【エントリーシート質問集④】業界に関する質問

この記事は特集記事です。エントリーシートの質問についてまとめています。業界にはそれぞれ課題があります。その解決策を考えるためには情報収集が必要です。第4回目の今回は業界に関する質問についてまとめました。【エントリーシート質問集①②③】と合わせてご覧ください。

業界の課題を調べる

それぞれの業界にはそれぞれの課題があります。その解決策を自分なりに考えおかなければいけません。そのために情報を集める必要があります。

ポイントは企業側が「よく知っているな」「よく調べているな」と感じるかどうかです。インターネットでもある程度情報を入手することはできます。ただ現場で働いている人から生の情報を得ることが1番です。OBOG訪問で得た先輩方からの情報がカギになります。

 

業界に関する質問は1パターン

業界に関する質問は1つのパターンしかありません。「取り巻く現状と課題、あなた考える解決策」のパターンです。

  • 銀行を取り巻く現状と課題、そしてあなたの解決策を教えて下さい
  • 生命保険業界を取り巻く現状課題、そしてあなたの解決策を教えて下さい
  • 自動車業界を取り巻く現状と課題、そしてあなたの解決策を教えて下さい
  • 広告業界を取り巻く現状と課題、そしてあなたの解決策を教えて下さい

どの業界を志望するにしても同じです。現状と課題と解決策がセットで聞かれます。この質問では業界を志望する本気度が見られていますが、その他にも解決策を提案させることで独創性や分析力、時頭の良さ、論理的な思考力が見られています。

この設問に対してどのように自分ならではの解決策を提案したらいいでしょうか。答えはないのですが、何度もOBOG話を伺い、自分が考えた案をぶつけてブラッシュアップしていくことをオススメします。

 

業界に関する質問の回答例

例:テレビ業界

現状と課題

媒体別広告収入はテレビ業界がシェアはトップ。しかしインターネット広告にシェアを徐々に奪われ続けていて、毎年広告収入は減り続けている。

テレビ業界は広告収入以外に売り上げの柱がなく、このまま売り上げが減っていけばリストラ、合併などでしのいでいくか、最悪は経営破綻に陥る可能性がある。新たな収入源(ビジネスモデル)の確立が求められている。

解決策

結婚式ビデオの制作と放送からプロポーズ、結婚式に至るまでの経過をテレビ局が製作します。その内容を毎週木曜19時〜20時の枠で放送します。

現場の方に伺ったところ、この放送枠が編成可能な放送時間だと聞きました。司会はアットホームな雰囲気があり、突っ込みも面白い●●さん、アシスタントは局アナウンサーの○○さんです。○○さんは気さくな雰囲気で●●さんと並ぶと娘のような印象があります。

内容は結婚する2人にプロポーズを再現してもらいます。また両家のご両親にも参加してもらいそれぞれ結婚する2人の印象などを語ってもらいます。両親が見ていることを知らせず2人が食事しているところに隠しカメラをセットしたり、式場での打ち合わせなども撮影します。

結婚は人生最大のイベントです。繋がりのある老若男女が一生に1度お祝いをする記念日です。結婚に至るまでさまざまな人との出会いがあります。世代を越えて共感できるものです。

結婚前の人には結婚の素晴らしさを感じてもらいます。結婚した人にはあらためて2人が出会ったころを思い出してもらいます。

料金はお祝い相場で200万円です。週1回放送なので月800万円、1年で9600万円の売り上げです。OB訪問した際に地方局の売り上げは年間30億円から50億円ほどと聞きました。単純に割れば月2.5億円〜4億円弱です。2014年度から2015年度にかけて前年比で約3%、約9000万円売り上げが減少しています。

この企画で売り上げが見込めればちょうど売り上げ減少分を埋めることができます。

 

回答例を解説

ポイントは以下の3つです。

  1. 具体的な企画
  2. 現場の人に聞かないとわからない情報が盛り込まれている
  3. 売り上げなど数字の裏付けがある

今回はテレビ番組の企画です。番組内容はもちろん、放送時間と司会のキャストも触れます。

ポイント2.の現場の人に聞かなければわからない情報はこの場合放送時間です。例えばTBS系列の地方局場合、毎週木曜19時の放送枠は各局が放送内容を自由に編集できます。キー局の番組をそのまま放送してもいいですし、自分たちで制作したものを流してもいい枠です。

実はそのほかの時間帯の放送枠は各地方局が勝手に編成することができません。こうした情報はインターネットで調べても出てきません。実際に働いている人に聞かなければわからない情報です。

この情報を記載することで採用側は「よく知っているな」「よく調べたな」という印象を持ちます。このような業界ならではの情報は各業界にあります

OBOG訪問時に現場で働く人から、業界ならではの情報を引き出すためにも、あらかじめ自分が提案する解決策や企画を作ってぶつけてみるのがいいでしょう。そして素朴な疑問を聞きましょう。

また解決策を提案するにしても自分らしさが表現できているかが重要です。これまでの特集記事で繰り返し等身大の自分を表現することを伝えてきていますが、企画も同じです。解決策に自分らしさが表現されているかにも注意を払って下さい。

 

情報はインターネットだけではない

業界に関する質問のパターンは1つだけです。現状を分析して課題を設定し、解決策を考えるというサイクルは社会に出てから何度も行う作業です。社会に出てから必要な能力が見られているといえます。

その中でも重要なのは情報収集です。OBOG訪問などで様々な情報を収集することで、独自の視点から解決策を展開することができます。

インターネットが普及した昨今では情報をウェブサイトに頼る就活生が多くなりましたが、サイトを見ただけの回答は面接官にすぐ見抜かれるといいます。現場で働く人の情報を集めて、オリジナリティあふれるエントリーシートにしてくださいね。

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