20代におすすめの転職エージェント全15選!選び方は?そもそも使ったほうが良い?転職サイトとの違いは...
2019.11.7
2019.11.7
いつもご覧いただきましてありがとうございます。BraveAnswer編集部です。
いきなりですが、質問です。あなたはこの3つの質問に答えられますか。
この質問に答えられなかった方は、知らないうちに損をしているかもしれません。
一般に、「年収」とは「額面給与」と呼ばれたりしています。
皆さんが受け取る給与は、
などがあります。
これら勤務先から受け取る給与すべてを合計したものが「額面給与」と呼ばれるものです。
一般に「年収」や「月収」と呼ばれるものは「額面給与」と同義で使われています。
求人広告や転職時に
ことがほとんどです。
自分の年収を把握したい場合は源泉徴収票の支払金額で確認することができますよ。
「手取り給与」とは、「額面給与」から、いろいろと差し引かれた金額のことです。
みなさんの給与口座へ毎月振り込まれる金額は、「額面給与」から
を天引きした金額ということになります。
条件でいろいろ変わりますが、一般的に、額面給与の2割程度が天引き額となることが多いです。
自身の給与の内、毎月どれくらいの金額が天引きされているかは、給与明細で確認することができます。
これを機会に、額面給与からの天引き額を確認してみるといいですね。
知らずに損するよくあるシーンは、「額面給与」と「手取り給与」の違いを理解せず、転職の条件交渉をする場合です。
「額面給与」の金額を貰えるはずが、実際は「額面給与」より少ない「手取り給与」しか貰えないことはよく聞く話です。
まとめると、
ということになります。
これを期に、
といった質問に答えられるように自身の理解を整理しておくといいかもしれませんね。
年収については
など、お金については様々な考え方があると思います。
いずれにしても、お金についてのリテラシーを身につけることで、限られた年収を有効に使うことが可能になります。
「お金のリテラシー」を身につけるには、マネーセミナーなどを一度受講してみることもおすすめです。無料の講座が多いというのも魅力的ですね。
講座名 | 内容 | 料金 |
---|---|---|
ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」![]() | 年間255講座、延べ43万人が受講したお金の学校の定番講座。 | 無料 |
アットセミナー | 国内最大級のマネーセミナー。 平日夜や土日にも開催 | 無料 |
また年収アップの方法も様々な方法があります。
これを機にまとめて頭に入れておくのもいいかもしれません。
では、みなさんどれくらい年収をもらっているのか見ていきましょう。
20代の年収ごとの人数割合と人数をまとめました。
20代のビジネスパーソンのほぼ9割が年収500万円以下であることがわかります。
20代の年収ごとの人数割合と人数一覧
年収 | 20代に占める割合 | 20代の人数 |
---|---|---|
300万未満 | 31.8% | 318万人 |
300万円台 | 37.8% | 378万人 |
400万円台 | 19.3% | 193万人 |
500万円台 | 7% | 70万人 |
600万円台 | 2.6% | 26万人 |
700万円台 | 0.8% | 8万人 |
800万円台 | 0.3% | 3万人 |
900万円台 | 0.1% | 1万人 |
1000万円以上 | 0.2% | 2万人 |
(転職サービスdoda:「平均年収ランキング2015」より[22万人登録データより])
また、国税庁が毎年発表している民間給与実態統計調査(2014年9月発表)によると、30歳未満の年代別平均年収は
とされています。
全年齢の合計での平均は
です。
30歳未満でみると
が平均年収といえます。
年収について考えていくと、今の会社に本当に正しく評価されているのか気になるのではないでしょうか。あなたの本当の適正年収はいくらでしょうか。
実は自分の適正年収は調べることができます。ミイダスというサービスです。あなたの今の働きで、現在の年収よりも大きい額をもらえる可能性があるのでチェックしてみてください。
転職や就職をする気がなくても、新しい視点が得られるのでおすすめです。結果的にあなたに見合った評価をしてくれる企業やあなたの適正にあった企業と出会えるかもしれません。
年収500万円以上を目指すならば、転職を視野に入れて考えるのもオススメです。
とはいえ、これは「額面」でのお話です。さらに源泉徴収票をみれば、ご自分の年収をふくめて多くのこと詳しく知ることができます。
源泉徴収票を見ることで、額面、手取り、所得を知ることができます。
源泉徴収票を理解して、自分の金額感を正確に把握することをオススメします。
手取りは、会社から支払われるお金から税金や保険料などが差し引かれたものを指します。
正確な手取りを知るためには、以下の計算が必要です。
「支払金額 − 源泉徴収税額 − 社会保険料等の金額 − 住民税(1年分) − 交通費(1年分)」
所得は、基本的には入ってくるお金から経費を差し引いたものを示します。
所得とは「給与所得控除後の金額」のことで、さらに「所得控除の額の合計額」を差し引くと課税所得になります。
どちらも源泉徴収票に記載されています。
額面とは、会社から支給される金額のことをいいます。
これがいわゆる年収にあたります。
年収=収入=額面です。
源泉徴収票の見方を知れば、年収アップした場合のご自分の財政状況も想像がつきやすくなるでしょう。
年収が300万円の場合、1ヶ月の月額「手取り」はいくらなのでしょうか。
を条件として計算すると、
になります。
年収500万円で同条件で計算すると、
です。
どちらも「手取り」は「額面」金額の約80%になります。
さらにステップアップして年収1000万円の手取りはどんなものでしょうか?
では、年収1000万円の場合をみていきましょう。
先ほどと同じ国税庁発表の民間給与実態統計調査によると、
です。
これまでと同条件で計算すると、月額の手取りは
です。
「手取り」は「額面」金額の約73%にまで下がるのです。
年収の27%は無条件で税金と社会保険料になるともいえます。
サラリーマンの年収については大まかなビジョンが見えてきたのではないでしょうか。
次は、意外と知られていない自営業の年収について見ていきます。
知っていて損はありませんよ。
自営業者の収入とは、仕事をすることによって手に入れたお金の総額を指します。
例えば、商売をしている自営業者が1年間に
となります。
「所得」は、
です。
自営業の人の場合、
のが一般的です。
ただ社会人の場合、税金等を差し引かれる前の金額を年収とします。
整理すると
自営業者と会社員では「年収」の定義が異なるのです。
自営業者の年収平均は、明確な統計データが示されていません。
開業医など専門性の高い職種であれば年収1000万円を超える自営業者がいます。
ただし、自営業者は仕事が確保できないと収入はゼロです。
詳細は関連記事にまとめたので、合わせてご覧ください。
だんだんと自分と給与の関係が理解が深まってきているのではないでしょうか?
自営業の方も、サラリーマンの方も税金についてもう少し突っ込んで見ていきましょう。
年収500万円の月額手取りが約25万円なのに対して、年収1000万円では約45万6000円。
頑張った結果年収が上がったのに、なんだかもったいない感じがしますね。
日本では年収があがればあがるほど、税率もあがるシステムであることがその理由です。
以下では、
の概算をまとめています。
年収が2倍になっても、手取り給与が2倍になるわけではないのです。
年収別税金及び社会保険による控除割合一覧
年収 額面 | 控除 割合 |
---|---|
300万円 | 20% |
400万円 | 20% |
500万円 | 20% |
600万円 | 20% |
700万円 | 25% |
800万円 | 25% |
900万円 | 26% |
1000万円 | 27% |
具体的な手取りの金額もひとめでわかるようにまとめました。
年収別手取り給与一覧(年額、ボーナス別月額)
年収 額面 | 手取 年額 | 手取月額(ボーナス別) | ||
---|---|---|---|---|
2ヶ月分 年2回 | 2ヶ月分 年1回 | 無 | ||
300万円 | 240万円 | 15.0万円 | 17.1万円 | 20.0万円 |
400万円 | 320万円 | 20.0万円 | 22.9万円 | 26.7万円 |
500万円 | 400万円 | 25.0万円 | 28.6万円 | 33.3万円 |
600万円 | 480万円 | 30.0万円 | 34.3万円 | 40.0万円 |
700万円 | 525万円 | 32.8万円 | 37.5万円 | 43.8万円 |
800万円 | 600万円 | 37.5万円 | 42.9万円 | 50.0万円 |
900万円 | 666万円 | 41.6万円 | 47.6万円 | 55.5万円 |
1000万円 | 730万円 | 45.6万円 | 52.1万円 | 60.8万円 |
長いことお付き合いいただきありがとうございます。
この記事もあと少しでおしまいです。
最後に今後のあなたの年収についての大事なお話をして終わりになります。
更にこの税率は、今後ますます上がるのではないかともいわれています。
財務省によると、日本における「国の借金」は、2019年3月時点で1103兆3543億円です。
今後借金返済のために国民負担が増えることが想定されます。
その場合は税金が増え、手取りと額面の差額がますます拡大する可能性が充分に考えられます。
出典:「日本経済新聞 2019/5/10」
交通費や住宅手当が受けられる場合、これらの手当は年収として換算されます。
そのため一見年収が増えたように感じられますが、税金がかかるというデメリットのあるのです。
手当はもちろん大切ですが、それによって税金を多くとられてしまわないように注意が必要です。
この記事を受けて何かしたいと思った方が起こすべき行動は2つです。
です。
例えば生命保険に入ったり、ふるさと納税といった制度を活用したりすると、税制面での優遇が受けられるケースもあります。
コントロールの前提は把握です。
まずは自分の状況を整理することからはじめてみてくださいね。
手取りは額面から税金などを引いた金額です。
あなたの理想の生活にかかる金額はおいくらくらいでしょうか?
実際に必要な手取り金額を得るには額面ではそれ以上の年収を目指すということを覚えておくといいでしょう。
そのためにも額面と手取りの違いや差額がわかれば、自分に必要な年収もわかってきます。
自分の理想の年収を得るためにも、現在の収入をしっかりと把握して、ライフプランを立てることをオススメします。
また、ご自分の年収について疑問や不満がある場合には、あなたの市場価値にあった年収を知るためにも、一度、転職エージェントに相談してみることもオススメです。