20代で年収400万円、職業は?手取りはいくら?貯金は?

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20代ビジネスパーソンの約20%が年収400万。月額手取りは約20万円で、日々の生活費を差し引くと、自由に使えるお金は約6万円。果たして今、この6万円を生産的に使えているでしょうか?年収を上げたい方、今の年収に満足できない方、ついつい出費がかさむ方には、戦略的なお金の使い方がおすすめです。この記事では、「20代で年収400万円」の人の割合や手取り年収、生活水準や家族構成ごとのおすすめなお金の使い方についてまとめました。

20代で年収400万円台の人の割合は?

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転職サービスDODAの「平均年収データ2014年(約16万人がデータ基)」の調査によると、20代で年収400万を超える人の割合は、20代全体の31%です。20代で年収500万円以上の方は11%いるので、年収400万円台は約20%程になります。

 

20代前半で年収400万円台は10%未満、29歳だと約50%

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日本の20代労働人口は約800万人(総務省統計局調査)なので、20代で年収400万円台の方の人数は、約160万人です。

20代前半で400万円以上の年収がある人は、ほとんどいないレアな人といえます。同調査によると年収400万円以上の人は22歳で4%、23歳で7%、24歳で13%です。

20代後半になると年収400万円台に到達する人は段々と増えていき、29歳で年収400万円以上を稼ぐの人は約50%に到達します。

 

20代で年収400万円台の職業、業種や職種は?

20代で年収400万円以上の主な業種は

  • 金融
  • 広告
  • IT
  • コンサル
  • 商社
  • 不動産
  • 医療系メーカー
  • 家電メーカー

などです。その他業種であっても、大手企業であれば400万円を越える企業もあります。

20代で年収400万円以上の主な職種では

  • エンジニア
  • プログラマー
  • コンサルタント
  • 営業職

などがあげられます。「営業職」も大企業やインセンティブが高い企業で勤めていれば、400万円を越えます。保険や不動産などの個人向け営業職では、成果をあげれば1000万円以上の年収を稼ぐ人もいます。

また、地方よりも生活費が高い都市部の方が、年収は高い傾向にあります。

 

年収400万円、月の手取りはいくら?

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ボーナス 算式 手取り給与
支給単位 支給回数 月額
2ヶ月 年2回 400万円 / 16ヶ月 * 80% 20.0万円
2ヶ月 年1回 400万円 / 14ヶ月 * 80% 22.9万円
0ヶ月 400万円 / 12ヶ月 * 80% 26.7万円

年収400万円で

  • 独身
  • 養っている家族(扶養家族)なし
  • 生命保険の加入なし
  • ボーナスは2ヶ月分で年2回支給

の条件で概算すると、月の手取り金額は約20万円になります。

同条件で「ボーナスは2ヶ月分で年1回支給」の場合の手取りは約22万9000円、「ボーナスなし」の場合は約26万7000円です。

「手取り」は「額面」約80%程になります。

都心部に住む年収400万円の20代独身、生活は?

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年収400万円、すなわち月の手取り金額は約20万円の20代ではどのような生活ができるでしょうか。

  • 勤務先が東京、大阪、名古屋などの都市部
  • 一人暮らし
  • 寮・社宅制度なし

という条件で考えると、一番大きな支出は家賃で、約8万円ほどです。光熱費1万円、携帯など通信費1万円、食費3万円、その他費用(日用品、移動費など)が1万円とすると、月に14万円が「必ずかかるお金」となります。

月額手取りが20万円とすると、1ヶ月に自由に使えるお金は6万円となります。これは大学生がバイトで稼ぐ平均額である3万円の約2倍程です。週に3回飲み会に5000円使えば、残らないので、生活は一人暮らしの大学生とそれほど変わらなくなります。

趣味や付き合い、たまにタクシーに乗るなど、贅沢な使い方をすればすぐに無くなってしまう金額といえますね。一番大きな支出は家賃なので「実家で暮らす」「会社の寮などで暮らす」「ルームシェアをする」などで家賃を下げれば、もっと余裕のあるお金の使い方ができますよ。

 

年収400万円の20代独身、貯金や保険は?投資や運用は?

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年収400万円の20代独身のビジネスパーソンにおすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

20代独身のビジネスパーソンにおすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
6万円 6000円 1万2000円 4万2000円
(46万円) 4万6000円 9万2000円 32万2000円

上記の表で使用している「つかうお金」「まもるお金」「ふやすお金」の意味は下記の通りです。詳しくは関連記事にまとめていますので、あわせてご参照くださいね。

「つかうお金」

生きる上で必要なお金の消費を指します。この記事の場合、生活に「必ずかかるお金」は既に差し引いているため、娯楽費や遊興費が「つかうお金」に当たります。

「まもるお金」

貯蓄と保険を指します。急な出費やまとまったお金の出費への積立、万が一の際に家族を守るための備えが「まもるお金」に当たります。

「ふやすお金」

投資と運用を指します。金融商品や不動産などの資産運用だけでなく、書籍や人とのネットワーキングなど自分の価値と高めたり、生活を豊かにするための投資や運用が「ふやすお金」に当たります。

 

結婚前のビジネスパーソンへは、投資や運用といった「ふやすお金」の割合を大きくすることをおすすめします。

限られたお金と時間で個人のキャッシュフロー向上を果たすためには、投資や運用に回す金額を増やす必要があるためです。独身の場合、遊興費や娯楽費に多くの金額を使いかちですが、結婚前で生命保険や医療保険が最小限に抑えられるため、「ふやすお金」を大きくする貴重な時期といえます。

貯金額は月額給与の3ヶ月分から半年分が理想といわれています。「まもるお金」を全額貯金とした場合、1年間で30万4000円のお金が貯まる計算になります。また、目標とする貯金額が貯まったら、「ふやすお金」の割合を大きくすることもおすすめですよ。

年収400万円は結婚前の生活では贅沢をしなければ、問題なく生活できる経済レベルです。贅沢を抑え、「ふやすお金」に十分な金額を割り当てることで収入をふやし、結婚後の経済状況に余裕を持つことができますよ。

年収400万円の20代出産前夫婦の生活とは?

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年収400万円の20代出産前夫婦の場合、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 既婚
  • 養っている家族(扶養家族)あり
  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市部
  • 2人暮らし
  • 社宅制度なし

の前提で考えた場合も、一番大きな支出は「家賃」です。同じく「HOME’S」によると、東京23区内の30平メートル以上の1LDKの家賃相場は、足立区が最も安くて7.5万円、港区が最も高くて19.2万円ですのです。2人で年収400万円では家賃を抑える必要が有るため、家賃は9万円程とします。光熱費が1.5万円、携帯など通信費が2万円、食費が4万円、その他費用(日用品、移動費など)が1.5万円とすると、18万円が「必ず掛かるお金」です。

月額手取りが20万円とすると、1ヶ月で自由になるお金は2万円となります。年2回の2ヶ月分のボーナス支給月では、42万円の自由なお金ができることになりますね。

 

年収400万円の20代出産前夫婦、貯金や保険は?投資や運用は?

年収400万円の20代出産前夫婦におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、1ヶ月で自由になるお金の配分を、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

年収400万円の20代出産前の家庭におすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
2万円 2000円 8000円 1万円
(42万円) 4万2000円 16万8000円 21万円

結婚後は貯金に加えて、保険が加わるため「まもるお金」の割合が大きくなります。具体的には、夫婦それぞれの生命保険と医療保険がかかります。特に、奥さんの妊娠後の医療保険加入が難しいため、結婚直後に加入することが一般的です。

年収400万円の出産前夫婦の場合、年間で41万6000円の金額を「まもるお金」に、52万円の金額を「ふやすお金」に掛けることができます。家庭のキャッシュフローが赤字になることはありませんが、夫婦共働きか扶養家族のパートによって収入を上げることをおすすめします。出産後の生活費が上がると、自由なお金が減ってしまうためです。

出産前の時間を活用し、「まもるお金」「ふやすお金」を少しでも大きくすることで、出産後の経済状況に余裕を持たせることができますよ。

 

年収400万円の20代子持ち夫婦の生活とは?

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年収400万円の20代子持ち夫婦(子供は1人)の場合、どのような生活ができるのでしょうか。

  • 既婚
  • 養っている家族(扶養家族) 2人
  • 勤務先が東京、大阪、名古屋など都市部
  • 3人暮らし
  • 社宅制度なし

の前提で考えた場合も、一番大きな支出は「家賃」です。出産直後夫婦の家の間取りは、出産前と同程度と仮定し、家賃は9万円程とします。育休中の奥さんの在宅を仮定し、光熱費を5000円アップの2万円、携帯など通信費が2万円、乳幼児に必要な食費を仮定し、食費が1万円アップの5万円、その他費用(日用品、移動費、育児費用など)も5000円アップの2万円とすると、20万円が「必ず掛かるお金」です。

月額手取りが20万円とすると、1ヶ月で自由になるお金はありません。家庭のキャッシュフローが赤字になることはありませんが、「まもるお金」「ふやすお金」の割り当てる金額がなく、不安の残る家庭生活が強いられることが想像できます。

 

年収400万円の20代子持ち夫婦、貯金や保険は?投資や運用は?

年収400万円の20代子持ち夫婦におすすめの貯蓄や保険、また、投資や運用について、ボーナスは2ヶ月分で年2回支給の条件を前提に、1ヶ月で自由になるお金の配分を、下記の表の通りにまとめました。

ライフステージ毎におすすめな自由なお金の使途割合

お金区分 月間金額割合
独身 出産前 出産後
つかうお金 10% 10% 5%
まもるお金 20% 40% 55%
ふやすお金 70% 50% 40%

年収400万円の20代出産後の家庭におすすめな自由なお金の月額配分

自由な金額
(ボーナス時)
月間金額
つかうお金 まもるお金 ふやすお金
0万円 0円 0円 0円
(40万円) 2万円 22万円 16万円

出産後は、教育積立を目的とした貯金や保険への加入が一般的です。そのため、出産前に比べて、より「まもるお金」の割合が増やすことが一般的です。

ただ、年収400万円の出産後夫婦の生活では、「まもるお金」「ふやすお金」がありません。具体的には、夫婦の「医療保険」「生命保険」、子供の教育積立金に当てるお金が不足しているといえますね。毎月「必ず必要なお金」で収入がすべてなくなってしまうためです。

産休中や育休中を除いて、夫婦共働きかパートでの収入が少しでもあると、「まもるお金」「ふやすお金」へ回すお金の余裕が生まれます。

また、年収400万円で2人目の出産を希望する場合は、経済的な余裕を広げる必要があります。夫婦のキャリアプランを考えるなど、まずは今後のライフプランを共有して、お金の使い方や収入の増やし方について話し合ってみてくださいね。

 

20代で年収400万円台は、転職で年収を上げられる可能性が高い

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この記事を読んだ方へオススメのアクションプランは

「人生計画におけるマネープランを考える」

「年収をあげたいなら転職を視野に入れること」

です。

20代であれば未婚の方も多いので「結婚」「出産」をするかしないかで、短期的・中長期的に必要な金額が変わってきます。人生計画を立てて、最低限必要なお金は蓄えておくことがオススメです。

年収をあげたい場合は、転職を検討することもオススメです。20代であれば転職しやすい年齢ですし、業種や職種によっては今よりも高い年収が期待できる職場が見つかる可能性が高いです。

ポイントは「入社してから年収を上げる」スタンスです。20代だとポテンシャル採用の傾向が強く、企業が求める実績を持っていない方もいらっしゃいます。その状況下での転職は、年収はダウンでいくのが一般的です。

入社して実績をあげて、自分の実力で年収を上げていくことをベースに、転職先を選ぶのがオススメですよ。