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就活で業界研究をするメリット、効率的にできる5つのポイントは?

この記事の結論は「業界研究における5つのポイントをおさえれば、業界研究を効率的に行うことができる」です。業界研究は就活を始める学生にとって欠かせません。「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「ソフトウエア・通信」「マスコミ」「官公庁・公社・団体」の8つが代表的な業界区分です。就職サイトや業界地図によっては、約160の業界に細分化されています。数の多さに「大変そうだな」と思う学生もいるのではないでしょうか。この記事では、業界研究のメリットと、業界研究を効率的におこなう5つのポイントをまとめました。

業界研究のメリットは2つある

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業界研究で業界の全体像を理解しておくと、得られるメリットが2つあります。

業界研究のメリット

  • 企業研究の優先順位が決まること
  • 業界同士を比較できること

1つは「企業研究の優先順位が決まること」です。

業界全体を把握することで、業界内の企業のポジションや関係性を理解し、どの企業についてより深く調べるかを選択しやすくなります。日本には企業が400万社以上あるため、すべての企業を研究することは現実的に不可能です。業界研究は、企業研究の優先度を決める道しるべになるのです。

もう1つは「業界同士を比較できること」です。

知っている業界の数が多ければ多いほど、相対的に市場動向を知ることができます。比較でとらえると、情報収集のしやすさや深さも変わってくるのです。できるだけ多くの業界について研究し、自分との相性を確認してくださいね。

オススメの業界研究方法には、以下の5つのポイントがあります。

業界研究のポイント

  • 1「市場規模は拡大?縮小?理由は?」
  • 2「トップ5の企業の売上高、主力商品やサービス」
  • 3「過去の大きな変化をとらえる」
  • 4「業界で話題のテーマは?」
  • 5「今後10年に起こりそうな変化は?」

業界研究のポイント1「市場規模は拡大?縮小?理由は?」

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業界の市場規模が拡大しているか、縮小しているかを、その理由と併せて理解するのが業界研究において最も重要なポイントです。

どれだけ優秀な人でも、縮小している市場において成果を出すのは難しいです。逆に伸びている市場であれば、ビジネスの実績が少ない若手ビジネスパーソンや新入社員でも大きな成果を出せるチャンスがあります。収入もあがりやすく、自身のキャリアプランも見えやすいのも伸びている市場で働くメリットです。業界マップなどでは、天気予報に見立て、業界の市場を分かりやすく図示しています。結果だけではなく、その理由もあわせて理解するようにしてください。

 

業界研究のポイント2「トップ5の企業の売上高、主力商品やサービス」

業界研究をするほとんどの就活生は1位や2位だけの企業に注目し、それ3位以降の企業に注目しません。

少なくとも業界全体のトップ5の企業名と売上規模、主力の商品やサービスは知っておきましょう。CMの影響や本業とは関係のない知名度だけでは、業界の全体観をとらえることはできません。業界上位ということは消費者から評価をされている結果なので、理由や共通項などを考えてみるのもオススメですよ。

 

業界研究のポイント3「過去の大きな変化をとらえる」

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過去にあった大きな変化を調べることは、これまでの業界動向を知ることと、今後の業界の未来を予測する意味で有効です。

銀行や証券会社について調べるのであれば、1990年代後半から2000年代にかけて起こった倒産・合併・再編の理由や背景を理解しておいてください。

山一證券と三洋証券の破綻、北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行の倒産の理由や背景を理解できているのは、就活生における1%未満ではないでしょうか。

自動車業界や家電メーカーを調べる際には、リーマンショック前後で営業利益がどのように推移したかを調べてみるのもオススメです。広告業界であれば、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、インターネットのメディア接触時間の推移を調べたり、インターネット広告が台頭する前と現在での広告の売上比率の違いを調べたりしてみると、大きなトレンドがみえてきます。

過去の大きな変化をとらえることで、現状の業界の成立ちや背景を理解できます。その結果、短期的な視点だけではなく、中長期的な視点を持つことに繋がります。

 

業界研究のポイント4「業界で話題のテーマは?」

業界の未来を予測していくうえで重要なのは、現在、各業界で話題になっているテーマです。

日経新聞を継続して読んだり、グーグルのニュース検索で「業界名+最新事情」「業界名+トレンド」などと調べたりすれば、話題になっているテーマを知ることができます。インターネットや本だけに頼らず、OB・OG訪問の質問に「業界で話題のテーマ」を組み込んでおくと、適切で貴重な情報が手に入りますよ。

 

業界研究のポイント5「今後10年に起こりそうな変化は?」

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これまでのポイント1から4までを踏まえて、各業界ごとに10年後に起こりそうな変化を考察してみるのが5番目のおすすめポイントです。

新卒で入社する会社を選ぶ際には最低でも「その企業の10年後の未来予測」と「そのとき自分は何をするのか、したいか」を考えて選択をしてください。その基礎部分となるのが「業界の10年後の未来」なのです。

10年後の未来予測の応用編としては、業界だけに留まらず「日本の人口」「世界の人口」「日本のGDP」「アメリカや中国のGDP」「発展途上国のなかで経済成長を遂げる国」など、より広く情報を集めながら実施をすることもオススメです。

 

早めに業界研究に取り掛かろう

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この記事を読んで、業界研究をしたくなった方にオススメのアクションアイテムは2つあります。

1つは「自分が関心を持った業界をまずは3つ研究する」ことです。

企業はほぼ100%、どこかの業界に属しています。企業研究を深く行うためにも、その前提である「業界研究を一定以上のクオリティで行う」ことが必要となります。まずは3つ、今回オススメしたポイントに沿って、実施をしてみてください。本屋で売っている業界マップは、企業研究の初心者にも分かりやすくまとめられているので、オススメです。

もう1つは「それぞれの業界を比較してみる」ことです。

「A業界よりもB業界の方が市場規模が大きい。逆転するシナリオは?」「C業界は今後30年、日本での需要は伸びる。D業界とE業界は?」などど、業界同士を比較すると、新たな視点や業界同士の繋がりがみえることもあります。

この記事でご紹介したポイントを基にできるだけ早く業界研究をはじめて、就活の成功に向けて動きだしてみてください。

 

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