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2016.12.9
2016.12.9
志望動機はまず自分ありきで考えます。
自分の人生なので当たり前といえば当たり前ですが「自分が主役」という考え方がベースです。
なぜなら志望動機は単体で表現するものではなく、自己PRとリンクするものだからです。
「私はこういう人間で、だからあなたの会社を志望する」というのが志望動機となります。
志望する会社に自分を合わせてしまう人が多いですが、それは間違っています。
会社に自分を合わせるのではなく、自分に会社を合わせるのです。
スタンスとしては「こんな自分だからあなたの会社を志望するんだけど、どう?」という、むしろ少し上から目線でちょうどいい具合です。
どのように志望動機を考えていくか、そのプロセスをまとめます。
希望動機の3つのプロセス
まず自分の理想像を描きましょう。
ただの憧れではなく、本気で叶えたい目標や夢です。
このように書くといかにも高尚なものでなければいけないと考える人がいますが、そんなことはありません。
母として子供を育て上げること、父親として子供に尊敬されるようになることなど何でも構いません。
大切なのは自分の温度です。
本気で叶えたい理想の自分と言えるかどうかです。
自分の理想像を100個ぐらい書き連ねて、それぞれなぜそう思うのか自分にツッコミを入れていきます。
「なりたい自分像」を考える方法は関連記事にまとめてありますので、参考にしてみてください。
「なりたい自分像」が浮かび上がってきたら、今度はそれと自己PRで見つけた自分のコアを並べて考えてみましょう。
おそらく両者は共通してつながっているはずです。
今度はその共通項を軸に、なりたい自分に近づける仕事は何かを考えていきます。
例えば「なりたい自分像」を一言で言うと「エンターテイナー」だとします。
そして自分のコアが「癒し」だとします。
両者は誰かを喜ばせるという点で共通しています。
誰かを喜ばせる仕事、かつエンターテイナーに近づける仕事という軸で調べていきます。
自分で調べて何社かピックアップしたら、先輩に話を聞きに行く、大学のOBを訪ねるなど、実際に働いている人に仕事の中身や本音を聞きに行きましょう。
そして今の自分と理想の自分に照らし合わせて、しっくりくると感じられる会社を選んでください。
自己PRでの自分のコア見つけ方は関連記事にまとめてありますので、合わせてご覧ください。
志望動機をまとめるときには、自己PRで書いた自分のコアからずれてはいけません。
「こんな自分だからあなたの会社を志望する」と論理的に一貫性を持って表現してください。
ということを社会人らしく表現するのです。
例えば自己PRのコアとなりたい自分像の共通項が「もてなすこと」で、志望する会社がホテルだとします。
志望動機をまとめると以下のようになります。
「OB訪問や自分で調べた結果、
ホテルはただ宿泊するだけの施設ではなく、オススメのレストランを予約したり、観光スポットを紹介したり、トラブルに臨機応変に対応したりと、
とにかくお客様の滞在中の最高の思い出作りに最高のサービスを心掛けていると聞きました。
私は学生時代からサークル活動のリーダーではありませんでしたが、リーダーが気づかない、でもサークル運営には不可欠なメンバーの心のケアを心掛けていました。
そこで学んだのは見ることでした。
顔色、雰囲気、体調がいいかどうか。
見ることによって様々な情報を得ることができます。
ホテルの仕事も様々なサービスの前にはまず見ることが大切だと聞きました。
見てそして行動する。
その結果相手が少しでも喜んでくれると自分も嬉しくなります。
そんな自分の喜びを実感できる仕事、それがホテルだと思い今回志望しました」
共通項である「もてなすこと」を中心に、自分がどういう人間で、どういう点が会社と共通しており、どういう表現ができるかまとめられています。
志望動機を考えることは、「なりたい自分像」を描くところから始まります。
そして「なりたい自分像」に近づくことができる仕事を考えていきます。
このようなプロセスをたどっていくと、志望する会社はなりたい自分を実現するための手段だということがわかります。
就職することがゴールではなく、理想はもっと先にあるのです。
そのために相手に媚びる必要はありません。
この点がしっかり腹に落ちていないと目先の結果に左右されて、表現の仕方や内容に力強さがなくなります。
例えば面接官に「ホテル業界で弊社は第1志望ですか?」と聞かれて、本当は違うのにも関わらず第1志望ですと答えてしまうことがあります。
本質からすれば、就職よりもあなたがなりたい自分に近づくことができるか、理想の人生を送れるかどうかが最も大切なことです。
就職も大切ですが、それはあなたの人生からすればちっぽけなことです。
この点を理解できていれば、正直に答えることに抵抗はないはずです。
会社に自分を合わせるのではなく、自分の人生に会社を合わせるのということを忘れないで下さい。