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2016.11.26
2016.11.26
オズの魔法使いはアメリカの児童文学です。ライマン・フランク・ボームが著し、W. W.デンスロウが挿絵を担当した作品となっています。1900年に初版が発行されました。世界的にも人気で、舞台や映画にもなって広く親しまれています。
なぜこの児童文学を薦めるかというと、この本は長い人生を生き抜いていくための本質がつまっているからです。
自分の希望を叶えてもらうために旅をしていく物語です。
少女ドロシーが住んでいた家が竜巻に飛ばされ、見知らぬ国オズの国へ行ってしまいます。家に帰るためにオズの大王に会わなければならず、その途中に賢さが欲しいカカシ、心が欲しいきこり、勇気が欲しいライオンと出会います。
しかしそのみんなの希望を叶えるためには西の魔女を倒さなければいけないとオズの大王が言ったので、4人はまた旅にでます。そして魔女を倒しみんなの望みは叶ったものの、ドロシーの家に帰るという希望だけが叶いません。
途方に暮れたドロシーのもとに良い魔女が現れます。倒した西の魔女から奪った魔法の靴で家に帰れると教えてもらい、そして無事家に戻ることができました。
オズの魔法使いはロールプレイングゲームようなものです。仕事も似たようなゲームのような一面もあります。誰もが人生のなかでああしたいこうしたいという様々な希望があります。それを手に入れるためにあの手この手を尽くし、行動します。そうこうしていると想定外のことが起こります。
例えば営業であれば社内で1番になりたいという希望があったとしましょう。そのために訪問先のリストつくり、1件1件電話してアポをとり、また飛び込みで訪問したりします。すると訪問先から「自分はこのプランで契約したいんだけどオーナーがいるのでその人に聞いてみないなんとも言えない」と言われます。
それではオーナーに会わせてください、とオーナーの連絡先を聞いてアポイントをもらい、また後日訪問します。そしてプランを説明するとオーナーもOK、これで成約だ、とウキウキでいたら社内の審査が通らず契約はおじゃんに。俺のこれまでは何だったんだ、と途方に暮れてしまう。働いているとこんなことがままあったりします。
なかなか凹むことなのですが、振り返るとこの過程を経験することによって自分のなかに図らずもさざまざなノウハウが身についていたりします。
オズの魔法使いでいうカカシが求める賢さであったり、きこりのような何があっても折れない心だったり、ライオンが求めたつらくても立ち直り、次の行動にでる勇気だったり。そんな長い人生を生きていくために必要な能力が様々な困難経験をしていくうちに勝手に身についていくのです。
必要なのは目標です。何もなくただ言われたことだけをしていても行動することできません。ドロシーが家に帰りたいと思ったように、自分が達成したいと心の底から思える目標です。
本気で思った目標とは、目標を立てた時点で8割は達成したようなものです。なぜならそれを達成しないという選択肢がなく、そのための方法を何十個も考えているはずだからです。目標を実現していく過程で、同じように様々な予想していないことや困難が降りかかります。それでも目標達成していくなかで人間的な成長も成し遂げていくのです。
ある会社の方がこんなことを言っていました。
営業成績がいいけど人としてダメな人がいっぱいいます。また人としては素晴らしいのだけれども、営業成績がダメな人もいっぱいいます。どちらもダメなのですがほとんどの人はどちらかです。私たちは人としても素晴らしく、かつ仕事の成果も高い、そんな人を目指し、そんな人になるべきです。
まさにおっしゃる通りです。どちらが欠けてもダメで、楽しい人生にするためにも両方を追い求め続けなければいけないのです。
たかが児童文学、されど児童文学。オズの魔法使いはその時に自分が置かれている仕事の状況に置き換えて読んでしまいます。ですから捉え方はさまざまです。仕事で煮詰まったなぁという人は1度頭を柔らかくして読んでみることをオススメします。
オズの魔法使いの登場人物は、みんな何か手に入れたいものがあります。それ手に入れるために、危険を冒して冒険に出ました。私たちには、リスクを冒してまで手に入れたいものがあるでしょうか。何か目標ややりたいことがありますか。
特に20代の人達には、自分のやりたいことや目標がないまま社会に出てしまっているように感じます。この記事にも書いてあるように、ただ言われたことをこなすだけでは何も行動できません。
やりたいことを見つけるためには、自分と向き合うことが大切です。オズの魔法使いの登場人物は、自分に何がかけているか自覚していました。それは自分を知っているということです。目標を立てる前に、まずは自分と向き合ってしっかりと自分を知ることが大切なのです。
この記事を読んでオズの魔法使いに興味を持ったら、ぜひ1度読んでみてくださいね。