女性のキャリア、ライフイベントごとに必ず考えるべきこととは?②

ワークスタイル

この記事は女性のキャリア形成に関する特集記事です。女性のライフイベントごとに、考えてほしいポイントについてまとめています。第2回の今回は、「妊娠・出産」と「復職」についてまとめました。それぞれ2つのポイントがあります。「女性のキャリア、ライフイベントごとに必ず考えるべきこととは?①」と合わせてご覧ください。

女性がキャリアを考えるタイミング3「妊娠・出産」

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女性にとって、キャリア構築の最も大きなターニングポイントの1つが妊娠・出産です。考えておくべきことはたくさんあります。中でも重要なのが、下記の2つです。

  1. 子どもを産みたい時期
  2. 予期せぬ事態への対処

1.子どもを産みたい時期

子どもは授かりものなので、産む時期はコントロールできるものではありません。ただキャリアを考える上で、目安は持っておいた方がキャリアプランを立てやすいです。

例えば「子どもは20代のうちに2人産み、産休・育休を経て、30代は仕事のスキルを高める時間にあてる」というケースや「管理職まで経験しておいて、30代になってから出産し、産後また管理職に戻れるように経験を積む」など、考え方はいろいろです。

2.予期せぬ事態への対処

妊娠・出産とキャリアについてまとめるにあたって、若い読者に知っていただきたいことがあります。それは、流産と不妊治療についてです。いまいちピンと来ない人も多いと思います。デリケートな話なので表立って語られることは少ないですが、流産や不妊治療の経験者は、皆さんが想像しているよりはるかに多くいます。

流産は、心にも体にも大きな負担がかかります。簡単な手術のために短期入院する場合もあります。

不妊治療では「定期的な病院通いが必要になる」「副作用で体調を崩す」「タイミングが重要なので急に病院に行くことになる」など、仕事との両立が難しくなり、会社を辞める人も多いです。一方で不妊治療にはお金がかかりますから、本当なら会社は辞めたくない、というのが本音です。

いずれにしても、キャリアに大きく影響を及ぼすことになります。

時代とともに初産の年齢が上がり、女性が仕事を持つようになっています。妊娠・出産という面では、女性の体に大きな負担がかかるようになりました。流産や不妊は、他人事ではありません。

自分の体を労わり、パートナーと話し合うことも忘れないでくださいね。

妊娠生活は予期せぬ事態の連続です。「悪阻(つわり)がひどくて入院する」「切迫早産で絶対安静を言い渡される」など、いつ何が起こるかわかりません。

そんな時、職場の理解をいかに得られるか、というのも重要なポイントです。ただ、不妊治療を行っていることや、妊娠初期で安定していない時期などは、周囲に知られたくないですよね。

直属の上司に相談するのが1番ですが、難しい場合は信頼できる相談相手を見つけておくことをオススメします。何かあった時に助けてもらえたり周りへの影響を最小限にできるよう、セーフティラインを早めに張っておくのがオススメです。

 

女性がキャリアを考えるタイミング4「復職」

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無事の出産を終えてホッとしたのもつかの間、すぐに子育て生活に突入し、気づいたら育児休暇も残りわずか。すぐに復職に向けて動き出さなくてはならない、という人も多いと思います。

復職の際に押さえておきたいポイントは以下の2つです。

  1. 出産後の働くスタイル
  2. 子育てリソースの確認

1.出産後の働くスタイル

自分がどんな子育てをしたいか、どのようなスタイルで働きたいか、明確にしておきましょう。「子育てに専念する」「時短で働く」「フルタイムで働く」など、様々な選択肢があります。

慣れ親しんだ部署に戻れるか、新たなポジションでのチャレンジとなるか、どんな上司・同僚になるのか、なども気になりますよね。

復職前には上司との面談が設定されていることが多いです。そうした場で「今後はこういう働き方がしたい」「こういう貢献の仕方ができると思う」と自分の考えを伝えたり、復職後に活躍しているイメージを持ってもらったりすることは重要です。想定される復帰先の部署についても、情報収集しておくことをオススメします。

「当面はこういう働き方をしたいが、10年後にはこんな風になりたい」など、長いスパンでのキャリアを考えておくとより具体的なプランが立てられます。企業もワーキングマザーとして一定の配慮をしてくれますが、一従業員としてどう活躍し、貢献するのか、というのは常に考えています。復職するからには、長い目で見て、しっかり務めを果たすことを意識しておくと良いですね。

考える時間が取れるうちに、ゆっくり今後について思いを巡らせておいてください。

元の職場に戻るイメージがつかない人は、違う働き方を検討してみるのもオススメです。復職を機にフリーランスになったり、起業したり、パートや派遣など、ワークスタイルを変える人もいます。経済的な側面もあるので、家庭内でしっかりすり合わせをする必要がありますね。

2.子育てリソースの確認

子育てありきで考えると、どうしても仕事へのコミット度を下げざるを得なくなります。子育てをいったん置いて、一社会人として自分がありたい姿を思い描いてみてください。それを実現するために必要なリソースは何かを確認し、周囲の人を巻き込んでいった方が、幸せ度の高い働き方に繋がります。

リソースとは、保育園やベビーシッター、ファミリーサポートなどのサービス、親や夫など家族のサポートなど、子育てをする上で協力を仰げる相手のことです。選択肢は多いほどいいですよ。

特に、家族とどう連携していくかはとても大切な要素です。

女性は言わずとも察してほしいという人が多いですが、そうもいきません。お互い初めての子育て、復職ともなれば、何が大変で何に困っていて、どんな風に分担して連携すればうまくいくのかきちんと話さないと伝わらないものです。

周りを巻き込んで力を借りてください。

 

自分に合ったキャリアプラン

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妊娠・出産とその後の復職は女性のキャリア形成における重要なターニングポイントの1つです。だからこそ事前に様々な想定をして置くべき事柄です。もちろん初めての方も多いと思います。わからないことだらけでしょうが、周りの力も借りてシミュレーションしておくことをオススメします。

近年は育休・産休や復職がしやすい環境が整っている企業も多くなりましたが、自分が働いている企業が必ずしもそうとは限りません。今後を想定して、早い段階で確認しておいてください。

様々なキャリアプランがありますので、自分に合ったプランを立ててくださいね。

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