20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2016.12.14
2016.12.14
国公立大学の医学部の学費は2000万円ほど、私立大学の医学部は5000万円ほどです。これだけ多額の費用をかけて大学6年間過ごし、医師の国家試験を受験します。国家試験に合格してからも30代中ほどまではずっと修行期間です。
医師は国家試験に合格すると自分の専門の道を決めます。内科、外科、小児科、皮膚科などです。自分は将来開業するのか研究者になるのか、ある程度目標を定めて自分の専門を決めることになります。
ここが一般企業に就職する人と大きく違うとところです。医師になる人は大学受験のときにある程度自分の将来像を描き、医学部を卒業する頃には具体的に自分の進む道を決めています。
余談ですが街の病院の看板に診療項目が書かれているのを見たことがあると思います。内科、小児科、神経内科などです。基本的に医師は国家試験に合格すれば全ての診療項目を唱っていいそうです。
ただ知り合いの先生曰く、「内科、外科、皮膚科、美容外科とジャンル問わずほぼ全部の診療項目が書かれている病院は、お金稼ぐために間口広げているだけ」とのことです。
病院を選ぶときには皮膚科なら皮膚科、内科なら内科とひとつの診療項目のみ記載している医院がいいそうです。大学を卒業してからその科目を専門に勉強してきた目印ですし、知識も経験も技術も信頼が高いということです。
医師たちは修行先の病院を求めて全国を飛び回ります。自分のやりたい仕事するために、学びたい先生のもとで修行するために全国を回ります。板前さんが包丁一本で全国を飛び回っているのと同じです。
医師たちは修行期間にアルバイトもしています。病院に行くと「この先生は火曜と木曜午後しか在籍していません」などと言われたことないでしょうか。ひとつの病院の給料では安いので、掛け持して働いているのです。
40代の医師は大きな転換期にいます。40代の医師は主に以下のいずれかを選択します。
長い修行期間を経て開業するのはだいたい40代ぐらいからです。親の病院を継ぐ人、ゼロから開業する人がいます。
都心でゼロから開業するには3000万円から4000万円かかり大きなハンデとなります。開業にかかった資金を回収するまでに早くて5年はかかります。
資金的に大変だということで勤務医のまま病院に残る人も多いそうです。ただ勤務医の世界はサラリーマンとあまり変わりません。
次のポストをめぐる出世争いが仕事の中心になっていることもあるといいます。そのポストのために誰について行って引き上げてもらうか、社内政治を繰り返す銀行員と同じように行動しています。
研究室に残る医師もいます。基本的に研究をしていればいいのですが、いずれ准教授、教授というポスト争いが繰り広げられるようになります。
40代になると子供も大きくなり、家族の最大の関心は受験です。親が医師だと子供も医師を目指すケースが多いです。そこには国立大学と私立大学のどちらを受験するかという問題があります。
親が開業医でなければ私立大学は厳しいです。私立大学医学部は学費が最低でも5000万円ほどかかるからです。
街のお医者さんと呼ばれるような開業医の年収は3000万円から4000万円ほどです。子供が私立大学医学部に入学するといっても問題ありません。
しかし勤務医の場合、アルバイトをしていてもせいぜい年収1500万円ほどです。大手企業のサラリーマンと変わらない年収では、子供に国公立大学医学部を受験させざるを得なくなります。
医師の子供は中学高校から将来医師になるための学校選びをしています。医学部に行くために有利な高校はどこか、そのための塾はどこがいいか考えています。中学校卒業のときにはすでに自分の将来像を描いています。
年に数回は海外旅行に行き、月に2〜3度は高級店で食事をします。普通の人からすればリッチな生活を味わっています。
また生活にゆとりがあるからでしょう、訪問すると必ずお土産をいただいていました。高級なスイーツや食材など、こちらは手ぶらなのに申し訳なく思ってしまいます。
人に喜んでもらいたいという心持ちでいると自然と何かあげたくなるのでしょうか。私もゆとりはないですが、行動だけそうすれば心持ちは変わるのではないかとマネをしています。
医師は中学生や高校生の頃から医師になるための道を歩んでいます。大学受験時にはある程度の将来像をイメージし、医学部卒業時には具体的な専門領域も決めています。30代中ほどまでは修行期間として全国を飛び回る生活をしていますが、40代では裕福な生活ができるようになります。
開業医の年収は3000万円~4000万円ほど、勤務医の年収はアルバイトも含めると1500万円ほどです。開業するのも大変ですが、病院に残ったら神経を使う面倒な根回し、社内政治が待っています。
医師は経営もさることながら、地域医療への貢献という理念がしっかりしている人が多いです。新しい学説を学んだり、医師との交流会で勉強したりしています。とにかく研究熱心です。それほど自分の仕事対し誇りを持っているということではないでしょうか。