自分の望む仕事とは?30代からMBA取得を目指すキャリア

この記事はインタビュー記事です。32歳で大手広告代理店を退職し、MBA取得のためにカナダへ留学したNさんのキャリアを紹介します。Nさんはやりたい仕事を求めて転職を繰り返しました。MBA取得のために働きながら受験勉強をしました。欲深さと自分への投資を惜しまなかった結果、現在は海外の大手企業へキャリアアップしています。NさんをMBAに駆り立てたものは何だったのでしょうか。やりたい仕事ができていない人にオススメの記事です。

MBA取得のために退職し、留学へ

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今回は32歳で大手広告代理店を退職し、海外留学という道を選んだNさんのお話をお聞きしました。Nさんの海外留学の目的はMBAの取得でした。

NさんはMBA取得のための受験勉強中に結婚しました。そして合格が決まった後に子供が生まれ、家族で留学先のカナダへと旅立ちます。そこまでしてNさんをMBAに駆り立てたものは何だったのでしょうか。

 

具体的な成果を残す仕事がしたい

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BraveAnswer(以下BA)編集部:海外留学前に何回か転職されたそうですね?

そうです。まず新卒でテレビ局に就職しました。その後外資系の広告代理店2社で働き、日本の広告代理店に転職しました。それから留学ですね。

BA編集部:なぜそんなに転職したのですか?

私の原点あるのは顧客の満足です。私のやりたい仕事は具体的な成果を残すことでした。自分と自分が勤める会社を通すことで、お客さんの会社の売り上げが伸びるというような具体的な成果です。

テレビの仕事は広告を放送することがメインなので、目に見えた成果を残すということは難しいです。

「形として成果として残せるものがないか」と考え、テレビ局という印籠を使ってアンケートを作ったこともありました。お取引先の商品やイメージなどを一般の人がどんな風に感じているのか、アンケートを1000人に配って調べました。そしてアンケート結果をスポンサーに渡しました。こんなことをする営業は他の業種にもいないと大変喜んでくれました。

転機が来たのは東京支社に異動してからです。クライアント企業はとても大きいので、社長と直接やりとりするようなことはありません。そのため私のやりたいことができませんでした。

週末は暇なので自分将来のことについていろいろ考えることができました。自分の将来を考えるうちに「マーケティングをしたい」という気持ちがあることに気づきました。自分がアンケートを配って調べたように、消費者動向を知りたいと思いました。私は広告代理店に転職することを決めました。

転職先は外資系の小さな代理店でした。テレビ局出身だということもあって、それまで仕事の延長のような業務を任されました。テレビ局に見積もりを配って、それを集計して、営業に渡すといった仕事です。

しかし「このままではまずい」と考え、在職期間わずか1年半で転職活動を始めました。「クライアント企業と接点が持てる会社」という条件で転職活動を続け、大手の広告代理店に内定をいただきました。

 

働きながら勉強をして留学へ

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BA編集部:そこからどうして海外留学へ行かれたのですか?

自動車メーカー、スポーツメーカー、保険会社という順で企業担当の営業に配属されました。希望していたスポンサー企業との接点を持つことができました。主にメーカーの宣伝部の方々にお会いして、会社の抱えるさまざまな問題を聞きました。20代の女性の購買力が弱い、起爆剤になるようなキャンペーンを打ちたいといった課題を広告で解決するアイデアを考える日々でした。自分が望んでいた仕事ができて本当に楽しい毎日でした。

しかし自分はやっぱり欲深い人間です。クライアント企業とやりとりしているうちに、「スポンサー企業そのもの、宣伝部の方が楽しそうだな」と思い始めたんですね。あと給料もですね。テレビ局時代は20代後半で年収800万円でした。ただ自分のやりたい仕事優先で転職した結果、年収は650万円に下がっていました。

学歴コンプレックスもあったんですね。中堅大学の付属校出身だったので、もっと学歴をピカピカにしたいと考えていました。この先のことを考えたときに自分はもっとマーケティングを極めたいとも思っていました。海外にも興味があったので「マーケティングのMBAを取りたいな」と海外留学を考えてました。そこからTOEFLの勉強を始めました。

BA編集部:働きながら勉強をしたのですか?

それまでは会社のお付き合いなどで夜の会食に行っていましたが、仕事がありますと断るようにしました。1日の睡眠時間は平均3時間ぐらいでしたね。ダラダラやってもしょうがないと、2年間勉強に集中しようと思いました。

その間に結婚もしました。妻には結婚当初、留学の話はしていませんでした。結婚してもらえないと思ったので(笑)。ですが毎日英単語帳を見ていたので気づかれてしまいました。「これまでの貯金と家の資産があるから問題ない」と説得して許してもらいました。毎日ヘトヘトになりながら2年間勉強した甲斐あって、カナダの名門大学の大学院に合格することができました。

喜んでいるのも束の間、カナダに行く準備をしている間に妻が妊娠していることがわかりました。これも喜んでいいことなのですが、自分の無計画ぶりが恥ずかしくなります(笑)。どうせなのでみんなで行こうと。家族が増えてカナダへ行きました。

 

仲間との出会いが大きな財産

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BA編集部:MBAホルダーになってみてどうですか?

話には聞いていたのですが、向こうの大学や大学院は勉強の量が半端じゃないです。受験勉強していた頃より勉強していました。徹夜したことが何回もあるくらいです。やらないとまず授業についていけないのです。家族でのんびりとか、ましてや子供の面倒なんて見る余裕は全くありませんでした。

必死についていってなんとかマーケティングのMBAを取得しました。もちろん理論を学んできたのでこれからは実践になります。その成果が問われるのは企業に入ってからです。

MBAホルダーとして同じ時間を共に過ごした仲間との出会い、縁がとても大きな財産です。みんな世界中から集まって勉強し、そして世界中の企業にそれぞれ旅立って活躍しています。そんな仲間がいるので、「行ってよかったな」と感じます。

 

欲深さと自分への投資

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Nさんは自分のことを「欲深い人間」と言っています。その欲深さからテレビ局、外資系広告代理店、国内の大手広告代理店と自分のやりたい仕事を求めて渡り歩きました。NBA取得のための海外留学も欲深さの集大成といえます。

Nさんは大学院を修了後、就職活動をしました。リーマンショックの影響でどの企業も採用を手控えており、なかなか望み通りの会社に内定をもらえなかったそうです。しかし現在ではフランスの大手飲料メーカーに始まり、世界的な電気メーカー、アメリカの流通大手企業とどんどんキャリアアップしています。それはやはり自分への投資による結果だと思います。自分の未来を描いて何に投資をするのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

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