ですが、その結果国内でMBAを取得する人が増加しています。
国内では、パートタイムや通信教育で休職せずに働きながら取得できるよになったこともメリットになっています。
またMBA取得のニーズの増加からビジネススクール自体も増えているという状況があり、国内においても実践的な質を担保してMBAを取得できるようになってきています。
海外での取得も、国際的なビジネスの人脈を得られることや最新のプログラムがあることなど多くのメリットがあります。自分の求めるものを考えて選択することをオススメします。
グローバル化やIT化で国際的にビジネス環境が変化しています。
MBAのプログラムは、ビジネスの変化に応じて変化をしたり新しく誕生したりしています。起業家向けのプログラムや、多様性や国際性を重視したプログラムなど様々です。
様々なプログラムの特色から、自分の考える方向性にあったビジネスキャリアを歩むためにはMBAはメリットのあるものといえます。
これから自分の望むビジネスキャリアを積みたい方は、MBAを選択肢に入れてみることをオススメします。