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仕事も家庭も踏ん張りどころ?元保険屋が見た40代で総合商社勤務の人生

この記事は寄稿記事です。保険の営業職に勤めていた経験を持つAさんが見た、40代で総合商社に勤務する人の人生を紹介します。総合商社に勤務する40代は、出世するためには高い成果が求められます。何不自由ない生活を送ることができますが、家庭の1番の関心事は子供の教育です。仕事が忙しく、健康に不安を抱えている人もいます。総合商社への就職を考えている人にオススメの記事です。

就活生に人気の総合商社

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総合商社とは、輸出や輸入といった貿易と国内での商取引を行う会社です。大手総合商社になると「ラーメンからミサイルまで」と表現されるほど、さまざまな商品を取り扱っています。商社の中でも売上高の多い三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅は5大商社といわれています。

商社の拠点は国内だけでなく世界各地に置かれています。大手商社はほとんどの国や地域に拠点を置き、全世界にネットワークを広げています。

就活生に人気の総合商社ですが、部署によってはかなり激務といわれています。あまりの忙しさに肉体的にも精神的にも疲れきっている人も多くいるようです。

今回は保険屋をしていた時に出会った、40代で総合商社に勤務する人の人生を紹介します。

 

40代総合商社勤務の仕事や生活は?

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40代総合商社勤務のリアル

  • 仕事
  • 家庭とお金
  • 健康

仕事

40代で総合商社に勤務する方は今まで以上のステップを求められます。出世していくためには、40代で今までより高い成果を求められるということです。

若い頃から3,4回は国内、海外への転勤を経験し、日本に戻って事業の現場責任者を任される年代です。

入社当時は英語ができなかった体育会系出身の人も、この頃までにある程度ビジネス英語もできるようになっています。TOEICのスコアも毎年上がっています。というより上がっていかないと仕事を任せてくれないようです。そのため何をするにも語学力は必須です。

現場の指揮を執るようになります。利益を出すための方策を毎日考えて、日本中、世界中を飛びまわりながらプレッシャーと闘う日々を過ごします。

ここで会社に大きな損失を与えるような失敗をしようものなら、キャリアとしての未来はほぼ閉ざされるようです。関連会社への出向を繰り返し、戻ってくることはほぼないといわれています。

余談ですが出張は格安航空会社の宿泊セットプランでないと認められないようです。以前はどの航空会社、どのホテルでもよかったようですが、今では商社も経費を節約しています。

家庭とお金

一言で言えば何不自由のない生活を送ることができています。

商社に勤めている人は40代ですでに年収が1000万円を超えています。結婚し、子供もいて都内近郊に家を買っています。年に数回は海外旅行に出かけるなど絵に描いたような順風満帆の生活です。

この頃になると家庭の1番の関心事は子供の教育です。小学校受験するか、中学校受験するか、習い事は何をするか。とにかくお金の使い道は家のローンの繰上げ返済と子供の教育に投入されます。またこの先は子供たちが大学を卒業するまで家計のピークを迎えるので、そのために貯蓄と投資をし資産を守っていく時期です。

子供の教育についての情報は奥様が集めています。情報源は主に子供の学校の母友や学生時代からの友達、テレビ、雑誌です。

  • あの塾が評判が良い
  • あの先生の授業が良い
  • あの子はあの学校受けるらしい
  • この教科はこの教材が良いらしい

というような情報を聞き「自分の子供はどうするか」と考えます。

もちろんお父さんも教育に関心があります。ただプレッシャーと戦う毎日のため、家に帰るととにかくゆっくりしたいのが本音です。そうなると奥さんの話は右から左へ流れてしまいます。

ソファに座ってゴルフ中継を視聴中、気づいたら寝てたという具合です。それでも子供たちと遊べるのは週末に限られるので、貴重な時間を子供たちと過ごしたいと思っています。

お金に余裕があって家族も幸せ、ただ仕事のプレッシャーは精神的にきつい。そうなると心休まる場所が欲しくなります。統計をとった訳ではないのではっきりとは言えませんが、40代商社勤務の男性は夜クラブやキャバクラで出会った女性と息抜きをしている人が多いように思われます。

中には仕事中にも関わらず夜の食事だけ一緒にして、そのあと会社に戻って業務を続けるという人もいました。わずかな時間を割いてまで癒されたいくらい大変だということです。その反面、商社パーソンのハングリー精神を見た気がします。

またお金の使い道として投資をしている人も多いです。株やFX、不動産投資ととにかく「自分の資産を銀行に預けたままにしておくなんて考えられない」といった人が多いです。これも商社という仕事柄、事業に投資して黒字化することと関連するのでしょうか。投資への興味が他の業界の人たちに比べて高いです。

健康

毎日プレッシャーと戦っているからなのか、お酒の量が多く肥満の人も多いです。体を動かす時間もないので健康診断でなんらかの要再検査が必要な人がほとんどです。中には平日の夜、仕事の合間にジムで汗を流すというストイックな人もいました。しかしそんな人は稀です。

40代に入ると途端に普段の会話の中で体のことについて話す機会が増えます。「この間胃が痛くなって胃カメラ飲んできた」とか「便に血が混じっていたので検査してきた」というような話をよく聞きます。

また男性の機能不全や抜け毛について話が出始めるのもこの年代です。「この薬がいい」「これはダメだった」とか会話の中心付近に健康問題が近づき始めます

商社勤務の方は他の業界と比べて海外、国内の出張が多いので長時間座っていることが多く、生活が不規則です。ただ仕事が忙しく、運動してダイエットなんてやってられないといいます。

 

踏ん張りどころの40代

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総合商社は就活生に人気があり、多くの人にとって憧れの企業です。40代になるとお金があるのでゆとりもあり、家族も絵に描いたような幸せを実感する日々です。子供の教育に使えるお金は多いといえます。

一方、仕事でなんとか結果を残して次のステップに上がれるかどうかの瀬戸際の時期です。健康に関しても不安がある人が多いようです。総合商社に勤務する人にとって、踏ん張りどころの40代といえます。

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