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【三菱商事へ就職!】事業内容、売上、30歳、40歳の平均年収まとめ|企業研究

三菱商事の事業は大きく分けて8つあり、現在4領域に注力しています。2015年度の売上は約6.9兆円でした。30歳の平均年収は約1000万円で40歳は約1300万円です。高年収相応の激務や制約がある環境で働けるのかを自分に問うべき企業でもあります。「組織の三菱」ともいわれる超巨大総合商社、三菱商事。あなたは三菱商事がどんな会社かご存知でしょうか。この記事では三菱商事の事業内容や従業員の平均年収、売上や利益実績をまとめました。三菱商事の企業研究をしている方にオススメの記事です。

三菱商事ってどんな会社?規模は?

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三菱商事のルーツは

  • 坂本龍馬が創立した「海援隊」

です。

 

坂本龍馬の死後、日本初の株式会社である海援隊は幕末の実業家である岩崎弥太郎が仕切りました。

「九十九商会」と改称後、1873年に「三菱グループ」と改称し、現在に至ります。

 

三菱グループは約140年以上も前から存在しているのです。

 

三菱商事はグループ内では比較的新しい会社

三菱商事は三菱グループの商社部門です。

  • 従業員数:5673名(グループ全体:71994名)
    (2015年3月末時点)

 

子会社は384社、連結関連子会社は610社もあります。

拠点は国内に29ヶ所、海外に191ヶ所あります。

 

従業員規模や連結関連子会社、海外拠点数だけですでに日本を代表するグローバル企業であることがわかりますね。

設立から65年間続く大企業ですが、三菱グループ内では比較的新しい会社です。

 

従業員の平均勤続年数は約19年です。

転職や起業をして退職する人を考慮すると、早くに退職する人以外は「定年まで勤める傾向が強い」といえます。

 

三菱商事の事業内容は?

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三菱商事のホームページによると、三菱商事は7つのグループと「ビジネスサービス部門」の合計8領域で事業展開をしています。

 

7つのグループは

  • 「地球環境・インフラ事業グループ」
  • 「新産業金融事業グループ」
  • 「エネルギー事業グループ」
  • 「金属グループ」
  • 「機械グループ」
  • 「化学品グループ」
  • 「生活産業グループ」

です。

 

600社を超える連結対象会社と共に幅広い産業を事業領域としており、世界中のお客様とビジネスを展開しています。

三菱商事の採用ホームページによると、「総合商社の、つぎへ」のスローガンのもとに現在注力している事業は

  • 「エネルギー」
  • 「水」
  • 「電力」
  • 「交通・スマートコミュニティー」

の4事業です。

 

エネルギー事業

産業の発展や生活の質向上に欠かせない「光」「熱」「動力」の源であるエネルギーを取り扱っています。

従来のエネルギーである天然ガスや石油製品、石油コークス、石炭コークス、炭素製品などがメインです。

エネルギーの有効利用や地球環境保全の観点から、天然ガスの液体燃料やバイオ燃料などの新エネルギー事業にも積極的に取り組んでいます。

 

 水事業

水は生命・社会・産業にとって最重要のインフラです。

水不足は国の危機に直結します。

現在、世界では約8.8億人が安全な水に恵まれていません。

水道整備は途上国や新興国の重要課題なのです。

先進国では水道施設の老朽化が深刻化しています。

水漏れによって大量の水が失われている国も少なくないのが実情です。

三菱商事では、優れた水処理技術やマネジメントノウハウを蓄積し、上下水道運営や海水淡水化、下水の再生利用などにも取り組み、世界中の水にまつわる問題解決をしています。

 

発電事業

世界各国に発電所の拠点を持ち、国内外の電力会社に発電プラントを納入しています。

主に火力や再生可能エネルギーで発電しています。

日本では顧客の敷地内に発電設備を建設して電気や蒸気を供給する「オンサイト発電事業」を行っています。

環境負荷低減に貢献する最新鋭の火力・原子力発電設備や、送変電設備、環境関連機器などの供給や建設にも取り組んでいます。

 

交通・スマートコミュニティー

世界有数の鉄道国である日本のノウハウを基に、鉄道交通ビジネスで世界の便利で快適な社会の実現に貢献する取り組みをしています。

さまざまな国と地域のニーズに合わせてビジネスを展開しています。

これまで行った交通インフラ事業には、毎日220万人もの人が利用しているエジプトのカイロ・メトロや、インドのデリー・メトロ、バンガロール・メトロの建設があります。

鉄道は、飛行機や自動車に比べて環境負荷が少ない交通インフラとして世界的に再評価され、さらなる市場拡大が見込まれています。

今後、三菱商事が事業主体となり、リスクをとってリターンも増えるような新たなビジネススキームも模索中です。

 

三菱商事の売上や利益は?

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三菱商事の売上高は

  • 2012年3月期:約5兆6000億円
  • 2013年3月期:約6兆円
  • 2014年3月期:約7兆6000億円
  • 2015年3月期:約7兆7000億円

で、昨年度までは順調に増加していました。(すべて国際会計基準)

 

ただ、2016年5月に発表された2016年3月期決算では

  • 売上高:約6兆9000億円/昨対比約11%減少

でした。

連結純利益は、昨期は4000億円ありましたが今期は約1500億円の損失計上です。

 

この1年で純利益が約5500億円下がったことになります。

三菱商事が赤字決算を発表するのは創業以来はじめてのことです。

 

7つのグループ別に純利益をみていくと

グループ 純利益(赤字:▲) 昨対比増減益
地球環境・インフラ事業グループ 325億円 +121億円
新産業金融事業グループ 403億円 +2億円
エネルギー事業グループ ▲98億円 −921億円
金属グループ ▲3067億円 −3746億円
機械グループ 622億円 −291億円
化学品グループ 305億円 −9億円
生活産業グループ 735億円 −470億円

となっています。

 

金属グループが約4000億円の減益となり、創業以来はじめての赤字決算の大きな原因となっています。

資源の価格が下落し、会計法のルールに沿って減損損失を出しました。

 

特に銅価格が下落する見通しとなり、チリの銅関連で約3000億円の損失となりました。

会計法規上のルールでの減益なので大したことではないという声がある一方で、資源価格の騰落は今後も起こりえる事象です。

 

マーケットの状況によっては今後も赤字決算を出す可能性はあります。

 

三菱商事の平均年収は?30歳、40歳は?

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三菱商事の有価証券報告書(2014年度)によると、三菱商事社員平均年収は

  • 1375万円

です。

 

平均年齢は

  • 約43歳

です。

 

口コミサイトや三菱商事社員からのインタビューによると、

  • 30歳:1000万円程
  • 40歳:1300万円程

の平均年収です。

 

出世の早い人では40歳で1500万円程になることもあります。

役員クラスは4000〜5000万円が報酬の目安とのことです。

 

この他に海外赴任の際に月10〜20万円付与される「海外赴任手当」や海外の危険地域赴任時に付与される「危険地域赴任手当」も支給されます。

 

危険な地域に家族帯同で赴任すると、月に40〜50万円程、給与とは別に付与されることもあります。

30歳で約1000万円の高年収とは別に、海外赴任時にもらえる手当が総合商社で働くと高い報酬が得られる理由の1つなのです。

 

三菱商事の新卒採用テーマは?

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三菱商事の新卒採用ホームページによると、採用テーマは

  • 「”つぎ”を創る力(The Power To The Create “Next”)」

です。

 

三菱商事社長の垣内威彦氏は同ページ上で

「若い人材に期待するのは自ら課題を設定して、その解を想定して行動する力を身につけることである」

と述べています。

 

自ら課題設定して解を探ることの連続が「”つぎ”を創る」ことに繋がるのです。

自ら課題設定をして、チャレンジをする能力が身についている人が三菱商事の求める人材像のひとつと想定されます。

 

三菱商事人事部採用チームリーダーの下村大介さんは同HP上で

成長=仕事×仕組み×仲間

と定義しています。

  • 「多種多様な仕事の機会があること」
  • 「質・量ともに十分な仕事を経験できること」
  • 「個人の成長を加速させる仕掛けがふんだんにあること」
  • 「自分が共鳴できる相手であること」

がポイントです。

 

成長できる環境を見つけて、三菱商事が求める「”つぎ”を創る力」を身につけた人が採用に近づくといえますね。

 

やりきる覚悟と向き合う

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この記事を読んだ三菱商事を志望する方へのアクションアイテムは

激務で、住居まで会社にコントロールされる環境で本当にやりきれるか、自分の覚悟と向き合う

です。

 

三菱商事はグローバルで活躍できるフィールド、ブランド力、高い年収が揃った企業です。

海外で働きたい人にとっては魅力的な環境といえます。

ただ三菱商事で働くには、それなりの覚悟が必要です。

 

40歳までのいわゆる「出世レース」時代は特に、高年収に相応の激務があります。

海外赴任も当然従業員として会社の命令により赴くので、赴任地域や期間などは自分で選べません。

 

住む国を自分で選べないということは、自分の人生でコントロールできることが減るという意味です。

「激務で、住居まで会社にコントロールされる環境で本当に自分はやりきれるのか」

改めて、自分の覚悟と向き合ってみてください。

 

それでも三菱商事で、総合商社で働きたいという方には、魅力的なフィールドといえますよ。


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