20代で読んでおくべき本「経営者の条件」書評

書評・レビュー

この記事は書評に関する寄稿記事です。40代ビジネスパーソンの方より頂いた、40代目線から見た20代のうちに読んでおくべき本の書評をもとに構成しています。今回は「経営者の条件」についてまとめました。自分の時間の時間のマネジメントができていますか。時間は全員に平等に流れています。1日すぎれば、世界70億人全員に平等に24時間流れたのです。限られた時間をどう使うかはあなた次第です。

経営者の条件ってどんな本?

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この本は現代経営学の巨人と言われるドラッカーの著作です。経営者がいかに成果を上げるかをテーマにしています。

この本でドラッガーは、会社の従業員も経営者のように働くべきだと説いています。要は当事者意識を持てということです。みんな経営者と同じように自らをマネジメントするべきだと訴え、その方法論を提示しています。

 

自分の時間を知る

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この本の中で共感し実践するべきだと思うのは「汝自身の時間を知れ」というものです。ドラッカーはこう言っています。

私の観察では、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする。次に時間を管理すべく、時間に対する非生産的な要求を退ける。そして最後にそうして得られた自由になる時間を大きくまとめる。したがって、時間を記録する、整理する、まとめるの三段階にわたるプロセスが成果をあげるための時間管理の基本となる。成果をあげる者は時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものは最も欠乏した資源である。それが時間である…出典:経営者の条件

要はタイムマネジメントをして最も成果が上がることひとつに集中することを訴えています。これを読んで私自身も自分の時間が何に使われているかを振り返りました。皆さんも一度やってみてください。

まずスケジュール表に、1週間でいいのでどんな行動にどれだけの時間を使っているかを記録して把握します。例えば朝食60分、歯磨き整髪15分、ストレッチ15分、着替え5分などなど、かなり細かく具体的に分けます。

そして自分の仕事で成果につながる1番重要なことは何かをまず定義します。そこにどれぐらいの時間を割いているかを計算します。

こうして時間を分析し愕然としました。最も成果につながる1番重要な仕事に割いている時間があまりにも少なかったからです。

1週間のうちで最も時間を割いていたのはなんと「移動」でした。出社、次のアポイント、帰社、帰宅、全て電車で移動していたのですが、睡眠やプライベートの時間を除けば、この移動におよそ5割の時間が割かれていました。

 

人生は時間の使い方

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仕事上最低限の移動時間は必要で、ここをなくすわけにはいきませんでした。ただその時間何をしていたかというと、仮眠をしたり、携帯電話をいじったり、本を読んだりと特に何かをすると決めていたわけではありませんでした。

この時間に仕事の成果につながることをしようと考えました。仕事の成果に焦点を合わせると、まとまった時間が必要になるとドラッカーは言っています。成果をもっと上げるためにまずそのための時間をどうやって確保するかを考え始めました。

最も時間を割いていた移動時間を極力減らすようにアポイントを工夫するようにしました。そして成果につながることに1番時間を使うように、移動時間よりも最も重要なことに時間を使うようにスケジュールを組み立てるようにしました。

人生とは時間の使い方だと言われています。このように時間を分析すると自分の時間の使い方が客観的にわかります。1番大切なことに1番時間を割いていないのですから、成果が上がらないのは当然だと思いました。

 

自分の時間を自分で使う

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何の予定も立てていないと、時間は他人に使われたり、想定外のことに使ってしまったりします。

今日はこの課題に取り組もうと出社します。

席に着くと上司から、お前この案件どうなったと聞かれ、進捗を今日中にまとめといてと仕事を振られます。

そうこうしているうちにお得意様から電話が入り、資料を郵送してくれと頼まれます。

同僚からタバコいかないと誘われ喫煙所に行き、戻って次のアポイントの準備をします。

上司から振られた仕事に取り掛かっているとアポイントの時間が来たので外出します。

スマホアプリで新しい妖怪があらわれやっつけます。

そうこうしているうちに夕方が来て、今日やろうと決めた課題に取り掛かり始めたのは夜なんてことが起こるのです。最も重要な仕事が何かを知り、そしてスケジュール表にその大切なことをする時間を記入し、さらにその時間他の人からどんなに誘われてもついて行かず自分の仕事に集中することが求められます。

人生とは時間とお金の使い方です。自分の時間を大切にするための1冊です。

 

行動すべてが時間のマネジメント:編集後記

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その日やろうと思っていた課題が終わらなかった経験は誰にでもあると思います。それは自分の時間がマネジメントできていなかったからかもしれません。計画を立てずに漠然と目標を立てただけでは、本当の意味で目標を立てたとは言えません。

例えば午前中のうちにこのタスクを終わらせるとか、9時から11時まで作業して終わらせるとか、具体的な時間を決めて作業するのがオススメです。1日という大きな枠の中でこなそうとするから余った時間が無駄になってしまうのですから、より細かく時間配分をコントロールすればそのようなことは起きにくくなります。

夢と目標の違いはそこに具体的な計画があるかどうかだと思います。大きな夢であってもそこに到達するまでの道筋がはっきりしていればそれは目標です。逆に小さな目標であっても、計画が漠然としていればそれは夢です。

このように、時間のマネジメントはビジネスシーンだけに当てはまるわけではありません。人が時間に沿って生きている以上、行動のすべてが時間のマネジメントです。

この本を読んで、よりマネジメントの理解を深めてくださいね。