20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.11
2019.11.11
入社前学習とは、内定者に課される入行に備えた事前学習のことです。多くの企業が事実上、内定者の学生期間を入社準備期間として位置付け、事前学習や研修を実施しています。もちろん一部の銀行、生損保、証券会社は入社前学習を内定者に課しています。
これらの企業は金融に関わる資格の取得を求めています。資格は次の項にてご紹介する入社1年目に取得すべき資格に該当するもの、または準ずるものが多いです。
内定者はわずかな学生期間の中でも、うまく時間をマネジメントして資格の勉強をする必要があります。
金融機関従事者は金融に関する専門的な仕事を行っています。業務によっては資格を保有していないと業務を行うことができない場合があるので、金融機関に就く人は1年目に多くの資格を取得しなければなりません。
必要とされる主な資格は以下のとおりです。
入社1年目の新人が取る主な資格
証券外務員とは、金融商品の販売・勧誘などを行える人を指します。
日本証券業協会によると、証券外務員1種の資格を得ると公社債・投資信託の取引、株式の現物・信用取引、有価証券関連デリバティブ取引など全ての職務を行うことができます。 出典:日本証券業協会公式HP
証券外務員1種は証券会社に限らず、銀行や生保などで営業を行う人にとって必須の資格になります。
近年、銀行はマイナス金利の影響を受けて投資信託などの金融商品の販売に力を入れているので、取得の重要性は高まっています。
ファイナンシャルプランナーとは、以下の6分野に精通していることを表します。
生損保や銀行、信託銀行に従事する人は必須です。特に生保や信託銀行は顧客と対面して人生設計中心のコンサルティング営業を行うので、ファイナンシャルプランナーを早期に取得した方がよいと考えられます。
簿記は経営管理能力や財務諸表を見る目を養うことができます。
金融機関で法人営業を行う際に必須の資格になります。銀行や損保は法人顧客を相手にリスク管理を行うことが多いため、簿記の知識は必要です。
ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を問う国家試験です。以下の3つの分野をカバーします。
現在、金融機関のシステムはほぼ全てIT化しているので、一人ひとりの社員がITを利活用できる必要があります。金融機関は企業コンプライアンスが厳しいため、セキュリティには特に気遣いしています。
また、ビジネス的な要素が試験に盛り込まれているため、金融機関に従事する人は取得することが多いです。
ビジネス会計は、簿記よりもさらに財務諸表の分析に特化しており、企業状況を把握することができることを目指しています。簿記と同じく銀行や損保、証券会社に従事する人は必要になります。
英語関連の資格として主に挙げられるのがTOEICです。TOEICはビジネスや日常生活上で使用される英語を想定されて問題が作成されています。
近年、金融機関は海外展開を加速させており、社員一人ひとりに対して英語力が求められています。最近ではTOEICのリスニング、リーディング編のみならずスピーキング、ライティングを取り扱ったTOEIC SWテストが注目されており、受験者数が増えています。
金融機関では、昇進昇格するにあたって必要な資格が設けられていることが多いです。規定された資格が取得できなければ、歳を重ねてもキャリアアップできません。また、収入にも影響を及ぼす可能性があります。
ただ、資格を保有することで自身の専門性を高めてくれます。難易度が高い資格を保有することで、理想のキャリアパスをつかむチャンスが増えることは間違いありません。思い描いたキャリアを実現させてくれる要素の1つが資格の保有です。
これまで見てきたとおり、金融機関は数多く資格を保有することが求められています。いかに金融業界は専門的な業界かお分かり頂けたでしょうか。
ただ、資格に関する研修や受験費を会社が負担してくれるケースが多く、社員にとって嬉しい環境です。
金融機関に勤めれば、空いた時間を活用して継続的に勉強する生活が待っています。就職活動の際には自身の性格と想定される生活を考えて、エントリーを決めることをオススメします。
エントリーを決めたら、面接前までに資格を1つでも多く取得してください。面接官から資格の質問を受けたら、業務にあたって必要な資格と伺った、と返答すれば志望度が高いことをアピールできます。