女性のキャリア、ライフイベントごとに必ず考えるべきこととは?①

ワークスタイル

この記事は女性のキャリア形成に関する特集記事です。女性のライフイベントごとに、考えてほしいポイントについてまとめています。第1回の今回は「就職」「結婚」についてまとめました。「女性のキャリア、ライフイベントごとに必ず考えるべきこととは?②③」と合わせてご覧ください。女性がキャリアを考える際に避けて通れないのが「ライフイベントとの両立をどうするか」という問題です。この特集では、それぞれのタイミングで考えておいた方がいいこと、やっておいた方がいいことについてまとめました。

女性のキャリアとライフイベントの関係

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「キャリア=仕事」と思っている人が多いですが、実際はそうではありません。学習や余暇、家族との活動なども含めた、生涯にわたる生き方のプロセスのことをキャリアといいます。

つまりライフイベントもある意味キャリアの中の一部です。責任感の強い人ほど「仕事は仕事、家庭は家庭。遊びや学びの時間は後回し」と切り離して考えがちです。ただその考え方では、いつか限界が来ます。女性の場合は特に早い段階で限界が来る場合が多いです。

「結婚したい。子どもも生みたい。仕事も続けたい。女性らしい時間も大切にしたい」と思っている女性は多いと思いますが、それは決して贅沢なことではなく、自然な欲求です。

ただすべて満たされるためには、事前準備と工夫、周囲の理解が不可欠です。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、できることは事前に手を打っておいてください。

 

女性がキャリアを考えるタイミング1「就職」

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多くの人が自分の将来について真剣に考えるタイミングは、やはり「就活」です。

仕事や会社を選ぶ際、男性は多くの場合働くことを中心に考えるのに対し、女性はライフイベントも含めたキャリアを考える傾向にあります。

仕事中心かライフイベントも含めるかに関わらず、就職する時に考えておくべきことは以下の2つです。

  1. 20代をどう過ごしたいか
  2. どんな30代を迎えたいか

最近は「20代は仕事に打ち込みたい」と考える女性も多いです。結婚して子どもが欲しいと思っている女性も多いと思いますが、特に就活生などの若い人は結婚した時に仕事を続けたいと思うか辞めたいと思うか想像がつかないと思います。

就活する際に「20代は仕事に打ち込みたい」と考える女性の多くは仕事を中心とした企業選びをします。もちろん間違ったことではないですが、その場合福利厚生を軽視してしまいがちです。

何歳まで育児休業できるのか、家賃補助が出るか、というのは、子育て世代になると非常に大きなポイントになります。仕事に打ち込みたいと考えるからこそ福利厚生は大切です。

また就職した後に「具体的にどんな風に活躍している女性がいるのか見ておけば良かった」感じる女性も多くいます。活躍している女性は多いけど、いわゆる「バリキャリ」つまり仕事中心の生活をしている女性ばかりだったという場合も多いです。

結婚していない、もしくは家庭はあるけどうまくいっていない人ばかり、という状況では、ライフイベントも含めたキャリアを考える上ではあまり参考にならないかもしれません。そのような女性が多い企業では産休や育休が取りづらく感じるケースもあります。将来を見通して、社風や制度についてもしっかり確認しておきたいですね。

「結婚したら専業主婦になりたいから、仕事は腰掛けでいい」と考える女性もいますが、これは他力本願な考え方なのであまりオススメしません。今の日本の生涯未婚率や離婚率、世帯年収平均、年功序列の崩壊などを鑑みれば、まだ見ぬ相手の年収を頼りに人生設計するのは大きなリスクがあります。

何が起こるかわからない時代、自分のキャリアは、自分主体でしっかり考えることが大切です。

 

女性がキャリアを考えるタイミング2「結婚」

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結婚は幸せの絶頂です。ご縁あって他人同士だった2人が家族になるというのは本当に素敵なことです。ただ結婚相手によってキャリアを大きく左右される可能性もあります。

「2014年版少子化社会対策白書」によれば、結婚後の退職を考えている女性は正規社員で約20.2%、非正規社員で約16.8%です。今では結婚しても仕事を続けたい人がほとんどということになります。

ただ仕事を続けたくても続けられないケースもあります。例えば、パートナーが転勤族、通勤に影響が出る転居を伴う、パートナーやその家族が「結婚したら家庭に入るもの」と思っている、といった場合です。

結婚のタイミングで考えておくべきことは以下の2つです。

  1. 自分がどうしたいか
  2. 周囲に理解してもらえるコミュニケーション

愛する人やその家族と価値観が違うと、一緒に生活する上では苦労も多いです。家族となる以上、相手の意向を無視することはできません。ただそれ以前に、自分の人生なのです。

働く意思の有無、どのようなスタイルで働きたいか、子どもを持つ(あるいは持たない)ことへの意見など、自分のスタンスを持ってください。その上で相手がどう考えているのかしっかり理解するように心がけてください。必要ならばすり合わせをします。

実際に「両家母が専業主婦だったので自分も結婚したら仕事を辞めるものだと思い込んでいて、なんとなく退職した。今はとても後悔している」「仕事を続けていることに対して親の理解が得られずとても辛い」といった声も聞かれます。

価値観が違ってもしっかりと説明すれば理解してもらえるはずです。逆に、最初にすり合わせを怠ったために離婚に至るケースもあります。時間がかかっても家族やパートナーとじっくり向きあうことが大切です。

 

自分の意思をはっきりさせる

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就職や結婚は大きなライフイベントの1つです。残念ながら日本社会は未だに男女平等とはいえませんので、このようなライフイベントでは男性のように行かない場合もあります。

ただ近年は女性の社会進出も活発になってきています。女性管理職をおく企業も増えました。そのような状況で、結婚しても仕事を続けたいと考える女性も増加しています。

まずは自分の意思をはっきりさせることが大切です。自分が今後の人生をどうしたいかを考えることで、ライフイベントの際に明確な意思決定をすることができます。

まずは漠然とでもいいので、今後どうなりたいか考え始めてみてください。

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