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2019.11.19
2019.11.19
兵庫県は日本海と瀬戸内海の2つの海に面しています。そのため歴史には港の存在が大きく関わっています。平安時代には大輪田の泊が瀬戸内海の交通の要所として栄えました。大輪田の泊は平清盛が日宋貿易を行った地としても有名です。
大輪田の泊は「兵庫津」と呼ばれ、室町時代には足利義満が日明貿易を始めると国際貿易港としてさらに発達し、周辺地域を潤しました。農業や漁業のほかにも製塩や製紙、鉄や銅の生産などの産業が発展していきます。
その後、国際貿易港の地位は堺に奪われてしまいますが、江戸時代には県域の安定した藩政のもと、綿作・菜種作や酒造業、製紙業、鉱業のほか、さまざまな地場産業が生まれていきます。兵庫津は江戸時代になって、上方と日本海側地域を結んで交易を行う寄港地として復活しました。
江戸時代後期、開国の気運とともに諸外国から兵庫津での交易が求められ、1868年に兵庫(神戸)が国際貿易港として開港します。
明治以降西欧文明の流入とともに国際貿易港として発展した神戸港周辺には、マッチ製造や紡績、造船、製鉄などの近代工業が起こり、阪神間の海岸部は大規模な工業地帯となっていきます。
戦後、復興とともに神戸での貿易額は巨額となり、周辺の播磨地域の工業開発が進みます。インフラ整備がさらに進み、爆発的に人口も増加しました。一方、過密や公害問題などの深刻な問題も表面化し始めます。
平成になってから、兵庫県は阪神淡路大震災で大きな被害を受け、県庁所在地の神戸の一部では壊滅的な被害を受けました。
兵庫県公式ホームページ「推計人口」によると、2019年時点、兵庫県の人口は546万3609人で、県面積は8万0095平方キロメートルです。面積は全国第12位の広さとなっています。また兵庫県には合計50の市区町村があります。
人口が最も多いのは神戸市で、人口は152万2944人です。神戸市は兵庫県の県庁所在地となっています。神戸市は日本を代表する港町であり、市町村としては全国6番目の人口の都市です。
2番目に人口が多い都市は姫路市です。53万363人が暮らしています。兵庫県の南西部(播磨地方)に位置しており、中核市に指定されています。世界遺産の姫路城、書写山圓教寺、三大荒神興の1つである灘のけんか祭りなどが有名です。
3番目は西宮市の48万7413人です。兵庫県の南東部にある市で、中核市、保健所政令市となっています。阪神甲子園球場があることで有名です。
兵庫県では、神戸市に県の人口の約27.8%が住んでいます。人口が多い上位3市では約46%です。神戸市、姫路市、西宮市に兵庫県の人口のおよそ半分が住んでいることになります。
出典:兵庫県公式ホームページ「推計人口」
兵庫県ホームページ「平成29年度兵庫県民経済計算(概要版)」によると、2017年の兵庫県の名目県内総生産は約21兆3,288億円です。対前年比で約1.9%増加しました。出典:兵庫県ホームページ「平成29年度兵庫県民経済計算(概要版)」
産業別の生産額は以下の表の通りです。
産業 | 生産額 |
---|---|
第一次産業 | 1107億円 |
第二次産業 | 5兆8217億円 |
第三次産業 | 15兆2914億円 |
「平成27年国勢調査」によると、2015年の兵庫県の人口の年齢別割合は以下の表の通りです。
年齢区分別人口は以下の表の通りです。
年齢区分 | 人口 | 割合 |
---|---|---|
年少人口 | 70万6871人 | 12.8% |
生産年齢人口 | 328万212人 | 59.3% |
老年人口 | 148万1646人 | 26.8% |
75歳以上人口は69万4869人(12.6%)となっています。出典:兵庫県/平成27年国勢調査「人口及び世帯数」
総務省統計局「労働力調査(基本集計)都道府県別結果」によると、2019年4〜6月期の平均値の兵庫県の労働人口は約281万1000人です。完全失業者は約7万4000人、完全失業率は約2.6%となっています。
完全失業率は対前年同期比で約3000人増加しています。
出典:統計局ホームページ「<参考>労働力調査(基本集計)都道府県別結果〜2019年4~6月期平均結果(エクセル:24KB) 〜」
情報サイト「年収ガイド」によると、兵庫県の平均年収は約490万3300円で、全国第8位です。平均賞与は約93万9700円、平均勤続年数は約12.2年となっています。兵庫県の平均年収は東京都の約79%です。出典:年収ガイド「都道府県別年収ランキング」
兵庫県公式ホームページ「県民経済計算」によると、2017年の兵庫県の1人当たり県民所得は297万円です。出典:兵庫県公式ホームページ「平成29年度兵庫県民経済計算(概要版)」
総務省統計局が発表した「基準平均消費者物価地域差指数」によると、2018年の全国平均を100としたときの神戸市の物価地域差指数は100.3です。同時期の東京都は104.4ですので、物価は標準並みといえます。出典:総務省「小売物価統計調査(構造編)」
2010年の国勢調査によると、兵庫県の共働き率は44.5%で、全国44位です。全国平均の48.8%と比較すると低い水準です。兵庫県など大都市圏では、農業従事者が少なく家族経営が少ないこと、核家族が多いことが要因と考えられます。出典:総務省統計局「平成29年就業構造基本調査」
学校教育情報サイト「Gaccom」によると、2018年10月時点での兵庫県の待機児童数は3646人です。全国第4位となっています。待機児童の多さも、共働き率の低い要因の1つです。
昨今の景気の状況を受けて、都市部で働きたい女性が増加しています。女性の社会進出への環境整備が望まれています。
兵庫県は古くから貿易都市として栄えました。名目県内総生産は約18兆円で、ヨーロッパの小国に匹敵します。ただ平均年収は全国上位に位置しますが物価が高く、1人当たり県民所得も全国平均を下回っています。これには共働き率の低さが背景にあると考えられます。
阪神淡路大震災で大きな被害を受けた兵庫県のこれからの課題は、女性の社会進出をいかに促進するかにあるといえます。
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