20代で読んでおくべき本「非常識な成功法則」書評

この記事は書評に関する寄稿記事です。40代ビジネスパーソンの方より頂いた、40代目線から見た20代のうちに読んでおくべき本の書評をもとに構成しています。今回は「非常識な成功法則」についてまとめました。お金に執着することは日本ではよく思われません。ただ成功する人は、お金の大切さを知っています。

非常識な成功法則ってどんな本?

この本はコンサルタントでありマーケターでもある神田昌典氏の著書です。タイトルにある非常識と言うほど非常識ではありません。

さまざまな自己啓発本があるなかで物事の本質を突いた1冊です。成功するために必要な考え方の習慣を8つにまとめています。とてもわかりやすくて読みやすいので1時間もあれば読めてしまいます。

まず自分のやりたいこと見つけること。そしてやりたいことでお金を稼いでみること。最後は自分の心を高めていくこと。それが成功のプロセスです。

20代は自分の未来に不安と希望とが入り混じった時期ですが、この本はマイルストーンを示してくれるのでオススメです。

 

8つの成功法則

神田氏は成功の法則を次の8つ挙げています。

8つの成功法則

  1. やりたくないことを見つける
  2. 自分にかける催眠術
  3. 自分に都合のいい肩書を持つ
  4. 非常識的情報獲得術
  5. 殿様バッタセールス
  6. お金を溺愛する
  7. 決断は思い切らない
  8. 成功のダークサイドを知る

 

成功法則1「やりたくないことを見つける」

まず自分がやりたくないことをかけるだけ書き出します。やりたくないことを書き尽くすとやりたいことが浮かび上がります。そのあと自分の使命を考えて紙に書き出します。

昔は好きなことで仕事はできないと言ってる知識人がたくさんいました。ですがやりたいことができなことほど苦痛なこともありませんし、そこに人生の大半の時間を使うのは健全ではありません。

 

成功法則2「自分にかける催眠術」

自分にとっていい妄想、想像をする習慣をつけようと言っています。目標を紙に書いて自己催眠をかけることをオススメしています。目標設定の方法「SMART」を紹介しています。

  • S:specific=具体的である
  • M:measurable=計測ができる
  • A:agree upon=同意している
  • R:realistic=現実的である
  • T:timely=期日が明確

この5つの指標に照らして自分の目標を立てるのが良いとしています。

 

成功法則3「自分に都合のいい肩書きを持つ」

成功法則2にも通じるところもありますが、人は演じる生き物で自分の肩書きを考えるのも大切だとしています。例えば経営者も社長であり父親であり息子であり、それぞれの場面でそれぞれの役割を演じています。

 

成功法則4「非常識的情報獲得術」

フォトリーディングと呼ばれる速読を紹介しています。神田氏がこのフォトリーディングに関わっているので営業的な意味合いで推奨しているものと思われます。

 

成功法則5「殿様バッタセールス」

前時代的な営業は、割とペコペコ頭を下げ義理人情で仕事するというスタンスでした。

いまは違ってお客様と営業は対等の関係です。お客様の問題を解決するのが営業の役割です。だからぺこぺこせず、逆にこちらからお客様を選ぶスタンスを持てと言っています。

 

成功法則6「お金を溺愛する」

溺愛するとは以下のことを示しています。

  • お金に対する罪悪感持たないこと
  • 自分の年収は自分で決めること
  • お金が入ってくる流れを作ること
  • 出ていく流れを作らないこと

 

成功法則7「決断は思い切らない」

何か決めようとするとき、今と未来においていい面、悪い面をポートフォリオにしてストーリーを考える。すぐに決断を下さないということです。

 

成功法則8「成功のダークサイドを知る」

成功法則7のポートフォリオで心とお金を考えてみます。

縦軸に心、横軸にお金とします。心だけ磨いてお金がないのは宗教家か何かです。心がなくてお金だけあるのは成金です。心もお金も満たされたいと考えているならまずお金を稼ぐことに集中しましょうと述べています。

そのあと人として心を高めていくことに力を注いでいくのが成功の近道だとしています。成功にはこうしたダークな部分、まずお金を稼がなければその先のステップがないという一面があるということです。

 

お金だけ考える

この8の考え方非常に大切です。なぜなら世の中にあふれている経営者の自叙伝や成功本には、会社設立当初の利益を最優先に考え行動した、ドロドロとしたところが書かれていないからです。

綺麗な格好いい話にしないと本が売れないからという理由もあるのかもしれません。現実の社会ではそんな綺麗事だけではいきません。

どんな経営者もまず売り上げを上げることに命を賭けるのです。その後何年もかかって会社が徐々に大きくなっていき、日本を代表する企業に成長し、それとともに自分の心も高まっていき、出版社から本を出しましょうと声がかかります。そのとき自分がお金のことだけ考えていた時の話は書けないのです。

神田氏が非常識とタイトルに述べている理由もここにあります。お金だけを考えて行動すること。お金を溺愛すること。これは日本人は割とタブーとしています。

成功した経営者もお金を溺愛したなんて言う人をあまり聞いたことがありませんが、本当はまず売り上げを上げなければその先どうにもならないことを知っています。

このことを20代の若いビジネスパーソン達に知ってもらいたいと思いこの本をオススメします。

 

お金に執着すること:編集後記

日本ではお金に執着すると意地汚いと思われます。ただ成功するまでは、お金に執着することも大切です。リスクを顧みず行動するのは確かに格好いいですが、リスクマネジメントせずに失敗すれば落ちるところまで落ちてしまいます。

「4分の1貯金法」という方法があります。これは「通常収入の4分の1は必ず貯金する。臨時収入はすべて貯金する」というものです。

東京農科大学教授であった本多静六氏が行ったとされています。本多氏は節約と投資で莫大な財産を築いたことで知られています。本多静六氏はこの方法を25歳から続け、40歳のときには利息からの収入が本業の収入を超えたといわれています。

本多氏はこの方法で「お金に執着した」結果成功しました。

最初はお金に執着することに気恥ずかしさを感じるかもしれません。ただ成功した人はお金執着しなければならないことを知っています。

漫画「闇金ウシジマくん」には以下のようなセリフが出てきます。

金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ出典:闇金ウシジマくん

ときにはお金に執着することも必要なのではないでしょうか。

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