豊田通商への就職、新卒採用や初任給は?転職は?
2017.1.23
2016.12.22
伊藤忠商事のホームページによると、伊藤忠商事には以下の7つの営業組織があります。
これらに分類される営業組織をもとに、資源開発・原料調達から、製造・加工、卸売、小売りサービスまで、幅広い事業を展開しています。
【繊維カンパニー】
ファッションアパレル第一部門、ファッションアパレル第二部門、ブランドマーケティング第一部門、ブランドマーケティング第二部門の4部門から成ります。
原料から最終製品まで幅広い事業展開を進めており、国内商社で1位の取扱高となっています。
【機械カンパニー】
プラント・船舶・航空機部門、自動車部門、建機・産機部門の3部門から成ります。
電力や石油化学、航空機、船舶、医療ビジネス分野などの幅広い事業や、水・環境関連事業、再生可能エネルギー事業などの新たな収益基盤となる事業まで、幅広く展開しています。
【金属カンパニー】
金属資源部門、鉄鋼・非鉄・ソーラー部門の2部門で構成されます。
金属資源部門では、世界各地で鉄鉱石や石炭、ウラン、レアメタルの鉱山開発やトレードを行っています。
鉄鋼・非鉄・ソーラー部門では、太陽光や太陽熱、バイオマスなど再生可能エネルギービジネスを展開しており、資源エネルギーの安定供給や環境に貢献した事業を行っています。
【エネルギー・化学品カンパニー】
エネルギー部門、化学品部門の2部門で構成され、原油や石油製品、天然ガス、有機化学品や無機化学品などのトレード事業を行っています。
石油・ガス・化学分野でグローバルな事業展開をしています。
【食料品カンパニー】
食糧部門、生鮮食品部門、食品流通部門の3部門から成ります。
食糧資源の調達から製造加工、中間流通などを結び付け、中国、アジアを中心に世界規模で事業を展開しています。
【住生活カンパニー】
生活資材部門、建設・物流部門の2部門から成ります。
生活資材部門では紙パルプ、天然ゴム、木材などの生活に密着した商材を扱い、建設・物流部門では住宅・物流施設などの開発事業や国際輸送などの物流事業を行っています。
【情報・金融カンパニー】
情報・通信部門、金融・保険部門の2部門で構成され、近年注目されている情報と金融が融合した「フィンテック」ビジネスなどで新たな市場の取り込みと拡大を進めています。
伊藤忠商事のホームページによると、1858年に初代伊藤忠兵衛が麻布の持ち下りで創業し、1893年に伊藤糸店を開業したことが伊藤忠商事の初めになります。
それ以降の歴史は以下のとおりです。
1914年、個人経営の組織から伊藤忠合名会社を設立
1918年、伊藤忠商事株式会社が創立され、ニューヨーク出張所が開設
1941年、伊藤忠商事、丸紅商店、岸本商店の合併によって三興株式会社が設立
1944年、三興、大同貿易、呉羽紡績の合併によって大建産業株式会社が設立
1949年、伊藤忠商事株式会社が設立
1950年、大阪証券取引所、東京証券取引所に株式上場
1967年、東京支社を東京本社と改称し、大阪本社との2本社制となる
1972年、総合商社では初めて中国から友好商社に指定させる
1989年、日本初の民間通信衛星JCSAT-1の打ち上げに成功
1996年、伊藤忠グループがサハリン石油ガス開発の民間筆頭株主となる
2005年、連結純利益1000億円超を達成
伊藤忠商事は現在では世界63ヵ国に約120の拠点を持っています。
各分野において国内、輸出入、三国間取引や、国内外における事業投資などのビジネスが展開されています。
伊藤忠商事のホームページによると、
伊藤忠商事の創業者は初代伊藤忠兵衛氏
で、わずか15歳で行商を始め、幕末から明治初期、中期にかけて各種事業を展開しました。
店員の義務と権利が明文化された店法の制定や、会議制度の取り入れ、高等教育を受けた学卒社員を入社させること、保険制度の利用など、当時では画期的な取り組みを次々に実現させました。
「商売は菩薩の業」と信じ、店員にそれを徹底させるなど、仏教的な慈悲心が初代伊藤忠兵衛氏の経営理念となっていました。
2016年8月現在、伊藤忠商事の代表取締役社長は岡藤正広(おかふじ まさひろ)氏です。
岡藤氏の略歴は以下のとおりです。
1974年4月、伊藤忠商事へ入社
2002年4月、ブランドマーケティング事業部長に就任
2002年6月、執行役員に就任
2002年7月、繊維カンパニープレジデント補佐(兼)ブランドマーケティング事業部長に就任
2004年4月、常務執行役員、繊維カンパニープレジデントに就任
2004年6月、常務取締役に就任
2006年4月、専務取締役に就任
2009年4月、取締役副社長への就任
2010年4月、現職の代表取締役社長に就任
伊藤忠商事の強みは「個人の力」とされ、「ひとりの商人、無数の使命」というスローガンも魅力となっています。
幕末期から明治にかけての激動の時代に各種事業を展開した創業者の流れを引き継ぐように、「豊かさを担う責任」という企業理念のもとに現在でも多様な事業展開を行っています。
繊維部門では国内商社で1位の取扱高になりました。他の部門も今後のさらなる発展が期待されます。