【エントリーシートまとめ②】自己PRのエピソードは失敗例がいい?

この記事は特集記事です。エントリーシートについてまとめています。エントリーシートは自分の人生を表現するものです。ほとんどの企業がエントリーシートの提出を求めるため、ここを通過しないことには何も始まりません。ただ書類である以上等身大のあなたを表現するためには技術が必要です。そのポイントは「等身大の自分」です。第2回の今回は、エントリーシートの自己PRに書くエピソードのポイントについてまとめました。【エントリーシートまとめ①】と合わせてご覧ください。

エピソードには失敗例を書くほうがいい?

エントリーシートは自分をPRするものです。多くの就活生は学生時代やってきたことでより成功したことや実績を書く人が多いです。「アフリカの難民に物資を届けた」「部活で優勝した」「得点王になった」「イベントサークルで3万人動員した」などです。

正直いって企業の採用者たちはそんな話は聞き飽きています。また真新しいものもありません。社内にもすごい人はたくさんいますし、社外でも多くのすごい人に出会ったりしています。

そもそも人の自慢話をあなたは聞きたいと思いますか。その自慢話に共感できるでしょうか。書いている自分自身に問いかけてみて下さい。

 

「等身大の自分」を表すのは成功体験?失敗体験?

【例】

  • 野球部
  • リーグ新記録となるホームランを打った
  • 打率は人並みの.250

あなたはどちらの記録を書くでしょうか。当然ホームラン記録を書く人が多いと思います。この場合ホームラン記録のことも触れますが、メインは打率の方を書いた方がいいです。

企業が知りたいのは「等身大の自分」です。成功事例と失敗事例でどちらがその人の性格や考え方などをより知ることができるでしょうか。どちらかと言えば失敗例の方がその人のことをより知ることができますし、また共感もできることが多いです。

さらに言えば、社会に出るとほとんどの仕事はうまくいかないことばかりです。言ってみれば失敗の方が多いです。

そのときにどう立ち振る舞えたのか。どのように失敗を活かしたのか。何を学び次に活かしていけたのか。マイナスをどうプラスに変えていける人なのかが社会人として最も必要な資質であり、採用者も見たいところなのです。

また失敗体験というのは本当は隠したいところであり、それを赤裸々にするのはよほど自分に勇気があり、ケツをまくった本気度がなければできないことです。

失敗に対して逃げずに真正面から向き合い、その失敗を自分のなかで笑い飛ばせるぐらい清々しく総括できているからこそ他人に話すことができるのです。

 

自己PRの例1「失敗体験」

前項の例で実際に書いてみます。優秀とされる打率3割に届かなかったことをメインに書きます。

失敗体験の自己PR

10回打席に立ち3本ヒットを打てば3割で2本ヒットを打てば2割です。野球で3割バッターといえば一流と言われ、プロ野球でも1億円プレーヤーになれると言われます。一方2割台では評価はされず、むしろクビになる人がいるくらいです。

でもその差はたった1本です。たったそれだけで評価が正反対になります。私はその1本にこだわれなかったことを後悔しています。

自分が目標としていたのはホームラン数だけでした。だからもっと貪欲になればよかったといま感じています。平凡なゴロでも一塁に全力疾走すればヒットになっていたかもしれません。またファーボールを選んでいれば打席数にカウントされないので、同じ10打席の中でヒットが2本しか打てなくても4個ファーボールを選んでいれば打率は3割を越えていたのです。

もっと打率を意識していればさらにいい成績が残せたと思います。神は細部に宿ると言います。わずかな差が大きく結果を変えることを身をもって知りました。

 

自己PRの例2「成功体験」

反対にホームラン数をメインに書いてみます。

成功体験の自己PR

私は野球部に所属しホームラン数でリーグ新記録を打ち立てることができました。記録を残せたのは3つのポイントがあります。

ひとつは分析です。各大学のピッチャーの配球と傾向を分析し、それを徹底的に頭に叩き込んだことで、自分の予測通りに配球を読むことができました。

もうひとつはパワーアップです。スイングスピードを上げるために下半身と背筋を重点的に鍛え、1年間でスクワットは70キロアップ、背筋は50キロアップすることができました。

そして最後は1日1000スイングという自分との約束を守ったことです。このように私は決めたことを必ずやり通し、そして成果を残してきた男です。

 

失敗と向き合う

失敗体験と成功体験の自己PRをみてどう感じましたか。後者もとてつもない結果を残してきた体験を書いているのでいいとは思います。ですがどちらが等身大の自分が表現できているでしょうか。あなたならどちらの人に会いたいと思うでしょうか。

誰もが自分のいいところを見せようとしています。しかし本当に気持ちが強い人間というのは、自分の弱さと向き合い、弱さを克服できた人です

ほかの人にはない魂のこもったエントリーシートを書くためにも、この機会に本当は避けたい自分の失敗や挫折に正面から向き合い 、徹底的に考えみてはいかがでしょうか。


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