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外資系生命保険営業のリアル⑧20代でも生命保険に入るべき3つの理由は?

この記事はキャリアについての寄稿記事です。外資系生命保険の営業職として10年間勤務された経験を持つAさんより頂いた、キャリア体験談を基に構成しています。8記事目の今回は、20代でも生命保険に入るべき3つの理由というお話です。万一のときに起きるお金の問題などが詳細に語られています。

必要なのは生命保険ではない

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「独身でも保険が必要ですか?」

と聞かれることが多々ありました。私はそのとき、

「それは人それぞれの考え方次第です。あなたに生命保険が必要かどうか、一度私の話を聞いて判断しませんか?」

と言って商談につなげていました。

私自身は独身でも生命保険がベストの問題解決方法だと思って営業していました。しかし、この記事で繰り返しお話している通り、必要なのは生命保険ではありません。考え方の順序が大切です。重要なのは、万一のときにお金の問題が起きることを知り、それを解決する手段として生命保険がベストといえるかどうかです。

 

万一のときにかかるお金は?

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万一のときにかかるお金にはどんなものがあるかご存知でしょうか。まず死後の整理資金があります。これは葬儀代、病院代、借金ローンです。

葬儀代は一般的に200万~300万円するといいます。葬式なんて必要ないという人が増えてきているようですが、必要かどうかは本人より遺族が考えることです。そのときに最優先されるのは、自分たちのことよりも最期に会いに行きたいという故人の知人です。

日本人の死亡原因の約90%は何らかの病気によるものです。どんな病気で天に召されるかわからないですが、病院代は概ね200万円ほどあれば対応できるといいます。

借金ローンは、大きなものは家や車、細かいものは洋服、交際費、電化製品などのクレジットカードで購入したものも含まれます。大学に行った奨学金なども含みます。

これら以外にも、例えば親への仕送りや友人にお金を借りていたなどケースごとに異なります。

万一は死だけではありません。車椅子など高度障害と呼ばれる状態もあります。これまでのように働くことはできるかもしれませんが、収入はこれまでと同じとはいかないでしょう。このときにかかるお金は2つあります。

1つは生活費です。身体は元気なのでお腹も減るし、お酒も飲みます。携帯電話も使うし、車の運転もします。収入は減るかもしれませんが、出て行くお金はこれまでとあまり変わらないということです。

もう1つかかるお金はリフォーム代です。家の入り口から玄関までスロープをつけたり、トイレや風呂場を広くしたり、階段からエレベーターに変えたりといった大きな出費が必要です。

 

必要なお金は誰が出す?

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前項で話したように、万一のときにはある程度まとまったお金が必要です。このお金をどうやって工面しますか?

500万円ぐらい20代では貯金できるかもしれませんが、時間がかかります。また独身ならではの楽しみを我慢して、給料の大半を貯金に充てることになるでしょう。株で稼げたら一番いいかもしれませんが、そんな人は稀です。

一番現実的なのは親が負担することではないでしょうか。親は自分の最愛の子供に先立たれるという大きな悲しみのなかで、これまで働きあげて築いた財産を子供の最期のために何の惜しげもなく使うでしょう。ただ、そのお金は何のために貯めていたものでしょうか。老後の自分たちの楽しみのためにコツコツと貯めていたもののはずです。ではなぜ親はそんなお金を惜しげもなく使ってくれるのでしょうか。それは他でもない、家族だからです。そんなことを親にさせたい人はいるでしょうか。

 

生命保険は最も効率がいい

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これまでお話してきたなかで、自分に何かあったときに親にお金を負担させるのは社会人にもなって恥ずかしいことだと感じた人にとって、生命保険が最も効率の良い問題解決方法といえます。その理由は3つあります。

1つ目は、生命保険は万一のときに即座にまとまったお金を、家族の誰かを指定して送ることができるためです。保険会社にもよりますが、自分の勤めていた会社では、書類に記載してから3,4日後には保険金が支払われました。起きてはいけないのですが、仮に契約から1ヶ月後に不幸にして事故で他界したとしても保険金が支払われます。少ないお金で大きなお金を家族のために残すことができるのです。

2つ目は、万一のときに支払われる保険金は、支払った保険料の総額よりもはるかに大きいためです。保険の必要性を感じている限り、かかる保険料も必要経費です。加入する年齢にもよりますが、一生涯の保障がある終身保険という保険だと、1000万円の保障で必要な保険料は700万円ほどです。貯金に比べて300万円も多く家族に遺せるのです。

3つ目は、貯金や株など資産は凍結されて一切引き落とすことができなくなるためです。仮に引き落としたとしても相続財産になるので元に戻されます。相続人全員が話し合って署名捺印したあと凍結が解除されます。入院代や葬儀代に必要なので引き落としに対応してくれる場合もありますが、各銀行の個別対応になります。いずれにせよ、貯金は相続財産なので勝手に手をつけることができず非常に面倒です。

以上のように、万一のときに調達できるお金の手段として、かかるコストや手続きが他の手段と比べて最も効率がいいもの、それが生命保険といえます。

 

自分にあった問題解決方法を選ぶ:編集後記

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今回の記事を読んで生命保険への加入に興味を持った人がいるかもしれません。万一のときに遺された家族に大変な想いをさせたくない、と誰もが考えるでしょう。

Aさんは万一のときにお金の問題が起きるということを説明されています。この説明を読んで、死亡時に必要な費用の多さに驚いた人もいると思います。そうした状況になったときのために、どんな準備をしておくかが大切です。

万一のときのお金の問題を解決する方法として生命保険に加入するのか、別の手段を選ぶのか。生命保険に加入するとしたらどの会社のどの保険に加入するのか。自分や家族にとってベストな問題解決方法を判断する力が求められます

⑦成功している人 失敗している人◀    ▶⑨20代が入るべき生命保険


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