ドナルド・トランプ氏の生い立ち、総資産、7つの公約や方針は?

2016年11月8日に実施されたアメリカ大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ候補が勝利しました。不動産王と呼ばれるトランプ氏の資産総額はいったいどれくらいでしょうか。また、トランプ氏が大統領になると、世界にはどのような影響が起こるのでしょうか。この記事では、トランプ氏が掲げている7つの公約や方針を中心に、トランプ氏の生い立ちや総資産についてご紹介します。

ドナルド・トランプ氏の生い立ちは?

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トランプ氏の正式名称はドナルド・ジョン・トランプです。1946年6月に5人兄弟の4番目として生まれました。現在70歳です。ニューヨークのクイーンズ出身で、身長約190cm、体重は100kgを超える大柄な体格をしています。

不動産業を営む裕福な家庭に生まれ育ったトランプ氏は、名門・ペンシルベニア大学ウォートン・スクールの出身です。大学卒業後は父の経営する不動産会社「エリザベス・トランプ&サン」に入社し、実務を通じて不動産ビジネスや投資について学んでいます。

 

ドナルド・トランプ氏の総資産は?

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過去に4度の破産を経験しているものの、大富豪として知られるトランプ氏。アメリカの経済誌フォーブスの世界長者番付2016年版によると、トランプ氏の資産は約45億ドル(約5000億円)となっています。トランプ氏自身の発言によると100億ドルを超える資産を持っているともいわれています。

ホノルル、ニューヨーク、ラスベガスにそびえ立つ「トランプホテル」は、大富豪トランプ氏の象徴として知られています。2016年9月、ワシントンDCでオープンしたトランプホテルは、ホワイトハウスの目の前にあります。

 

ドナルド・トランプ氏が掲げる7つの政策や方針

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2016年11月、アメリカ大統領選挙を勝利したトランプ氏は、どんな政策や方針を掲げているのでしょうか。以下に特に重要な7つをまとめてご紹介します。

  1. アメリカ孤立主義
  2. 駐留米軍の費用負担増額
  3. 不法移民の強制送還
  4. TPP離脱
  5. パリ協定離脱
  6. オバマケア撤廃
  7. イスラム教徒の入国禁止

1.アメリカ孤立主義

トランプ氏の政策の根幹を成すのがアメリカ孤立主義です。アメリカ孤立主義は「世界がどうなろうとも、アメリカには関係ない。アメリカのことだけを考える」という思想です。アメリカ第一主義ともいいます。

アメリカはこれまで世界中に大きな影響力を持ち、「民主主義を世界に浸透させる」「世界の警察」といった役割を果たしてきました。トランプ氏の考えでは、今後アメリカがその役割を担う必要はなく、アメリカはアメリカのメリットのことだけ考えれば良いとしています。

2.駐留米軍の費用負担増額

駐留米軍は日本やドイツに約5万人、韓国に約3万人います。日本や韓国は現在、米軍の駐留費用を「半額」負担していますが、これを「全額」にすることを要求しています。トランプ氏は、この要求が通らないなら、駐留米軍を撤退させるといった趣旨の発言もしています。

3.不法移民の強制送還

現在アメリカには1000万人以上の不法移民が滞在しているといわれています。トランプ氏はこれを強制送還させるという公約を掲げています。トランプ氏の「メキシコとの間にメキシコの資金で壁を作らせる」という発言は、不法移民を徹底的に排除するという意志が込められている象徴的な言葉なのです。

4.TPP離脱

TPPに関してはクリントン氏も難色を示しているものの、オバマ政権時に承認された事案に対しては容認の構えをみせています。一方トランプ氏は、TPPの離脱を表明しました。大統領に就任したら現行協定を破棄して各国と再交渉するとしています。海外からの輸入品に多額の関税を課し、アメリカ国内でアメリカの物が売れやすいようにしようとしています。

5.パリ協定離脱

パリ協定は、21世紀後半には温室効果ガスの排出を実質的にゼロにすることを目標に約200ヶ国が合意した協定です。トランプ氏は自身が大統領になれば、アメリカはパリ協定から離脱すると宣言しています。

6.オバマケア撤廃

オバマケア(医療保険制度改革)はオバマ大統領が実行に移した代表的な政策の1つです。実行後も賛否ある施策ですが、トランプ氏はオバマケアそのものを撤廃することも公約にしています。

7.イスラム教徒の入国禁止

トランプ氏は「テロ問題が解決するまでイスラム教徒のアメリカ入国を禁止する」といった趣旨の発言もしています。明確な差別発言として大きな非難を集めました。

 

世界は大転換期を迎える

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過激な発言や明らかな差別発言で批判を浴びているトランプ氏ですが、彼はアメリカ合衆国の次期大統領に就任します。民主主義の象徴国家・アメリカで、アメリカ国民による選挙によって、大統領に選出されました。

トランプ氏の大統領就任後、これまでの発言のどこまでを具体的な政策に落とし込み、実行するかはまだ定かではありません。大多数は選挙用のパフォーマンスだったのかも知れませんし、発言したことすべてを実行に移すことも充分にありえます。

先行きはまだ不透明とはいえ、世界はいま、大きな転換期を迎えていることだけは間違いありません。

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