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【りそな銀行に就職!】採用、売上、年収は?企業研究まとめ

りそな銀行の主要事業は2つあります。近年の売上や利益は減少傾向ですが市場からの評価は低くはありません。新人研修制度が充実しており、顧客目線の経営を行っています。りそな銀行はりそなホールディングス傘下の大手都市銀行です。2016年11月より、海外で発行されたクレジットカードで日本円を引き出せるサービスを始めることで話題となっています。この記事では、りそな銀行の事業内容や利益、株価や時価総額の推移、創業者と歴史、採用情報についてまとめました。

りそな銀行の事業内容は?

りそな銀行 就職

りそな銀行のホームページによると、りそな銀行は2016年9月30日現在、国内の拠点数は336店舗あり、海外では現地法人でインドネシアに2つの拠点があります。

りそな銀行は、埼玉りそな銀行や近畿大阪銀行等とともにりそなホールディングの傘下にあります。

 

りそな銀行の事業内容

りそなホールディングスでは主に以下を事業内容としています。

  1. 銀行業務
  2. 信託業務
  3. クレジットカード業務
  4. ベンチャーキャピタル業務
  5. ファクタリング業務
  6. 投資信託委託業務

 

このうちりそな銀行が担当しているのは主に銀行業務と信託業務です。

りそな銀行は普通銀行でありながら信託業務も行う特殊な銀行です。

 

1.銀行業務

りそな銀行 就職

銀行業務は主に以下の通りです。

  1. 預金業務
  2. 貸出業務
  3. 商品有価証券売買業務
  4. 有価証券投資業務
  5. 内国為替業務
  6. 外国為替業務
  7. 社債受託および振替債に関する発行・支払代理人業務
  8. 金融先物取引等の受託等業務

 

a.預金業務

預金者の資産を管理・保管する業務です。

 

2016年3月末時点で、りそな銀行は単体ベースで

  • 約13兆5145億円

もの預金を管理・保管しています。

 

b.貸出業務

法人や個人顧客から預かった資産を、必要としている法人もしくは個人に貸し出す業務です。

貸し出す際に利子を付けることで利益を得ます。

 

2016年3月末時点で、りそな銀行の貸出実績は

  • 約27兆6649億円

です。

 

c.商品有価証券売買業務

国債等公共債の売買業務を行っています。

公共債とは政府や地方公共団体が発行する債権のことです。

 

公共債には

  • 個人向け国債
  • 利付国債
  • 地方債
  • 政府保証債

の4つがあります。

 

d.有価証券投資業務

預金の支払準備や資金運用のための国債、地方債、社債、株式、その他の証券に投資する業務です。

 

e.内国為替業務

振り込み、送金および代金取立て等を取り扱う業務です。

銀行業務の根幹の1つと位置づけられており、重要業務となっています。

 

f.外国為替業務

輸出、輸入および外国への送金、その他外国為替に関する業務です。

 

g.社債受託および振替債に関する発行・支払代理人業務

担保付社債信託法による社債の受託業務、公社債の募集または管理の受託および振替債に関する発行・支払代理人業務を行っています。

 

h.金融先物取引等の受託業務

金融先物取引等の受託業務は以下の2つです。

  • 金融先物・オプション取引の受託
  • 証券先物・オプション取引の受託

日本取引所グループの定義によると先物取引とは

  • 「将来の予め定められた期日に」
  • 「特定の商品(原資産)を」
  • 「現時点で取り決めた価格で」

売買することを約束する取引です。

 

2.信託業務

りそな銀行 就職

信託業務は以下の通りです。

  1. 金銭信託
  2. 年金信託
  3. 財産形成給付信託
  4. 投資信託
  5. 金銭信託以外の金銭の信託
  6. 有価証券の信託
  7. 金銭債権の信託
  8. 土地及びその定着物の信託
  9. 土地及びその定着物の賃借権の信託
  10. 包括信託

 

a.金銭信託

お客様にかわってお金を管理・運用する信託業務です。

資金を信託財産として預け、りそな銀行があらかじめ決められた方針に沿って運用し、お客様はその収益を受け取ります。

 

金銭信託は2016年3月時点で

  • 約11兆9393億9700万円

になります。

 

b.年金信託

年金信託業務では私的年金を取り扱います。

私的年金は企業・法人団体が実施する企業年金および個人が自分の老後に備える個人年金のことをいいます。

厚生年金基金制度、確定給付企業年金制度に基づいて、年金給付にあてる資金の年金制度の管理・運営についての事務も担っています。

 

年金信託は2016年3月時点で

  • 約3兆2392億1600万円

です。

 

c.財産形成給付信託

労働者の企業から受け取った給料の一部を継続的に天引きし積み立てる信託業務です。

 

2016年3月時点における財産形成給付信託は

  • 約9億7200万円

になります。

 

d.投資信託

個人投資家等から集めた資金をまとめて、専門家が投資家に代わって有価証券や不動産などに運用し、その運用成果を投資家に分配する信託業務です。

 

2016年3月時点における投資信託額は

  • 約13兆4029億9750万円

になります。

 

e.金銭信託以外の金銭の信託

信託財産を引き受ける際に金銭で引き受け、信託終了の際は貸付金債権や株式、公社債の形のまま、つまり信託財産のまま顧客に返還する信託業務です。

 

2016年金銭信託以外の金銭の信託額は

  • 約3354億2400万円

になります。

 

f.有価証券の信託

有価証券を取り扱う信託業務です。

 

2016年3月時点の有価証券取引収益は

  • 約140億5520万円

になります。

 

g.金銭債権の信託

預金、受取手形、売掛金、貸 付金、未収入金などの金銭給付を目的とする債権の信託業務を担います。

 

金銭債権の信託額は2016年3月時点で

  • 約2261億600万円

になります。

 

h.土地及びその定着物の信託

不動産の信託業務を行います。

具体的には不動産の売買・仲介業務、土地・建物の分譲業務、不動産の勘定評価業務、コンサルティング業務などが挙げられます。

 

土地及びその定着物の信託額は2016年3月時点で

  • 約336億2300万円

になります。

 

i.土地及びその定着物の賃借権の信託

不動産の賃借を請け負う信託業務です。

 

j.包括信託

2個以上の財産を1つの信託行為により引き受ける信託業務です。

具体的には、金銭と有価証券を同時に信託するなどです。

 

包括信託額は2016年3月時点で

  • 約5766億1000万円

になります。

 

 

りそな銀行の売上や利益は?

りそな銀行 就職

売上

りそな銀行の有価証券報告書によると、2012年〜2016年の過去5年間における連結会計年度による主要な経営指標の推移は以下の表の通りです。

期間(通期) 連結経営収益 連結経常利益 当期純利益 経常利益率
2016年 5594億1100万円 1510億0900万円 1065億2000万円 27.0%
2015年 5990億6200万円 2391億2300万円 1537億5500万円 39.9%
2014年 5641億8100万円 2115億6200万円 1622億6600万円 37.5%
2013年 5751億1700万円 2006億6500万円 2129億5900万円 34.9%
2012年 5832億6200万円 1889億0100万円  1917億4400万円 32.3%

りそな銀行の連結経営収益は減少傾向にあります。

2015年に一時は上昇はしましたが、2012年から2015年にかけて約240億円の減少です。

 

連結経常利益は2015年まで増加していたものの、2016年には大幅に減少しています。

当期純利益も2013年までは増加していましたが、2014年より減少傾向にあります。

 

2016年度の業績を詳細に見てみると、前年度と比べて個人部門、法人部門、市場部門すべてにおいて減収しています。

また経常利益率も大幅に減少しました。

これは日銀のマイナス金利政策の影響を受けていると考えられます。

 

日銀の金融緩和政策については関連記事に詳細をまとめていますので、合わせてご覧ください。

 

キャッシュフロー

りそな銀行の「ディスクロジャー誌2016」が発表しているものによると、連結自己資本比率とキャッシュフローは以下の通りです(▲はマイナス)。

期間(通期) 自己資本比率 キャッシュフロー
営業 投資 財務
2016年 12.77% 2兆5569億5400万円 6097億5000万円 ▲3130億700万円
2015年 13.58% 7761億9300万円 1兆5381億8500万円 ▲1215億5110万円
2014年 13.37% 1兆5929億3900万円 5826億5000万 ▲4015億9700万円
2013年 13.49% ▲5133億9400万円 6082億5100万円 ▲3030億3000万
2012年 13.25% 7861億2700万円 ▲7331億3000万円  ▲83億6500万円

過去5年間で自己資本比率はほぼ変わっていません。13%前後を行き来している状況です。

キャッシュフローは過去5年間で変化がありました。

 

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは、2012年から2013年にかけて大きく下がったものの、2014年から立て直し増加傾向に転じています。

営業キャッシュフローは事業によるキャッシュフローを示しているため、営業キャッシュフローがプラスということは主要事業での収支が黒字ということです。

 

投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローは、2015年に大幅に増加しましたが、基本的には安定した数値になっています。

投資キャッシュフローは設備などへの投資と保有資産の売却の差額を示すものです。

投資キャッシュフローがプラスということは、積極的な投資を行わず保有資産を売却しているということです。

 

財務キャッシュフロー

財務キャッシュフローは2014年までは減少し続け、2015年に1度増加したものの、再度減少してきている状況です。

財務キャッシュフローは、借り入れで入ってくるキャッシュと借り入れ返済や配当金支払いで出て行くキャッシュとの差を示しています。

財務キャッシュフローがマイナスということは、支払いのキャッシュが大きいということになります。

つまり、借り入れの返済や配当金の支払いをしっかりと行っていると読み取れます。

 

 

りそな銀行は、安定した収益を確保しつつ資産を保持し、しっかりと支払いをしていることがわかります。

このことから、マイナス金利によって減益となりつつも安定した経営状況であると考えられます。

 

りそな銀行の平均年収、勤続年数は?

りそな銀行 就職

りそな銀行の有価証券報告書によると、2012年〜2016年の過去5年における従業員情報の推移は以下の表のとおりです。

期間(通期) 平均年収 平均勤続年数 平均年齢 社員数
2016年 683万円 16.0年 39.4歳 9584人
2015年 672万円 16.2年 39.6歳 9525人
2014年 671万円 16.1年 39.5歳 9605人
2013年 650万円 15.2年 39.4歳 9756人
2012年 646万円 15.0年 39.1歳 9727人

りそな銀行では平均年収が継続的に増加しています。

過去5年で平均年収が約40万円(約5.9%)増加しました。

平均勤続年数は2014年に大幅に増加しました。

平均年齢はほぼ横ばいですが、年々従業員数が減少傾向にあるのが気になる所です。

 

2014年に平均年収が大きく伸長したこと、社員数が大幅に減ったことと、平均勤続年数が大幅に伸びたことから、若手社員が退職したと予想されます。

2013年は過去5年間で唯一営業キャッシュフローがマイナスになった年ですので、2013年の経営悪化が若手社員の退社に影響したと考えられます。

 

りそな銀行の現状分析や研究開発、課題は?

りそな銀行 就職

主要事業の現状分析

りそな銀行は、

  • 個人部門
  • 法人部門
  • 市場部門

と3つの部門に対象を大きく分け、銀行業務を中心としたサービスを提供しています。

りそなホールディングス取締役兼代表執行役社長の東和浩氏によると、りそなの実態は以下の通りです。

当期純利益は前年比で276億円の減益となりましたが、業績予想比では88億円増となる1,838億円という結果になりました。前期に比べますと、株式等関係損益が減少したほか、貸倒引当金の戻入が一巡する中で、保守的な引当を実施したことから与信費用が増加したためです。一方、グループ銀行合算の実勢業務純益は、貸出金残高の増加トレンドが継続したこと、フィービジネス等が堅調に推移したこと及び経費の改善等により、ほぼ前年並の水準を確保しました。なお、不良債権比率は1.51%、自己資本比率は13.53%と引き続き健全な財務体質を維持しております。

2008年に発生したリーマン・ショック後に世界中の金融機関が赤字に陥ったなか、りそなは国内大手銀行で唯一、黒字を維持し、1200億円以上の利益を出しています。

その頃から10年連続で黒字を達成しています。総資産対比の利益率はメガバンクにも劣らない水準となっています。

 

これは公的資金注入以降、抜本的な財務改革と堅実経営を徹底してきたことの証です。

 

研究開発活動

2016年3月期の有価証券報告書によると、研究開発活動は該当なしとなっています。

有価証券には書かれていませんが、りそな銀行は現在NTTデータと共同で「Fin Tech(Finance Technology)」に注力しています。

 

コミュニケーションロボット

具体的には、コミュニケーションロボットの導入です。

センサーとクラウドロボティクス基盤を活用したコミュニケーションロボットを用いて少数での店舗運営をサポートする目的で開発されています。

現在実用化に向けて効果や課題を検証中と発表されています。

りそな銀行豊洲支店では試験的に導入され、実際にロボットが働いています。

 

静脈情報で個人認証

また、個人認証方法も大きく変わりつつあります。

りそな銀行は2019年までに印鑑の代わりに指の静脈情報を使って口座を開発できるサービスを全店展開する方針です。

 

対処すべき課題と対策

有価証券報告書によると、りそな銀行は2015年2月に公表した中期経営計画に基づき、「リテールNo.1」を達成を目標に掲げています。

「リテールNo.1」を目指すうえで、

  1. 戦略事業領域の深堀り
  2. 新たな収益機会創出への挑戦
  3. 基盤戦略の改革

以上3つを今後の課題としています。

 

i.戦略事業領域の深堀り

りそな銀行は特定の企業グループに属さず、貸出金のおよそ85%が個人や中小企業といった顧客を対象にしたリテールに特化した銀行です。

地域・リテールを中核とし、加えて信託・不動産機能等を活かした差別化戦略を立てて戦略事業領域の深堀を目指しています。

 

ii.新たな収益機会創出への挑戦

りそな銀行の主要マーケットである「リテール」領域では、顧客の金融行動の多様化が進み、その変化への対応が課題となります。

一段階上のリテール金融サービスの追求と、旧来の銀行の枠組みを超えた新 たな基盤拡張が必要となります。

具体的には、顧客の金融行動や価値観にきめ細かく応え、質の高いリテール金融サービスを適切な場所・時間・チャネル で提供するオムニチャネル構想の実現や、

  • 「リテール基盤・機能」
  • 「信託・不動産・国際業務」
  • 「事務・システム」

の3つのオープンプラットフォームの拡充を進めています。

 

iii.基盤戦略の改革

基盤戦略の改革は以下の4つを目標としています。

  1. サービス改革
  2. オペレーション改革
  3. 次世代人材マネジメントの進化
  4. キャピタルマネジメントの進化

 

a.サービス改革

「常にお客様の立場で発想する」という信条の元、これまでに営業時間の延長や待ち時間ゼロ運動、グループ内銀行振り込み24時間365日化など、業界の常識にとらわれない顧客本位の改革をしています。

これらの改革をより一層強化していくとともに、次の段階へと移行します。

 

b.オペレーション改革

顧客の利便性の向上に繋がる新たな営業店の構築や、抜本的なコスト構造改革、バックオフィス体制の革新、事務のワンプラットフォーム体制の構築など、次なる改革に移行します。

 

c.次世代人材マネジメントの進化

攻めの経営に向けたシフトチェンジを実現するため、事業部門や法人格の制約を超え、人的資源配分の最適化に向けたグループベースの人材マネジメントへの革新を図ります。

 

d.キャピタルマネジメントの進化

リスク・リターンの高次元でのバランス確保の実現や、着実な利益の計上、資本の蓄積、金融規制・ルール等への対応を図ります。

 

りそな銀行の株価や株価推移は?

りそな銀行 就職

りそな銀行はりそなホールディングス傘下であるため上場していません。

参考にりそなホールディングスの株価情報を以下に記載します。

ヤフーファイナンスによると、りそなホールディングスの2017年5月30日現在の株価は561円です。

 

発行済株式数
普通株式:23億2411万8091株
優待株式:700万株
合計:23億3111万8091株

 

以上の株数が発行されており、普通株式の所有者割合は

  • 海外投資家:約43.17%
  • 金融機関:約31.29%

この2つで全体の約70%を占めています。

 

海外投資家の割合が大きいため、海外からも評価が高いことがわかります。

優先株式を保有する大株主は、第一生命保険株式会社、日本生命保険相互会社などです。

 

りそなホールディングスの株価推移

りそなホールディングスの株価と時価総額(年度の最高値で換算)の推移は以下の表の通りです(小数点以下切り捨て)。

年度 最高値 最安値 時価総額
2016年 726.7円 369.1円 1兆6889億3661万672円
2015年 685.9円 469.0円 1兆5941億1259万8616円
2014年 582円 421円 1兆3526億3672万8962円
2013年 561円 278円 1兆3038億3024万9051円
2012年 419円 319円 9738億548万129円

りそなホールディングスは2012年から2016年にかけて株価が順調に増加してきました。

過去5年間を通して307.7円株価が上がっています。

これはりそな銀行の実績とともに株価が上昇しているといえます。

 

2003年時には公的資金がピークに達していましたが、2015年には完全返済をしました。

公的資金の完全返済が少なからず株価上昇に反映されていると考えられます。

 

りそなホールディングスは株価、時価総額共に増加傾向であるため、市場からの評価は高いといえます。

 

りそな銀行の創業者と歴史は?社長は?

りそな銀行 就職

創業者と歴史

1918年5月、大阪市にりそな銀行の前身となる大阪野村銀行が設立されたことが始まりです。

 

野村財閥二代目野村徳七(のむらとくしち)氏

野村財閥二代目野村徳七(のむらとくしち)氏が設立しました。

二代目野村徳七は、初代野村徳七の長男として生まれました。

初代野村徳七は野村財閥の出発点となる野村商店を初めた人物です。

二代目野村徳七は、野村財閥創始者として大阪野村銀行や野村證券などの社長となりました。

二代目野村徳七は文化発展のために尽力したことでも知られ、日仏文化協会創立に関わったことからフランス政府から勲章を受章しています。

 

大和銀行:一大商業銀行へと成長

大阪野村銀行はその後の昭和金融恐慌の進行において、分離、業界再編、合併を繰り返し一大商業銀行へと成長していきます。

戦後、財閥解体によって野村財閥が1946年12月7日に解散すると、行名を大和銀行として再発足しました。

1955年には政府・大蔵省の信託分離の勧めを拒みます。

信託併営を維持した結果、大和銀行は当時の大蔵省から不利な扱いを受けることになりました。

 

バブル崩壊後

1990年代のバブル崩壊で大和銀行の経営が悪化します。

 

決定的な事件として、1995年に発覚した大和銀行ニューヨーク支店巨額損失事件が起きました。

ニューヨーク支店行員の損害隠しを目的とした12年間に渡る簿外取引が明るみとなった経済犯罪事件です。

 

1996年2月28日、アメリカ合衆国での経済犯罪事件において大和銀行は16の罪状を認め、米刑法犯の罰金としては史上最高額となる350億円の罰金を支払い、アメリカ事業の撤退を余儀なくされます。

 

この事件に端を発して膨大な不良債権を生み出し、1998年3月には公的資金による優先株式4080億円の支援を受けることになります。

 

「スーパーリージョーナルバンク」へと方針の転換

1999年に都銀各行による金融再編が進む中、多額の不良債権を出した大和銀行は取り残されていきます。

 

生き残りを掛けた大和銀行は、個人や中小企業を主要な取引顧客とし、親密な地方銀行をグループ内に取り込む「スーパーリージョーナルバンク」へと方針の転換を図ります。

 

2001年12月には近畿大阪銀行、奈良銀行と共に金融持株会社「大和銀ホールディングス」を設立します。

 

続く2002年3月同じく金融再編で取り残されたあさひ銀行を、株式交換により大和銀ホールディングスの傘下に取り込みます。

2003年3月にあさひ銀行と合併を行い、現在のりそな銀行となりました。

 

社長

りそな銀行 就職

2016年現在、りそな銀行の経営トップは東和浩(ひがしかずひろ)氏です。

 

東氏は、大和銀行ニューヨーク事件発覚により多額の不良債権を抱える以前より、新卒で後にりそなホールディングスとなる埼玉銀行に務めています。

 

行員の多くが辞めていく中、当銀行の立て直しに尽力し、2013年4月に現職の取締役兼代表執行役社長に就任しました。

 

りそな銀行の新卒採用詳細は?

りそな銀行 就職

りそな銀行の就職情報としては、りそな銀行の公式ホームページにて採用情報が記載され公開されています。

 

りそな銀行公式ホームページ上にて、

  • ソリューションフィールドコース
  • カスタマーサービスフィールドコース

の応募をしています。

 

コースの併願はできません。

 

また、りそな銀行と埼玉りそな銀行の合同採用となっています。

募集要項は以下のとおりです。

職種 業務 応募資格
ソリューション・フィールド 法人取引
(大企業)
四年制大学以上を卒業・卒業見込の方
法人取引
(個人)
プレミア層
(富裕層)取引
カスタマーサービス・フィールド 個人取引 四年制大学以上または短大、専門学校を卒業卒業見込の方
窓口業務
プレミア層
(富裕層)取引

 

法人取引(大企業・個人)

りそな銀行が法人ビジネスで展開しているのは、「リテール×信託」の独自性を生かした「経営課題解決型ビジネス」です。

 

法人の顧客に対する資金提供や経営コンサルティングなどを担当しています。

  • 法人営業
  • 事業承継
  • 与信審査業務
  • 不動産関連業務
  • 企業年金
  • シンジケートローン

などが主な業務となります。

 

プレミア層(富裕層)取引

りそな銀行が個人ビジネスで推進しているのは、「リテール×信託」の独自性を生かした「生活設計サポート型ビジネス」です。

 

様々な顧客の個人資産に関するニーズを伺い、悩みや課題の解決、夢の実現のサポートを行っています。

 

資産運用や住宅ローンなどに止まらず、フルラインの信託機能を持つ強みを生かし、遺言信託や不動産の有効活用、相続対策など、人生の様々な場面で求められる、あらゆるニーズに対応しています。

 

個人取引・窓口業務

りそな銀行の店舗に来る顧客と直に接し、これまでに、銀行サービスに対して特に顧客の要望が多かった営業時間、窓口待ち時間などについてサービス改革を実現してきています。

  • 「内部管理」
  • 「インフラの効率化」
  • 「サービス品質の向上」

など、選ばれる金融サービス企業の実現を目指して改革を牽引していくフィールドです。

新しい銀行のビジネスモデルを構築する上で、重要な役割を担っています。

 

募集職種

りそな銀行 就職

項目 内容
初任給 院卒 23万円
大卒 20万5000円
短大卒・専門卒 17万5000円
賞与 業績インセンティブ(年2回)
勤務時間 8:40~17:25
休日 休日 年間休日122日(土日祝日含む)
休暇 有給休暇(初年度16日、それ以降20日)
福利厚生 制度 各種社会保険、企業年金制度、財形、住宅資金融資、
育児休業制度、育児勤務制度、介護休業制度 他
施設 社宅等

大卒の場合、賞与を1ヶ月分と仮定すると、初年度の年収は287万円です。

関連記事にまとめた通り、20代前半で年収300万円は上位50%です。

 

りそな銀行の勤務地

勤務地については、りそなグループでは社員の勤務本拠を定める「本拠エリア制度」を導入しています。

本拠エリアは

  • 「関東エリア」
  • 「関西エリア」

から社員自身が選択し、社員は原則自身が選択した本拠エリア内で勤務します。

 

ただ本人が希望する場合や、キャリア形成・業務上の必要性から期間限定で本拠エリア外に勤務する場合もあります。

エリアは絞られていますが範囲が大きいため、エリア内であっても通勤に時間がかかる場所や場合によっては引っ越しを伴う可能性もあります。

 

りそな銀行の新人教育制度

りそな銀行において特徴的なのが新人教育制度です。

新人教育制度において、キャリア形成支援を設けており、以下の3つが導入されています。

  1. ポストチャレンジ制度
  2. FA制度(フリーエージェント制度)
  3. キャリアエントリー制度

 

a.ポストチャレンジ制度

幅広い視野、長期的視点で企業の将来を考える人材の育成の為の制度です。

  • 国内MBA
  • 異業種交流研修

等、意欲ある社員に対して幅広い分野での必要な人材を社内公募し、積極的にキャリアアップの機会を手にする事が出来ます。

 

b.FA制度

フリーエージェント制度に置いてM&A業務等に挑戦できる制度です。

りそな銀行では、高い実績や一定の評価を自社内で受けた社員に対して、自ら希望する業務や部門に付くことができます。

自己実現の機会を提供しているといえます。

 

c.キャリアエントリー制度

社員一人が、会社からの指示ではなく、自分自身のキャリア形成を自ら築くことが出来る制度です。

 

りそな銀行は転職者も募集している?

りそな銀行 就職

りそなグループの関連企業であるりそなビジネスサービス株式会社サイトにて、全国のりそなグループ傘下銀行や関連企業での求人情報が公開されています。

 

転職者に対してはパートナー採用を行っており、職種募集内容としては以下の2つが募集されています。

  • 銀行営業店
  • 銀行本部・センター

銀行営業店では、多くの仕事が接客業や事務となっています。

 

銀行本部・センターでは、電話対応や事務の他に、PCスキルを活かしたOA事務もあります。

 

全国各地の求人情報

全国各地の求人情報が募集要項として公開されています。

要項は仕事によって変わるので、随時確認してみてください。

 

応募資格として高校卒業以上かつ会社勤務経験が必要です。

 

りそな銀行に転職を考えている求職者は、りそなビジネスサービスの求職サイトを見てみることをオススメします。

 

多くが時給換算

多くの仕事は時給換算での掲載となっています。

フルタイムとパートタイムがあり、多くは時給1000円から1300円程度です。

 

応募からの流れ

応募から就業までの一連の流れは以下の通りです。

  1. サイト上にて応募(求職)
  2. 求職受付
  3. 仕事説明会(面談・相談)
  4. 求人先紹介(仕事紹介)
  5. 求人先選考
  6. 就職(入社)

 

りそな銀行の社風は?

りそな銀行 就職

りそな銀行は、りそなホールディングス傘下の銀行です。

商業銀行ながらリテールトップの金融企業であり、日本では信託業務を併営しています。

 

また全国展開する金融グループとして、中小企業・個人の分野を中心とした顧客基盤があります。

そのため午後3時に閉まる銀行が多いなか、りそな銀行では基本窓口営業時間が平日9時~17時となっています。

他の銀行とは違い、常に顧客目線を基本に経営を行うのが、りそな銀行の社風です。

 

時代を先駆ける施策を展開

りそな銀行 就職

りそな銀行では、2015年6月の公的資金完済から、次なる成長に向けて積極的な投資を行っています。

現状6店舗ある年中無休で個人向けの融資相談や契約を受け付ける店舗を、2016年度末を目途に15店舗に増やす予定です。

 

また、りそな銀行では2019年3月を目途に、りそな銀行での口座開設、住宅ローン等の手続きにおける押印処理を取りやめ、

  • ICチップ付きのキャッシュカードや指の静脈を利用した生体認証による本人確認を行う

ことを予定しています。

 

大手銀行では初の試みで、従業員の事務作業の軽減、利用者の手間を減らすといった効率化から、行員の営業に従事する時間拡大の意向が垣間見えます。

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