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【銀行の業界知識】収益構造や市場動向まとめ

銀行の収益構造は主に3つあります。それぞれ市場動向が変化しており、銀行は軒並み苦戦が続いています。成長するには銀行のビジネスモデルを変化させていくことが必要です。銀行はどのようにして収益を出すのかご存知でしょうか。また、銀行を志望する人にとって最近では市場がどのように変化しているのかを知ることは大切なことです。この記事では、銀行の収益構造や市場動向についてまとめました。

銀行の収益構造は?

収益とは売上高に値するものです。主に製品を作って販売することで成長するメーカーなどは売上高を使います。一方で、銀行は非製造業なので収益を用います

銀行の収益構造は従来から主に3つあります。以下の3つです。

  1. 貸出金利による収益
  2. 金融商品やサービスの提供による手数料収入
  3. 外国為替による収益

1.貸出金利による収益

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銀行は多くの人々からお金を預かっています。そのお金のことを預金と言います。銀行は主に企業を相手に預金の中からお金を貸し出しており、お金のことを貸出金と言います。

銀行はお金を貸し出す際には利息を付けて貸し出しており、貸出金利息が銀行収益に直結しています。

貸出による収益は貸出の量と貸出金利によって決まるのです。また、預金金利や宣伝費、人件費といった預金の調達コストを抑えることで利益を上げることができます。

2.金融商品やサービスの提供による手数料収入

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手数料収入とは金融商品やサービスの提供の際に、銀行が受け取る収入になります。

手数料収入が発生する主な業務は投資信託や保険商品の販売、公共料金の引き落とし、ATMの利用、送金などです。銀行の投資信託や保険商品の販売は金融緩和によって広まっていき、今や銀行の主要な収益源です。

3.外国為替による収益

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外国為替取引とは、円と外国通貨をトレードすることです。円や外国通貨は変動相場のもとで、常に通貨価値が変化しており、銀行は変化を見極めたうえでトレードを行うことで利ざやを得ています。

もちろん、損失を被る可能性もあります。損失を被らないように銀行内で市場調査や各国の経済状況、政治情勢の分析を行っています。

 

銀行業界の市場動向は?

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前項にてご紹介したとおり、銀行の収益の柱として主に3つの業務に分類することができます。

以前、銀行が重点を置いていたのは貸出金の多さでした。ただ近年では銀行が置かれる環境の変化によってその伝統的価値観が崩れています。

近年の日本は非伝統的な金融政策が続く中、2016年1月に日銀がマイナス金利政策を発動しました。マイナス金利下において、銀行の収益環境は変化します。

収益の柱の1つである貸出金利による収益は金利の低下によって押し下げられました。また、日銀の主要銀行貸出動向アンケート調査によると、企業の資金需要が減少傾向にあることも銀行にとって逆風です。

そこで、貸出金による収益が期待できない代わりに、各銀行は手数料収入の増加を目標に掲げています。ただ、顧客は手数料が安いところに流れるので、一気に手数料を引き上げることは難しいと考えられます。

外国為替による収益は、イギリスのEU離脱問題やトランプ米大統領候補の勝利といった流れから世界は今後も不透明になると予測されるので、安定的に収益を確保するのは難しいです。

銀行は現在、厳しい事業環境下に置かれているといえます。

 

銀行はどうなる?

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これまで見てきたとおり、銀行の主な3つの収益の柱はそれぞれ課題に直面しています。マイナス金利が続けば、銀行業界全体の収益が悪化していくことに間違いありません。

状況を打破するには銀行のビジネスモデルを変化させていくことが必要と考えられます。まずはフィンテック研究開発を加速させることが求められます。フィンテックは銀行の高コストなビジネスモデルを変える可能性を秘めています。

フィンテックの研究開発や技術導入には注目してみてください。

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